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2018年01月01日

富士の巻 第2帖

甲斐の山々に立ちて、ヒレ振りて祓いてくれよ、一二Θに仕えている臣民、代わる代わるこの御役つとめてくれよ。
今はわかるまいなれど結構な御役ぞ。
この神示腹の中に入れておいてくれと申すに、言うこと聞く臣民少ないが、今に後悔するのがよくわかりているから、Θはくどう気つけておくのぞ、読めば読むほど神徳あるぞ、どんなことでもわかるようにしてあるぞ、
言うこときかねば一度は種だけにして、根も葉も枯らしてしもうて、次の世の大掃除せねばならんから、種のあるうちに気つけておれど、気づかねば気の毒出来るぞ。
今度の祭典(まつり)御苦労でありたぞ、神界では神々様大変の御喜びぞ、雨の神、風の神殿、ことに御喜びになりたぞ。
この大掃除一応やんだと安堵する。
この時、富士鳴門がひっくり返るぞ、天の道、地の道ぞ、ひっくり返るぞ、早う改心してくれよ。
八月の十一日、ΘのひつくのΘ。


「ヒレ振りて祓いてくれよ」ヒレとは布のようなきれのことです。天女が纏っているようなあのヒレヒレを思い浮かべると良いでしょう。このヒレを振ることで、様々な穢れを祓うことができるようです。

十種神宝(とくさのかんだから)でも、古事記で須世理姫が大国主命に渡した「蜂のヒレ」「オロチのヒレ」に加えて「くさぐさのヒレ」が出て来ます。

「読めば読むほど神徳あるぞ、どんなことでもわかるようにしてあるぞ」
「一度は種だけにして、根も葉も枯らしてしもうて、次の世の大掃除せねばならん」
「種のあるうちに気つけておれど、気づかねば気の毒出来るぞ。」

「この大掃除一応やんだと安堵する。」
「富士鳴門がひっくり返るぞ、天の道、地の道ぞ、ひっくり返るぞ」


posted by mydears at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士の巻
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