人生が順調な時に巡りあえるとは限らないものだと思っています。
上手くいっていないことがあって
そこでどうしても自分を変えていく必要がある。
そこで渇望感を持てるところがあって
自分の問題意識が高まっているからこそ
そこで目の前に現れてくるものでもあると感じています。
そうした意味では
調子が良いから本を読む、という習慣を持つのではなく
調子が上がってこないからこそ
そこで本を読むことに価値が生まれるものではないでしょうか。
そうした前置きはさておき
知的トレーニングの技術の中では
本を買うときの鑑定術として
以下の切り口が紹介されています。
@書名、前書き、後書きからどんなテーマを狙ったものなのか知る
A著者が、このテーマを書くのにふさわしい人であるかどうか
自分の知識や「著者略歴」をみて人物鑑定する
B自分の得意分野、知りたい問題が書かれている箇所を拾い読みして
その本がどの程度自分の期待にこたえてくれるものかを内容判定すること
C注や文脈を見て、古典をどれくらいふまえてものを言っているか
外国文献にどれくらい目を通しているか、を判定する
Dその本を書くためにどれくらいの知力とエネルギーがかかっているのかを知る
E誤字・誤植が多い本はやっつけ仕事である
F本の定価は内容とは無関係。
本に込められた熱量を知るためにも
自分がそこに向き合うだけの問題意識があってこそ
そこにお互いの関係性が繋がるところから
必要な本の存在も見えてくるものがあると感じています。
現在の自分の視点で読んでいて分かるものだけではなく
そこに自分が未知となるものを見いだすことが出来るものがあって
常に気付きが得られるきっかけとなる
本との出会いを大切にしていくことが
人生を拓くきっかけにも繋がるものではないでしょうか。
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