「これは亡くなった方に護られているお陰かもしれない。」
「亡くなった方が僕の身体を使って生きているのかもしれない」と。
僕はステージに上がる前、必ず手を合わせる。
他界した親類やお世話になった先輩方に守ってもらえるよう、皆さんの分も楽しみますとお伝えする。何かを回避出来た時も感謝の言葉を伝えます。
時には守ってもらえず失敗もあるけれど、以前バイト中に間一髪で事故を免れた事があったり不思議な事があったりした経験から「これは劇団冥土に移籍された皆さんや亡くなった親類に護られているお陰なのではないか?」と思うようになった。
何か良い事があると「日頃の行いが良かったから」とよく言うけれど、他界された方へ手を合わせる数なのではないかと思う。その事によって、天国で見ている方も「よし、じゃあ助けてやるか!」と僕の身体に入って演じたり食べたり、遠隔操作したりしているのではないだろうか。
趣味のサウナ。これは祖父も好きだったもので、今から30年近く前に家庭用の個室サウナを購入して家で楽しんでいた。よく連れられ一緒に温泉にも行った。思春期になり、誘いを段々断り行かなくなったのを今は後悔している。
友達に「最近サウナにハマっててさぁ」と言ったら「そういえば稔のおじいちゃん個室サウナ買ってたよね」と言われハッとした次第。最近のサウナブームの火付け役、実は祖父なのかも知れない…。
大好きな鰻も何故か無性に食べたくなる時がある。そんな時、鰻が好きだった先輩の仕業と思い贅沢は敵だと思わず食べるようにしている。
週末の呑み日もその影響かも知れない。先輩は毎日呑んでいたけれど…。
数日前、事情があって島根県松江市に行く事になった。行く間際になって他界した方の実家が山陰方面と昔聞いたのを思い出し、近くにお墓があったらお参りに行こうと親しい方に問い合わせてみたらお墓があるのはなんと松江。
事情も含めてこれは呼ばれているんだろうと思い、距離はあったけれどレンタカーで久々の再会を果たした。
芸能人のスキャンダルを見ると大体の原因は天狗になった事のように思う。
「調子に乗らない」「傲慢にならない」が大切で、これが人生のコツのように思う。
自尊心、プライドが高かったり、自意識過剰だったり、何かと自慢してきたりする人がこの業界には多い。ステージではそのくらいの自信がないと出来ない事はあるけれど、今まで出会った方で素晴らしい演技をされる方は大概人間性も素晴らしい。
「芸は人なり」でその人の人柄は滲み出るもの。ニュートラルな感覚を持ち続けて驕らない事が大切なように感じる。
まだ公に出来ないけれど、この先新たなステージを迎えようとしている。
これから僕が良い芝居が出来たとしても、凄い歌が作れたとしても、売れて世間に知られた存在になったとしても、それは守護霊のお陰や前世が徳を積んでくれたお陰や、社会の何かの為に生かされている為であり、自分だけの手柄ではないと思い「お陰様」の心を忘れずに活動していきたい。
と、思えたのにも守護霊のお陰で何か意味があるのかも知れない。
天国の皆様、ありがとうございます。
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