よほど熱を入れたようで、穴に頭を半分突っ込んだようで、首輪が取れてそこに落ちていた。ジロタンはまるで、コンピューターの脆弱性を探しだして、その弱点を突いてくるコンピューターウイルスと同じだ。当家の中で脆弱な部分を日々探し回っており、その外へ自由に出たい、という涙ぐましい努力は見上げたもの。
この間も、この件ではその作業中のジロタンとベニヤ板を挟んで目が合ったことを書いたばかりで、今日はさらにジロタンの追加作業もあって、その穴が大きくなっていたので、すぐに外に出て、整理棚作りで出た木片を階段下のベニヤ板に当てて釘を打って、とりあえず塞いだ。作業しようと階段下から穴を覗くと、今日は短いシッポが見え、シロタンと目が合った。
階段下のベニヤ板は部分的に劣化が4年前よりも進んでいたので、小さな木片だけでは全体を塞ぎ切れないことが分かり、大分前に貰ったらしいソウメンの箱のフタの板が物置にあったので、それでフニャフニャになったベニヤ板の上から当て釘を打って、猫らの脱走口を塞いだ。まるで映画「大脱走」のチャールズ・ブロンソンさんみたいな「トンネル屋」だな、ジロタンてば。
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