2015年09月05日
金剛界 降三世会尊像パーツ描き3(外周3)
外周 尊像パーツ描き3
降三世会の尊像パーツ描き、外周の3回目。
今回は降三世会 西方の五天を描きます。
降三世会 西方五天
外周西方には八護方天のうち西南(11)、西北(12)、東南(14)、北(15)の地居天に属する四天が位置する。ただし中央の13は西門を守護する毘那夜迦の眷属。
11)羅刹天(らせつてん)
少々図像が荒れているように見える物の色や尊様はわかる。
煩悩を破壊し仏法を守護する西南の護法天。
右手に煩悩を破壊する火焔棍棒を持つ。
12)風天(ふうてん)
少し色が暗めに出ている。
風天は風を司り、雨雲をさそい黒雲を吹き払う大いなる力をもつ西北の護法天。
右手に煩悩を吹き払い宝珠(菩提心)を顕わにする宝珠風幢を持つ。
13)金剛衣天(こんごうえてん)
弓箭がいまいちはっきりしないが、象頭人身の特異な容姿はよく分かる。
金剛衣天は弓箭毘那夜迦ともいう象頭人身の毘那夜迦の眷属。
弓箭を手に障害と戦い、また、愛欲の本性清浄をあらわす。西門の守護天。
14)火天(かてん)
微細会では左手に棍棒を持っていたが、降三世会では利剣を振りかざす。
火天は煩悩を焼き尽くしほとけの智慧を与える東南の護法天。
右手に火炎、左手に利剣を持つ。
15)毘沙門天(びしゃもんてん)
図像が擦れているように見えて少々わかりにくいが、表情や服装がわかりやすい。
毘沙門天はヴァイシュラヴァナの音訳で、多く聞く者の意から多聞天とも呼ばれる。
仏敵を打ち据える護法の宝棒を持物とする。北方の護法天。
右手に宝棒、左手に塔を持つ。
以上、西方五天でした。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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