発達障害の人間が仕事に就くまで

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仕事がきつい


嫌なことばかり


肉体的にも精神的にも限界


仕事なんて辞めてしまいたい


そう思った経験は誰でもあります


私はうつ病になって休職し、退職しました


もしあなたがうつ病まで到達していないのなら

退職する決断を出来る限り遅らせてみましょう


そのためにはまず・・・



退職届を作成してカバンの中にしまっておきましょう

いつでも退職できる準備をして、３か月待ってみましょう


それでも限界なら退職する決断もありですが


気持ちが変わっていてまだ出来ると思うなら退職は今回スルーしましょう


人間の気持ちは絶えず変動します


辞めたいのは一時的な気持ちだったわかるでしょう


辞めたい気持ちになったらこれを試してみましょう

実際に障害者枠で就職活動をして、大手企業から内定を取ることができました





正直言って、一般枠の中途採用では内定を取るのはまず不可能な規模の企業でした


障害者雇用の利点として・・・


一般枠と比べて採用のハードルは格段に低いことが挙げられます


年齢、職務経歴、学歴など中途採用では重視される項目が障害者枠では基準が甘いのです


自分の職歴や学歴、年齢に不安があっても可能性は十分あります


とくに学歴に関しては不問に近い状態です



大切なのは人柄や姿勢


それに自分の障害を理解し、自分の言葉で説明できることなのです


また補足をすると

給与や福利厚生、働きやすさなどを考慮すると



大企業の障害者枠＞中小企業の一般枠



となっているケースさえあるのです


これはこれで問題と思う方もいるでしょうが、事実、そういったケースもあるのです


これらのことを検討の材料として障害者手帳を取得するかどうかも考えてみましょう

長期療養で働く自信が回復していない



生活のリズムも乱れてしまってどうしよう



働く感覚を忘れてしまった



そんな人も多いでしょうし、不安や悩みを抱えていると思います


そこで活用してほしいのが



就労移行支援事業所です



例えば大手のパーソルチャレンジが運営する

障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】




障害者の就職支援サービスもされている実績のある企業なのでおすすめです


ほとんどの方が無料で参加できます


今後の就労可能性を拡げる一つの選択肢としてはかなり役立つと思います



私も過去を振り返れば、就職するまえに参加していれば良かったと後悔しています



今回は一つ提案をする記事にはなりますが、頭の片隅に入れておくと役立つでしょう

障害者雇用で一番多い職種の事務職


大企業で多くのサラリーマンが従事する事務職


公務員の代表格の事務職


ホワイトカラーの定番の事務職



「事務職」に就きたい人はとても多く、人気がある職種です



私も以前の職場（障害者雇用の大企業）では事務職に従事していました


事務職に対する漠然とした憧れや安心感があったのも事実です



ですが発達障害、特にADHD傾向が強い人にはお勧めできないと思いました




何故かと言うと





些細なミスを連発してトラブルが絶えないからです


事務職での書類ミスやPCでの作業ミスは一番やってはいけないことです


事務職ではミスなく処理できて当然という前提なのです



つまり評価の方法が減点方式



何かアイデアを出したり企画をする職種と事務職は根本的に違います


私は書類のミスやPCでの集計ミスを繰り返し、みるみるうちに減点法で評価され


職場での立場がなくなってしまいました



このような実体験から、安易に事務職に飛びつくのは危険だと思ったのです



もう一度、自分自身を分析し、どんな職種だと特性を発揮しやすいか考えるべきです



もちろん、失敗した実体験は貴重なサンプルなのでトライ＆エラーの精神でやればOKです

このブログでは主にメンタル系の疾患（発達障害含む）について書いています


そこで今回は


特にメンタル疾患で障害者手帳を取得しようか悩んでいる方に向けての記事になります



「手帳を取得しようか」と悩んでいる方はこれまで大変つらい経験をされたと思います


うつ病、統合失調症、不安障害、発達障害・・・

このどれか、あるいは複数を併発している方もいるでしょう


仕事を休職したり、退職したりで色々な思いがあるでしょう


そこでタイトルの答えをズバリ言うと・・・



障害者手帳は取得したほうがよいです



理由は


�@障害者手帳があれば、障害者雇用にも一般雇用にも応募できる


�A手帳はいつでも返還可能


�B等級によっては医療費免除などの福祉サービスがある




順番に見ていきましょう
＜まずは�@＞


障害者手帳を持っているかどうかを開示するのは本人の自由です


特にメンタル疾患の場合、余程のことがないと見た目では判断できません


障害者手帳を持ちながらもそれを伏せて一般雇用に応募するのは構わないのです




いわゆるクローズ就労とよばれるものです


法的に全く問題がない


欠点といえば障害者として配慮を求めることが期待できないことでしょう



＜続いて�A＞


中には障害者手帳を取得すると


それが一生ついて回ると勘違いしている人が非常に多い



そんなことは全くなく、自分の意志で取得できるし、自分の意志で返還できるのです



医師から明らかに障害の状態にあると言われても、取得と返還は自分の勝手でできるわけです



＜続いて�B＞

これは自治体によって異なりますから各自確認してほしいのですが

私の住んでいる自治体では精神障害１級、２級の人は福祉医療制度の対象となり


病院での窓口負担がゼロになります



これは自立支援とは別の制度なので、精神科の特定の病院しか適用されないわけではなく


県内のすべての病院（診療科）が無料になります


これは非常に助かる制度で私のような重度障害者にとってはありがたい制度です



私が特に伝えたいのは�@です


ここをまとめると


【障害者手帳を持っている人の就活パターン】


A.手帳を開示して障害者雇用に応募

B.手帳を開示せずに一般雇用に応募

C.手帳を開示して一般雇用に応募



の３通りです


Cのパターンは先ほどは触れませんでしたが、就活の選択肢としては低いのですが

一応、可能なパターンです


「障害者ですけど」とオープンにして一般雇用に応募しても全く差支えありません



ただし・・・採用される可能性はとても低いと言わざるを得ませんが・・・


それでは一旦、この記事はここまでとします

転職サイト、転職エージェントを使って就職・転職活動をするにあたって


過去の失敗に目を向けてみることが重要です



過去の失敗は思い出すのは、本当に辛いことです


できればブラックホールにでも吸い込んでもらいたい


この気持ち・・・痛いほどよくわかるのです



しかし、失敗＝上手くいかなかったシチュエーションや環境なわけですから


同じ失敗を回避する、苦手な状況を避ける、出来ることにフォーカスするという観点からみれば


過去の失敗は成功のための最高のサンプルなのです





私の場合、動作性IQが低く、細かい作業や流れ作業は非常に苦手です


この失敗はたくさんのサンプルがあるので、真実です



ではまた同じ失敗を繰り返すのか、となるとそんなことはしません


自分の仕事を探す候補から、苦手な作業が含まれるものを排除すればよいのです


まずは過去の失敗をサンプルと捉え、自分の苦手を明らかにしましょう




苦手は克服するべきものではありません


回避さえすればよいのです

実際に転職エージェントの面談に行ってみて良かったこと・・・
それは

純粋に話を聞いてもらえたこと



でした


自分の障害特性、将来の希望、仕事に求めること、企業の気持ち、過去の経験など


自分の人生そのものをじっくりと聞いてもらい、職種や業界を提案してもらえたのです


また、じっくり面談するため人と会話するトレーニングにもなります


初対面の人と話すのは誰でも抵抗はあるでしょう


障害のこともオープンにするので尚更です


ですがここまで話を聞いてくれる機会は滅多にありませんので


このチャンスを最大限活用すべきです


そのためには・・・


自分の障害特性をきちんと理解し、他人に説明できるように準備しよう


職務経歴書を作成して、障害特性や自己PRを盛り込み添削してもらおう


自分の希望や思いを頭で整理しよう


過去の職歴や経験も整理し、説明を求められたら答えられるようにしよう



など、事前準備もお忘れなく


そうすればかなり有意義な面談になり、書類選考や面接対策もしやすくなります

転職サイト（直接応募型）と違って、転職支援を受けながら企業に推薦してもらう方法もあります


それが転職エージェントです



初めての転職（就職）で不安がある


どうやって情報収集すれば良いの？


自分の障害にあった仕事って？


面接対策はどうすればよいの？


など基本的な不安から内定、入社調整まで全部やってくれます

しかも無料です


なので転職エージェントを使わない手はありません


個人的には複数の転職エージェントに登録し、かつ、転職サイトにも登録して

併用（二刀流）で転職（就職）活動をお勧めします




私もお世話になった障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】
に登録するべきでしょう




面談に行って損はありません

自分に対する客観的な意見も重要なのです

障害者として就職・転職をしようと思うなら・・・



ハロワ、転職サイト、転職エージェントのどれかになります。



まずは気軽に自宅で、自分で活動しようと思うなら
障害者向きの転職サイトに登録しましょう


というか、転職サイトの登録は健常者だろうが障害者だろうが必須です！！




私も登録し、実際に内定まで行けたのが障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】



このサイトになります


まずは自分で情報収集し、どんな会社があるのか、どんな職種があるのか

じっくり見てみましょう！！



この行動が仕事を得る第一歩になるのです。


また、履歴書や職務経歴書をとりあえず作成する練習にもなります。


やって損はないので必ず登録し、一歩踏み出していきましょう。

普通の人は「解雇」と聞いて相当なネガティブなイメージを抱いているに違いありません。


これだけは紛れもない真実でしょう。


では、私の経験（一般常識含む）から解雇にならないための鉄則を幾つか示したいと思います。



�@無断欠勤は絶対やめよう（シフトのドタキャンや急な変更含む）


職場が滅茶苦茶ブラックでバックレして即座に逃げたい環境ならOKですが、ただ何となく
「今日行くのだるいから」レベルは会社に通用しません。どうしても急用急病なら仕方ないですが
なるべく早めに連絡しましょう。




�A新人へのパワハラセクハラは絶対やめよう




これも常識ですが、新人がすぐに入って辞めていくような職場はこれらが蔓延しています。
新人さんが店長なり管理職なりにチクって辞めていった場合、自分自身も加害者としてクビになる可能性が極めて高いです。




�B横柄な態度はやめよう




これも常識です。新人だろうがベテランだろうが、むやみにトラブルを起こす人を会社は置いておけないと判断します。
いつも笑顔でいてください。自分が新人の場合、ミスをしてもしっかり反省を態度で示せば許されます。
逆にネチネチ言ってくる人は�Aが守れておらず、本人がおかしいので店長なりに申立しましょう。



書いてみればどれも常識の範囲内の話ですが、守れていない人がなんと多いことか・・・



能力がないことを理由に解雇されるのはまだ良いとして（労働契約法や判例的にはアウトですが）


完全に自分に非がある形で解雇されるのは避けるべきです。