2016年05月16日
医薬部外品は作るのが大変?化粧品との違いとは
こんにちは、ぴょん吉です。
突然ですが、医薬部外品ってなんだかわかりますか?
「医薬品にはおよばないけど、何らかの改善効果が認められたもの」
につけられる相称です。
「改善」といわれると、すぐ手をのばしたくなりますが、実はここにちょっとしたトリックがありますので、今回はそちらについてお話ししたいと思います。
「医薬部外品」って誰が決めている?
最初にお話ししましたが、医薬部外品というのは、「医薬品にはおよばないけど、何らかの改善効果が認められた製品」が名乗ることを許可されています。
化粧品では、「〇〇を改善!」という言葉をパッケージには書けないんですね。
つまり私たち消費者のイメージ的には、
医薬品>医薬部外品>化粧品
こういうパワーバランスの印象がありますよね。
医薬品ほどではないけど、化粧品よりかはなんか効き目が強そう!という感じです。
ですがここにはあるトリックが隠されています。
注目すべきは、医薬部外品の特徴。
何らかの改善効果が 「認められた」 ものというところ。
さて、誰に認められているんでしょうか?
それは、厚生労働省です。
医薬部外品は配合量が決まっている
医薬部外品は、何らかの改善効果をもたらす成分に対して、「このくらいまで入れていいよ」という配合量の上限が決められているんです。
それは、何らかの改善効果がある=副作用のリスクもある、と考えられるものだからです。
医薬品で考えるともっと分かりやすいですよね。
強いお薬には、副作用のリスクもあります。
そんな商品を厚生労働省が許可から許可を出すんですから、むやみやたらにリスクがある配合量にOKを出すわけにはいきません。
化粧品には上限がない
これに対して実は、化粧品には医薬部外品のような配合量上限がありません。
都道府県に販売製品の届け出をするだけで、販売ができてしまいます。
そのため、何かしらのトラブルに効果的な成分を高濃度で配合することができます。
え、でも高濃度で配合したら、なにか副作用があるんじゃないの?だから医薬部外品は規制しているんじゃないの?と思いますよね。
その点は安心してください。
化粧品は、配合できる成分について、そもそも厳しく種類が決められています。
厚生労働省のチェックが入りませんから、その分安全性の高い成分を使うことが基本なんですね。
これはつまり、逆に言うと、体に安全な成分を高濃度配合することができる、というこにもなります。
化粧品でも十分効果を実感できることがあるのは、こういう背景も理由の一つかもしれません。
医薬部外品にするメリットとしないメリット
さて、企業が「医薬部外品」として商品をつくるのには、2つメリットがあります。
1、医薬部外品でなければ配合できない成分を含めることができる
2、「医薬部外品」と書いてあると、消費者の購買力があがる
とくに2番目は大切なポイントですよ。
化粧品メーカーだって、ボランティアでお仕事しているわけではないですからね。
対して化粧品のメリットは、
1、配合成分を高濃度含めることができる
2、医薬部外品としてOKをもらうためのコストを削減できる
という点です。
厚生労働省から、医薬部外品の認可を受けるためには、ものすごく費用や時間がかかります。
商品のための研究開発はもちろん、決められた専門課程のを修了した薬剤師や専門職の人材を雇うことも必要になってくるんです。
コストが凄くかかる=お金を稼がなければならない
そもそもブランド力のある大企業なら問題ないですが、中小企業にとってのコスト削減は深刻な問題です。
そのため、医薬部外品に相当する効果がある商品でも、あえて申請をしない企業もあります。
まとめ
今回はちょっといつもと違う切り口でしたが、いかがでしたか?
正直、医薬部外品と化粧品、どちらがいいのかは簡単にはいえません。
どんなにたくさんの口コミがあっても、あなたのお肌に合うかどうかは別問題ですからね。
大切なのは、どんな成分が含まれているのか、自分の目で確かめてみることです。
成分表はちょっとだけ気にしてみるの記事でも書きましたが、全部把握しようとしなくてもいいんです。
メインにはどんな成分が使われているのかな?というところを気にしてみるだけでも、自分にあった製品を見つける近道になります。
成分とかごちゃごちゃしたもの、めんどくさい!
と言う場合は、まだ成分については気にしなくってもいいです。
シャンプーの仕方だけ、トリートメントの仕方だけ、髪の乾かし方だけ。
そんな風になにか1つを工夫してみることからはじめてみてください。
ずっと付き合っていく自分の髪の毛ですから、自分にあったベストな方法を見つけていきましょ♪
それでは。
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