2015年09月13日
畠山記念館にて、「涼づくし―書画とやきものを中心に―」展
畠山記念館にて開催中の「平成27年夏季展 涼づくし」展に行ってきました。
夏は暑いもの。それを何とか涼やかに過ごしたいと考えるのは今も昔も変わりません。そこで、先人たちの夏の楽しみ方をご披露している展覧会です。今回は、季節の茶道具から掛軸とやきものを中心とした紹介で、透かしを施した鉢や滝の絵など、涼を表現した作品や、涼を感じさせる色彩、たとえば青や白を主体とした水指や酒器などを取り混ぜて展示されています。特別展示として、中国永楽年間の染付の優品も展示。
懐石道具では、青磁一閑人酒呑やがユーモラスでした。 一閑人というと井戸を覗き混んでいる姿を思い浮かべますが、これはお酒に酔って立ち上がって踊っているような楽しいポーズでした。
刺繍で滝を描いた「滝文様刺繍裂」も展示されており、華やかでした
軸は、狩野常信作の滝図が、滝の周りを薄墨で描き、水しぶきが涼しげです。
絵画では常信の父、尚信の「山水図屏風」が圧巻!尚信らしい空間をたっぷりとった構成と勢いのある筆使い、左双の太陽の光、上部の湧き上がる雲が秀逸です。
享保年間に活躍した狩野派の絵師、狩野伯園、即誉も山水図も中国絵画風。絵鑑なので一部の展示でしたが、全部見てみたいですね。
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料 一般 700円(600円) 学生 500円(400円)
()は20名以上の団体料金
※中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は100円引です
お抹茶 500円(干菓子付き) 午前10時より午後4時半まで展示室にて随時
その後前回と展示かえがあったサントリー美術館へ。
柴門新月図一幅応永12 年(1405)序
春日厨子一基室町時代 15 世紀
紫式部日記絵詞一巻鎌倉時代 13 世紀
仏功徳蒔絵経箱一合平安時代 11 世紀
藤田美術館は、明治の実業家・藤田傳三郎(ふじた・でんざぶろう)氏と、長男平太郎・次男徳次郎両氏の2代3人が収集した貴重な古美術を一般に公開するために、1954年、大阪市に開館しました。2111件の所蔵品のうち、「曜変天目茶碗」を含む9件が国宝に、52件が重要文化財に指定されている、量・質ともに充実した美術館です。今回の展覧会では、その中から国宝8件、重要文化財22件が公開されるので、首都圏内の美術ファンにとっては貴重なチャンス。この機会にサントリー美術館に足を運んでみてください。
■イベント詳細
名称:「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展
所在地:サントリー美術館 港区赤坂9−7−4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開催期間:2015年8月5日(水)〜9月27日(日)
営業時間:10:00 〜18:00
※金・土、および9月20日(日)〜22日(火・休)は20:00 まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日:火曜日(9月22日は開館)
料金:一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料 ※20名様以上の団体は100円割引
電話番号:03−3479−8600
公式サイト:http://suntory.jp/SMA/
夏は暑いもの。それを何とか涼やかに過ごしたいと考えるのは今も昔も変わりません。そこで、先人たちの夏の楽しみ方をご披露している展覧会です。今回は、季節の茶道具から掛軸とやきものを中心とした紹介で、透かしを施した鉢や滝の絵など、涼を表現した作品や、涼を感じさせる色彩、たとえば青や白を主体とした水指や酒器などを取り混ぜて展示されています。特別展示として、中国永楽年間の染付の優品も展示。
懐石道具では、青磁一閑人酒呑やがユーモラスでした。 一閑人というと井戸を覗き混んでいる姿を思い浮かべますが、これはお酒に酔って立ち上がって踊っているような楽しいポーズでした。
刺繍で滝を描いた「滝文様刺繍裂」も展示されており、華やかでした
軸は、狩野常信作の滝図が、滝の周りを薄墨で描き、水しぶきが涼しげです。
絵画では常信の父、尚信の「山水図屏風」が圧巻!尚信らしい空間をたっぷりとった構成と勢いのある筆使い、左双の太陽の光、上部の湧き上がる雲が秀逸です。
享保年間に活躍した狩野派の絵師、狩野伯園、即誉も山水図も中国絵画風。絵鑑なので一部の展示でしたが、全部見てみたいですね。
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)
入館料 一般 700円(600円) 学生 500円(400円)
()は20名以上の団体料金
※中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は100円引です
お抹茶 500円(干菓子付き) 午前10時より午後4時半まで展示室にて随時
その後前回と展示かえがあったサントリー美術館へ。
柴門新月図一幅応永12 年(1405)序
春日厨子一基室町時代 15 世紀
紫式部日記絵詞一巻鎌倉時代 13 世紀
仏功徳蒔絵経箱一合平安時代 11 世紀
藤田美術館は、明治の実業家・藤田傳三郎(ふじた・でんざぶろう)氏と、長男平太郎・次男徳次郎両氏の2代3人が収集した貴重な古美術を一般に公開するために、1954年、大阪市に開館しました。2111件の所蔵品のうち、「曜変天目茶碗」を含む9件が国宝に、52件が重要文化財に指定されている、量・質ともに充実した美術館です。今回の展覧会では、その中から国宝8件、重要文化財22件が公開されるので、首都圏内の美術ファンにとっては貴重なチャンス。この機会にサントリー美術館に足を運んでみてください。
■イベント詳細
名称:「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展
所在地:サントリー美術館 港区赤坂9−7−4 東京ミッドタウン ガレリア3階
開催期間:2015年8月5日(水)〜9月27日(日)
営業時間:10:00 〜18:00
※金・土、および9月20日(日)〜22日(火・休)は20:00 まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休
休館日:火曜日(9月22日は開館)
料金:一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料 ※20名様以上の団体は100円割引
電話番号:03−3479−8600
公式サイト:http://suntory.jp/SMA/