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2018年03月26日

村上弘明主演「闇の狩人(かりうど)」







 3月24日の午後8時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、村上弘明主演「闇の狩人(かりうど)」が放送されました。
 或る山中の峠道で、どこかの大名か旗本の家中の者同士と思われる侍たちが斬り合っている。
 その斬り合いで、複数の敵を斬り伏せたものの重傷を負った若侍(村上弘明さん演じる)が谷のほうへ倒れる。
 偶然通りがかってその若侍をを助けたのは、盗賊の弥平次(蟹江敬三さん演じる)だった。弥平次は、その若侍の言動に驚く。若侍は自分が何者であるのか、どうしてここにいるのか、斬った相手は誰なのか、どうして争っていたのか全然分からない、というのだ。
 どうやら記憶喪失となったらしい。
 弥平次はその若侍に仮の名を与える。谷川で出会ったから、姓は谷川。そして、自分の名の「弥平次」から一字とって「弥太郎」とした。
 弥太郎と弥平次は別れた。
 弥平次の棲み処は江戸にあった。
 しばらく経って、弥平次は偶然に、江戸で弥太郎の姿を見かけた。再会したとき、弥太郎の身の上には、初めて出会った時よりももっと驚くべきことが起こっていた。
 弥太郎は江戸の香具師の元締(田村高廣さん演じる)の世話になっていた。その元締は「仕掛人」の元締でもあり、弥太郎は元締に頼まれて仕掛人になっていたのだ。
 弥太郎を闇の世界から抜け出させてやりたいと思う弥平次。
 しかし弥太郎は仕掛人から足を洗うことが出来ず、次の仕掛へ。
 そんな時、弥太郎は食事の為、或る飯屋へ入る。そこで働く女(畠田理恵さん演じる)をひと目見た時、なぜかその女のことが気になった。次の瞬間、脳裏に、目の前の女とうり二つの女の姿が遠い日の記憶としてよみがえった。
 飯屋の女とうり二つの女の記憶とは何なのか?
 その疑問も解き明かされぬまま、弥太郎は、元締から依頼された仕掛を果たすために、闇夜にどこぞの大名家の家臣と思われる若侍を斬った。その時、相手の若侍は、弥太郎をみて或る名を口にし、「裏切ったな!」と叫んだ。
 はたして、その若侍や大名家と弥太郎の間に何か深い因縁があったのか?
 そうだとすれば、その大名家と元締の関係は?
 物語が進むうちに、それらの謎が徐々に明らかになります。
 弥太郎は何者だったのか?
 仕掛人から足を洗うことができるのか?

 これは池波正太郎氏原作のドラマです。池波氏の作品の中には「仕掛人」がよく登場します。そして香具師の元締といえば仕掛人の元締です。このドラマで登場する元締も仕掛人の元締です。田村高廣さん演じる元締が、冷酷非情な男なのか、一本スジの通った男なのか。それも見どころの一つです。
 





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