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2018年03月11日
宮アあおい主演ドラマ「眩(くらら)〜北斎の娘〜」
3月9日の午後10時から、NHK総合で、宮ア(正しくは「ア」の字)あおい主演ドラマ「眩(くらら)〜北斎の娘〜」が放送されました。
その名の通り、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の娘を主人公としたドラマです。
葛飾北斎(長塚京三さん演じる)という天才絵師の娘として生まれ、その画業を間近で見てきた三女・お栄(宮崎あおいさん演じる)は絵の世界にのめりこんでゆく。
そのため、嫁ぎ先では家事などほとんどやらずに離縁された(嫁ぎ先も絵師だったが夫の絵の拙い所を指さして笑ったため離縁されたという話もある)。
出戻りとなったお栄は父の絵の手伝いをしアシスタント的な存在となるが、そのうち、北斎の画業にとって、なくてはならない存在となる。
そんな中、お栄は父・北斎の門人である絵師の善次郎(松田龍平さん演じる)にだけは心を許し、苦しみや悩みを話すようになり、密かな恋心を抱く。
しかしそれも叶わぬ恋で、善次郎も亡くなり北斎も亡くなって、女としての幸せも求めず、とことん「絵画」という芸道を追求し、「葛飾応意」として独自の芸術観をもつようになる。
当時としての「女らしい生き方」とは無縁で、絵の世界に集中しすぎて、ちょっと風変わりな姿だったり、仕事の最中にぶつぶつ独り言とか自問自答みたいなことをしていたり、他人からみたらとにかく「変人」なのですが、芸術ひとすじの生き方がすごいです。