うちの猫のシロタンだが、うちの三匹の猫の中では序列が一番下だが、それだからか、すごくちゃっかりとしたところがあって、人に媚びるようにトーンの高い甘えた猫撫で声で鳴いてはオヤツをねだったりする、世渡りのうまい、いい意味で二重人格の猫なのだ。
シロタンは「ちゃっかりぼうず」なので、それを縮めて「チャーボー」とワイは呼んでいる。ドリフのカトちゃんと同じ愛称だ。シロタンはシッポが短く、基本的に体が白い部分が多いので、走るとまるでウサギみたいで可愛いのだ。後ろ足をちょっとでも触ると、その足をバタバタさせて、毎度この反応が面白かったりもする。
ただし、その裏の顔は結構怖くて、子猫の頃からなのだが、唐揚げの骨を見つけた時、すごいドスの利いた声で唸り出して、「これは絶対渡さないからな!」という剣幕で辺りに緊張感を張り巡らせていた。この表裏がはっきりしていて、人間みたいで面白い。さっきの鶏の骨みたいに、他の猫よりも執着心が強く、まるでボス猫みたいに凄んで怖かったりもする。
2024年11月22日
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