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2018年03月27日
「男と女のミステリー時代劇」第3話「万引き」
3月26日の午後10時から、CS放送の時代劇専門チャンネルで、「男と女のミステリー時代劇」シリーズ第3話「万引き」が放送されました。
旗本の若侍・小森沢太郎(中尾明慶さん演じる)は謹厳実直な男。彼の妻・れん(逢沢りなさん演じる)は贅沢な買い物などせず、質素を旨として暮らしてきたが、或る日、小間物屋「もみじ屋」主人・五兵衛(野添義弘さん演じる)の強い勧めで、高価な簪(かんざし)を見るために、女中のたづ(秋本奈緒美さん演じる)を連れてその店へ行く。
ところが小間物屋「もみじ屋」の奥の間に案内されて簪を見ている時に、店の者がいなくなる。そして、店を出た後で「もみじ屋」の手代・清吉(ゆかわたかしさん演じる)に呼び止められ、店に戻されると、「万引きしましたね」と言いがかりをつけられてしまう。
もちろん身に覚えが無いから、「そんなことはしていません!」とキッパリ言い切る。ところが、「もみじ屋」の主人も手代も「そういうのをシラを切るというんですよ」と言って、れんとたづの言うことを全く信じない。
もみじ屋に、その着物の袂に簪を入れたでしょう! と言われて自ら探ると、はたして、本当に高価な簪が入っていた。
簪をそんなところに入れたことは無いし、入れようと魔が差したことなど無い。偶然そんなところに入ることなど考えられない。
簪があったことに愕然としながらも、れんとたづは、やっていないものはやっていない、と、万引きを認めることなく店を出る。
出る間際、もみじ屋の者たちは、罪を認めなければ訴えますよ、と脅すように言った。
たちまち、万引きの噂は広がり、沢太郎は役目を外され閑職に追いやられ、住んでいた屋敷まで追い出されるようになってしまう。
れんは、無実を晴らすため、と自ら命を絶とうとする。
当初は楽天的に構えていた沢太郎も、ここへきて自分の妻の名誉と命を守るため、濡れ衣を晴らすために動き出す。
果たして、もみじ屋は何故、れんに、濡れ衣を着せたのか?
そこで分かったのは、沢太郎がれんを娶る前にれんを必死に口説いていた男と、小森夫婦が住んでいた屋敷に以前住んでいた武士の存在。
果たして事件の真相は?
夫婦は濡れ衣を晴らして名誉を回復することが出来るのか?
途中、複数の「夫婦を陥れた怪しい人物」の存在が明らかになって「果たして誰が?」というミステリーの面白さがありますが、ラストの「夫婦の復讐」が小気味良く痛快です。
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