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2014年07月27日

渋谷でラウル・デュフィー展を見てきました

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「デュフィ展」に行ってきました。
20世紀前半のフランスを代表する画家、ラウル・デュフィ(1877〜1953)。まさに「色彩のメロディー」(サブタイトルより)ならぬ美しく鮮やかな色遣い。フランスの各地の風景はもとより、オーケストラなどの音楽の主題や服、家具のデザインも手がけた、多芸な芸術家です。

国内におけるデュフィ回顧展の決定版ともいえる展覧会です。
出品は160点弱。ポンピドゥーやパリ市立近代美術館など海外からも多数作品がやって来ています。

初期の頃は、印象派風の作品が並びます。初めからデュフィであったのではないことよく分かります。そしてこうした作品に出逢えるのも回顧展の大きな魅力のひとつです。
セザンヌ、マティスの影響を受けたようですが、モネの作品のような「夕暮れ時のル・アーヴルの港」、「サン= タドレスの桟橋」がお気に入りでした。

第3章は、これぞデュフィ!1920〜30年代の代表作がずらり。Bunkamuraの展示室も一際華やかに見えます。

「エプソム、ダービーの行進」。デュフィの好んだ競馬場を描いた作品です。
「馬に乗ったケスラー一家」も大作で見ごたえがあります。
石油会社の創業者であったというケスラー一家の家族肖像画。馬に乗ってポーズをとる人たち。笑顔を見せてます。草地の緑に空の青、また馬の茶色のコントラストも美しい。まさに色彩のデュフィならではの一枚です。
注目は、色彩のニュアンス。馬の脚の部分の茶色が草の緑の箇所まで浸食したり、馬自体も青みを帯びています。
デュフィの色彩、必ずしもモチーフにとらわれず自由なのですね。流れる音楽のように心地良く感じるのも、そうした伸びやかな色彩表現のせいかもしれません。
「ゲルマ袋小路のアトリエ」、「ニースの窓辺」 の青も美しい。「パリ」は街のもつ華やかさが、美しく自由に表現されていました。

1937年に開催されたパリ万博のパヴィリオン「光と電気館」内に設置された壁画「電気の精」(現在は、パリ市立近代美術館所蔵)の縮小版は、今回の目玉ともいえるでしょう。
細かく描き込みがされているのでじっくり見てきましたが、ちょっと一度では見きれないほど。何回も往復しましたが、いろいろな見方のできる作品ですね。

デュフィの繊細な色味に筆致の美しさは、実際の作品を見ていただかないとわかりません。華やかで、軽やかな色彩の魔術に気分も晴れますよ♪
東京展が今日までですが、その後大阪のあべのハルカスに巡回します。関西の方是非!
posted by はまやん at 09:29| アート
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