2021年01月21日
相手がしんどくなる攻撃型コミュニケーション
相手がしんどくなる【攻撃型のコミュニケーション】
「コミュニケーション能力が高い人」というのは、何も会話が上手い人という意味だけではありません。
もっと広い意味合いがあります。
単に自己主張ができることが良いコミュニケーションではありません。
自己主張をしすぎて相手を傷つけてしまうタイプもいます。
他人を困らせることもなく自分も我慢してしんどくならない
適切なコミュニケーションのことを、
アサーティブなコミュニケーションと言います。
アサーティブでないコミュニケーションには、
1攻撃型のコミュニケーション
2受身型のコミュニケーション
3作為型のコミュニケーション
の3つのコミュニケーションがあります。
今回はそのうちの1攻撃型のコミュニケーションについての知識を習得していきます。
次のような人は、攻撃型のコミュニケーションをするタイプです。
・思ったことは何でも言う
・自分の意見を通そうとする
・コミュニケーションで勝とうとする
・相手の意見を批判することが多い
・有名人のダメ出しをする
・正義感が強くて「正しくない人」を罰したくなる
このような攻撃的なコミュニケーションは
自分は傷つきませんが、相手を傷つけてしまいます。
何でもかんでも自己主張をすれば良いというわけではないのです。
攻撃的なコミュニケーションのタイプは、
コミュニケーションを勝ち負けで考え、自分の意見が正しく尊重されるべきだと考えます。
相手にも自分の正しさを認めさせようとします。
自分の正しさを示すために、他人の意見を否定したり、
他人の行動、芸能人の行動を批判したりすることもあります。
「自分の主張が勝つ」ために、
相手を変わらせようと強制するコミュニケーションなのです。
この攻撃タイプは自己主張をしますが、相手を尊重していないため、
アサーティブなコミュニケーションではありません。
攻撃タイプのコミュニケーション方法
攻撃タイプは次のようなコミュニケーションをします。
・正論を武器にする
攻撃的なコミュニケーションをする人は、
他者を尊重せずに自分が正しいと思っています。
そして自分の意見を他人に強要しようとします。
攻撃型の人が、自己主張をして自分の意見を通すためにはどうすれば効果的でしょうか?
それは正論を武器にすることです。
正論を使えば、相手の意見を自分と同じように変えることができます。
「居酒屋さんは人が多いから近くのフランス料理食べに行こう!(本当はフランス料理が食べたいだけ)」
「人前でさわぐんじゃありません!迷惑になるでしょ!(本当は親として恥ずかしいから騒がないで欲しい)」
正論であれば、相手は言い返すことができないので、主張が通りやすくなります。
攻撃型のコミュニケーションをする人は、
正論を使うことで自分の主張を通そうとします。
・威圧する
相手に強い口調で話して、恐怖感を与えようとします。
または、怒りを感情的に表現することで相手を屈服させようとします。
「感情を伝えること」と「感情的に伝えること」は異なります。
例えばイライラしたときに口調が荒くなるのは、
イライラを感情的に伝えています。
イライラをアサーティブに伝えることもできます。しかし威圧したり、批判したり
しているのであれば攻撃的なコミュニケーションのタイプになります。
感情的にイライラして威圧する場合もありますが、
先ほどのように、説教のように正論をかざすことで威圧する場合もあります。
そのようなタイプは逆に説教をされると怒りはじめます。
・批判する
攻撃型のコミュニケーションをするタイプは、
意外にも正論を言います。ですが正論であると思っているからこそ、
自分が正しいと考え、相手が間違ってると思ってしまうのです。
そのため相手を批判します。
もしかすると批判することで自分が正しいと思えるのかもしれません。
批判は他者の人格否定であったり、有名人の浮気のバッシングであったり、
政治家の行動の批判であったりします。
・自責欠如
攻撃タイプは自分の考えが正しいと考えるため、自分を責めることが少ないです。
これは批判する特徴ともつながります。
批判をするというのは自分が正しく相手が間違っていると考えている証拠です。
表面的には「私が悪かったかもしれない」と自責のように言う場合もありますが、
社会スキルとして言っているだけの場合もあります。
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コミュニケーション能力が低い人の3つのタイプ
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タグ:イライラする人
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