去年、クジちゃんが地元の方言でしゃべっている動画を見た。そこで気付いたのが、クジちゃんの方言が当市よりも東京から離れてる分訛りが強そうだと感じた。例えば、ここで「学校へ行くべ」だったら、クジちゃんだと「学校さ行くべ」になるのだから、吉幾三さんのデビュー曲「おら東京さ行くだ」と同じになる。「〜に」が「〜さ」に変換されるようだ。クジちゃんは目上の人に「コダッツさアダレ」とは言えないので、「コダッツさハイライン」と、やんわり地元ではゆってたはずだ。「ハイライン」とは「入ってください」みたいな意味。ちょっとカタカナで書くと洒落てるかんじ
これがもっと北の盛岡出身の山形さんだとどうなるか勝手に想像してみた。多分もっと訛ってて、こうなるのかな。遊びに来た同級生に「コダッアヘーレ」だろか。「コタツに入れ」という意味だが、本当にあの山形さんがこんなに地元で訛っていたのとは信じられない。桐谷広人さんを見たくて毎度見てる「月曜から夜更かし」で、東京の隣県なのに、なんでこんなに青森と互角に訛っているのかと思ったのが甲州弁で、甲州よりさらに遠い長野があんまり訛ってないのに、途中のここだけ何でなんだろうかと思う。南部氏は甲州から盛岡に移封され、盛岡弁の訛りにその名残りがあるのだろうか。
東北では北に行くほど訛ると昨日書いたように、どん詰まりの青森では、そこで行き場のない方言が濃縮されたのだろうか、訛りが段違いにひどい。これは南でも同じで、九州の玄関口の福岡はそれほどでもないと思われるが、どん詰まりの南端の鹿児島では同じ九州でも、ここだけ段違いで九州弁の濃縮度を感じさせる。青森のさらに北はアイヌ語だが、同様に鹿児島のさらに南は沖縄方言で、これも相当に難解で、国際的な言語学的には方言ではなく琉球語みたいに独立していたと思う。ガッキー新垣さんが沖縄の地元原語で本気でしゃべられたら、津軽弁以上に何も聞き取れない自信がある。
クジ母と同僚だった岩手放送の水越かおるアナは今日が誕生日で、もうすぐ定年になるベテランなのだが、今日は盛岡で10年振りで50センチを越える積雪の様子を、「のっこり雪が積もっています」などと、ずっとラジオで言ってきたのに、この「のっこり」が、実は(相模原から)盛岡に来て(35年で)覚えた方言とは知らず、てっきり標準語だと思って使っていたという。山形さんもクジちゃんも、これらなどうっかり標準語と間違いそうな方言なので、でも「もっこり」とも違うので、いきなりだと困ってしまいそう。
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