この寅ネコは生まれて一か月後、初めて押し入れの中から母猫が咥えて出てきた順によれば二番目なので、一応「次男」ということになっている。生まれたのは段ボールだらけの隣の部屋だが、その日のうちに自分がいるコタツ台の上を通って、母猫が一匹ずつ自室の押し入れの中に移動させた。
それから一か月間、最初は子猫も小さかったので静かだったが、だんだん段ボールが詰まった押し入れの暗くて狭い空間の中にいるには手狭になり、中を暴れまわる物音や4匹いる子猫同志による激しい鳴き声が聞こえてくるようになったものの、こちらも首すら入らず全く中の様子は見えずよく分からずじまいだった。
中に移動してちょうど1か月後(去年5月下旬)、またしても自分がいるコタツ台の上を、母猫が子猫を一匹ずつ咥えて外へ移動し、また生まれた隣の部屋へと移動した。これ以降、自由に子猫を見れるようになったのだが、そのひと月前、自分の目の前を通って押し入れに入ったのが全部で3匹だったので、てっきり子猫は3匹いるはずと思っていたら、少し落ち着いて改めて隣の部屋へ行ってみたら、なんと1匹増えて4匹になっていたときは本当に驚いた。
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