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2018年03月29日

「男と女のミステリー時代劇」第5話「後生安楽」







 3月28日の午後10時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、「男と女のミステリー時代劇」シリーズの第五話「後生安楽」が放送されました。
 まず、林金助(井上正大さん演じる)という、それなりに身分のある武士が登場します。身分はあり妻子がありますが、傲慢なところがあり、放蕩癖があって家にもろくに帰らず、博打をうったり茶屋通いで琴(小西キスさん演じる)という遊女に入れあげて、侍の身分を捨てても一緒になりたい、というようなことをいったりしています。
 妻のしづ(水崎綾女さん演じる)との間には幼い娘がおり、病弱でした。
 金助に家来として仕えている飯塚正弥(浅利陽介さん演じる)は、たいへん生真面目な男で、主の妻子のことを大切に思っている。金助夫婦の娘が熱を出した時も走り回って医者を呼んだりした。
 金助の妻や娘のことが心配で、実はしづのことを密かに想っていた正弥は、放蕩をやめて妻子を大切にしてくれるよう何度も金助に忠告したが、金助はまったく耳を貸さない。
 金助は放蕩しすぎて、やがてツケが溜まり、金も尽きてしまう
 正弥は再度、妻子をかえりみるよう迫る。金助は決闘でもする覚悟かとうそぶいて、せせら笑う。
 そんな折に、顔面をつぶされた遺体が発見される。身に着けていたものから、死体は金助だということになる。
 葬儀が行われ、その後、実家に帰ったしづに、正弥はしづと娘を支えたいといい、「形だけでいいから」と言う。つまり、形だけでも「夫婦」になりたい、というのだ。
 そして正弥としづは再婚するが、夫婦となりしづの娘を実の子のように可愛がる正弥に対しても、しづは亡くなった金助に操を立て、正弥を拒み続け、夫婦の契りを結ばなかった。
 そのまま数年の年月が経過したとき、金助そ知り合いの僧侶・知念(諏訪太朗さん演じる)は正弥・しづ夫婦を箱根へ行くように勧める。娘を実家に預けて、夫婦水入らずで、というのだ。
 そうして二人で行った箱根の湯治場で、正弥・しづは、何故か、宿の主人からといって宿の者から特別な歓待を受ける。
 奇妙に思いながらも正弥が湯に入っている間、しづは、とんでもない人物に会い、驚愕する。

 役人が金助の死を疑い出し、正弥に疑いの目が向けられ……。となり、金助殺しの真犯人探しの話かと思いきや、実はそうではなく、正弥としづの純愛物語といってもいいものでした。
 ただ、「とんでもない人物」の奇想天外な生き方はともかく、知念の真意が何なのか、ただ言われるままに動いただけなのか、よく分かりませんでした。
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