そうなのだ、すでにミネちゃんはコタツの上掛けらをバタバタするのに開けてあった茶の間のサッシから、すでに外に飛び出た後に違いなかった。このパターンは12/8にもあって、この時はシロタンだったが、いつも警戒心が薄くて、どこか鈍臭いシロタンなのに、この時だけはチャンスとばかり脱兎の如く外に飛び出した。
でもミネちゃんなので安心。7時に外に出たミネちゃんだったが、その20分後、ワイが外に猫トイレの道具を取りに外に出た時に、すぐにワイの股ぐらに飛び込んできて、いかにもすぐに捕まえて欲しいみたいなポーズだったので、むんずとシッポを捕まえてあげたのだが、まだ脱走20分でもあり、もう少し外で自由を味わったら?という親心もあって、その手を放した。
さらにその15分後、今度は縁側前に現れたミネちゃんは、いかにも中に入りたさそうにしたので、サッシを開けてやると、すぐに中に入ってきた。そんな外にいるミネちゃんを羨ましそうに目で追いかけていたシロジローの二匹が、すぐにミネちゃん近くにすり寄ってきた。ミネちゃんは脱走しても、野良猫時代が辛かったので、このまままた元の野良猫に戻ってなるものかと、すぐに家の中へ戻りたがろうとする利口な猫なのだ。
14時半、姉が来て玄関を何気に開けたらば、その玄関が開く音を聞きつけて玄関前に詰めていたジロタンが一気に外へ飛び出した。ジロタンが三匹の中で、一番最後の脱走猫になるとは、とても信じられない今月。久しぶりの脱走とは言え、この3度以下の寒さの中、外にいたって寒いだけなので、そのうち戻るだろうと思っていたが、しぶとく家の周りで限界まで時間つぶししてから、すっかり真っ暗になった18時、縁側のサッシを開けて名前を呼んだら、ジロタンが石段の上からすっ飛んで来た。