参勤交代は、3代将軍・家光(いえみつ)のときに、武家諸法度(歴史97参照)に加えられた制度です。
目的は大名の統制です。
大名は1年おきに、江戸と自分たちの領地に住まなければなりませんでした。
たいへんな出費。
財政的に、力を持たないようにする狙いがあります。
しかも、奥さんと子供は人質として、江戸に住む必要がありました。
家族は離れ離れ。
気の毒ですが、逆に、四六時中顔を合わせ、ケンカをすることもないのです。
参勤交代の行列を、近隣の武士や庶民に見せることで、幕府の権威を高める狙いもあったようです。
プチプチ情報
徳川家に次いで石高(こくだか)の多い加賀藩前田家。
大名行列の規模は、藩の大きさで人数などが決められていました。
加賀藩は百万石。
なので、人数は2000人から3000人にもなります。
この人数で、12泊13日の行程です。
2泊3日の修学旅行の比ではありません。
江戸の後期で5万両もかかりました。
1両の価値は、初期と後期で違いますが、4000円で換算すると、2億円の出費になります。
1回の参勤交代で・・。
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