今回は信貴山にある朝護孫子寺にも行ってきました。境内にたくさんのトラの像があることで有名なお寺。これはお寺のHPによると「今から1400余年前、聖徳太子は、物部守屋を討伐せんと河内稲村城へ向かう途中、この山に至りました。太子が戦勝の祈願をするや、天空遥かに毘沙門天王が出現され、必勝の秘法を授かりました。その日は奇しくも寅年、寅日、寅の刻でありました。太子はその御加護で勝利し、自ら天王の御尊像を刻み伽藍を創建、信ずべし貴ぶべき山『信貴山』と名付けました。以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されています。」
朝護孫子寺は全国の毘沙門天をまつるお社の総本山。歴史と伝統のあるお寺なんですね。
その後奈良市内に戻り春日大社へ。藤の花がきれいでした。
東大寺へ。修学旅行生と外国の方も多くいらしていました。
大仏殿は圧倒的な存在感。
翌日は大和文華館へ。「琳派と風俗画 −宗達・光琳・乾山・抱一 」を開催中です。
尾形光琳ら琳派の作品と「婦女遊楽図屏風」(国宝、江戸時代)などの風俗画計約60件を展示。光琳の「扇面貼交手筥」(重要文化財、江戸時代)は金箔を敷き詰め、扇面画・団扇画を貼った華麗なもので、光琳の画業を一望できるような作品。「婦女遊楽図屏風」は六曲一双の金地屏風に遊女ら18人の人物が描かれ、華やかな雰囲気を漂わせています。
光琳筆銹絵山水文四方火入は雪舟風の作品。光琳は江戸にいるころ雪舟画を学んだそうです。
渡辺始興は好きな画家ですが、四季花鳥図押絵貼屏風は、鴨、ほおじろ、雲雀などの鳥のほか鶴、亀などが描かれた美しい作品。
5月22日まで。月曜休館。5月8日午後2時からは、根津美術館の野口剛・学芸第二課長による「宗達派の草花図」と題した特別講演が開催されます。