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2015年06月29日

本紹介No. 025『ブッダの人と思想』

『ブッダの人と思想』

前々回の本紹介中村元先生の『釈尊の生涯』を読みました。

中村先生の釈尊像をもう少し理解したいと思いこの本を手にしました。

中村 元、田辺祥二 著 大村次郷 写真
     『ブッダの人と思想』(NHKブックス 1998)



本書では経典からの引用に出典が記されており、また、『釈尊の生涯』とは異なるアプローチで釈尊のことを表現しているようだったので読んでみました。
構成

B6判、208ページ
本文48ページごとに4ページのカラー写真が原始仏典からの引用句と共に掲載されている

本文構成は以下の通り。

    はじめに
    第一章  自らその意を浄める
    第二章  悪魔との対話
    第三章  不死の門は開かれた
    第四章  法輪を転ず
    第五章  この身は泡沫のごとし
    第六章  一切にわがものなし
    第七章  生きものたちに幸あれ
    第八章  善き友とともに
    第九章  空飛ぶ鳥に迹なし
    第十章  仏に帰依す
    第十一章 安らぎの境地
    第十二章 自らを灯とせよ
    おわりに


大体は釈尊の生涯に沿った流れになっているだろうか。
内容

本書はNHKテレビ「こころの時代」で一年間十二回に分けて「ブッダの人と思想」と題して中村元先生が出演されブッダの教説についてお話しした番組内容を田辺祥二氏が中村元先生の研究を元に一冊に編集したもののようです。

内容は上記構成にあげた全12章のテーマにあわせて原始仏典から釈尊と仏弟子たちのことばを適宜引用し、解説を加えるスタイルになっています。

そこには珠玉の名句が挙げられ、釈尊と仏弟子たちとのエピソードに心が温まり、ときに悩み傷つき道を求めた先人たちの生の声が聞こえてくるかのようです。

釈尊の思想に関する解説はその意識を原始仏教の時代に限らず、後世の大乗仏教における教義へのつながりや現代的思想観念の中での再解釈などを行い、釈尊の教えの普遍的な魅力を伝えています。

その一方で、問題点としては著者名に中村元先生と田辺祥二氏の2名が併記されており、また、本書成立の経緯が「はじめに」の中で中村元先生が先生の研究を元に田辺祥二氏に原稿をまとめていただいたとし、また、田辺祥二氏が「おわりに」で書きすぎや書き込み不足、または中村先生の意図を十分に理解していないことがあったりするところは田辺祥二氏の責任であるとしています。

このことから、はたして本書に説かれている思想は中村先生のものであるのか田辺祥二氏のものであるのか判然としません。

本文の表現スタイルは中村先生のものとは異なるために意味内容を理解するのに、僕の場合は少し時間を必要としました。

しかし、内容は論理的で視野が広く素晴らしい内容だと思いました。
曼荼羅作画とのかかわり

両界曼荼羅は密教図像です。

原始仏教と密教では時代や思想が遠く離れているようでも、その根底に流れる意識は共通のものであることが感じられます。

そして、原始仏教と密教の両方を理解しないことには共通であるところ、似通っているところ、異なるところ、全く独立のところ、それぞれを見分けて理解することができません。

諸行無常の世の中で原始仏教から密教まで様々なことに変化がないわけがないのであり、刻一刻と変化し続けるなかで捉え直すことに何かしらの意味があるとおいながら描きます。

では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ




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posted by mandalazu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介
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