2015年09月13日
アルフレッド・シスレーの展覧会が練馬区立美術館で開催 されます!
練馬区立美術館開館30周年を記念して、9月20日から印象派を代表するアルフレッド・シスレーの展覧会「アルフレッド・シスレー展−印象派、空と水辺の風景画家−」が開催されます。
印象派を代表する風景画家の一人・アルフレッド・シスレーは1839年、パリの裕福なイギリス人家庭に生まれました。18歳で商いを学ぶためにロンドンへと送り出されましたが、この4年間にコンスタブルやターナーをはじめとするイギリスを代表する巨匠たちの傑作に触れたことで、画家になる決意をしたといいます。
パリへ戻ったシスレーは、その生涯の友であり、やがて共に印象派を成立させる仲間たち、モネやルノワール、バジールらと出会うシャルル・グレールの画塾へと入ります。1863年にグレールの画塾を去った後、シスレーはフォンテーヌブローの森の外れなどへと出向き、いよいよ風景画家としての本格的な制作活動をスタートさせました。
1871年にシスレーはパリを離れ、ルーヴシエンヌへ向かいます。このルーヴシエンヌ時代には、《ポール=マルリの洪水》(1876、オルセー美術館)などシスレーの代表作とされる作品が多く描かれています。その後、パリ郊外を転々としながら各地の風景を描き続けました。1880年に入るとパリから遠く離れた、セーヌ川とその支流ロワン川との合流点付近の「川の情景」を多く描くようになります。とりわけ、サン=マメスでは多くの作品を描き、1889年よりモレ=シュル=ロワンに滞在し、1899年に没するまでこの地に留まりました。
本展覧会は、日本国内に所蔵されているシスレーの風景画約20点を中心に資料など含め、総点数約60点の絵画から、「テクノロジーと描かれた河川」「シスレーの日本における影響」という新しい視点から、シスレーの画業を紹介する内容となっています。会期中、講演会やワークショップ、読み語り、コンサートなども開催される予定です(イベントの一部は事前申込制)。
印象派の巨匠の作品がまとまって見られる貴重な機会です。この秋、練馬区立美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
開催日
9月20日(日)〜11月15日(日)
月曜休館(ただし9月21日、10月12日は開館、9月24日、10月13日は休館)。開館時間は午前10時〜午後6時(入館は午後5時半まで)
会場 練馬区立美術館(東京都練馬区貫井1の36の16、西武池袋線「中村橋」駅下車徒歩3分)
交通のご案内 【鉄道】西武池袋線「中村橋」駅徒歩3分
※改札は1か所です。改札を左に出て、線路沿いの道を石神井公園駅方面に130メートル先の右側です。
料金 一般1000円▽高校・大学生、65〜74歳800円▽中学生以下、75歳以上は無料
※無料、割引対象の方は年齢等確認できるものが必要
問い合わせ 練馬区立美術館03・3577・1821
公式サイト 練馬区立美術館http://www.neribun.or.jp/museum.html