2016年04月26日
「禅 ―心をかたちに―」京都
京都国立博物館では禅にまつわる絵画や工芸品を集めた特別展「禅−心をかたちに」を開催中です。
臨済宗・黄檗宗の宗祖、臨済禅師の没後1150年と中興の祖、白隠禅師没後250年を記念し、禅の精神を形にした国宝など約220点が展示されています。
特別展では、達磨に弟子入りを求める場面を描いた雪舟の「慧可断臂図(えかだんぴず)」や、一休宗純の「臨済義玄像」など禅の精神を伝える絵画のほか、信仰の広まりを伝える花園天皇の遺言書、寺での茶礼に使われた中国の茶器など国宝20点、重要文化財130点が並ぶ豪華さです(展示替えあり)。
国宝 玳玻天目 中国・南宋時代(12−13世紀) 京都・相国寺
国宝 瓢鮎図 大岳周崇等三十一僧賛 如拙筆 室町時代(15世紀)
国宝 無準師範像 自賛 中国・南宋時代 嘉熙2年(1238) 京都・東福寺
十大弟子立像 鹿王院 (慶派の作といわれています)
龍虎図 伝牧谿
養徳方丈障壁画のうち 芦雁図 月船宗継(宗湛の子)
薬山李翺問答図 馬公顕筆 一幅 中国・南宋時代 13世紀 京都・南禅寺
東京にも巡回しますが、京都展だけの作品も多くあります。中国絵画の名品も多く、禅と中国との深い関わりを改めて実感しました。
また特別展「禅 ―心をかたちに―」(平成28年4月12日〜5月22日)の展観期間にあわせて、京都市内を中心に、数多い本山をはじめとした禅宗寺院(約60ヶ寺)で通常非公開の伽藍や寺宝の特別公開、坐禅会や写経体験・法話など、期間中に特別な催しが一挙に開催されています。
そのうち今回は建仁寺開山堂へ。
栄西禅師の坐棺や木像を安置する廟所。加藤文麗筆「龍虎図」、原在中筆「松鶴波図」が残る客殿も拝観できます。原在中の下段の魔の花鳥図と滝の杉戸絵が特によかったです。
「禅―心をかたちに―」
【期間】4/12(火)〜5/22(日)※展示替えあり
【開館時間】9時30分〜18時
※金曜は20時迄
※入館は閉館の30分前迄
【休館日】月曜日
【会場】京都国立博物館 平成知新館
臨済宗・黄檗宗の宗祖、臨済禅師の没後1150年と中興の祖、白隠禅師没後250年を記念し、禅の精神を形にした国宝など約220点が展示されています。
特別展では、達磨に弟子入りを求める場面を描いた雪舟の「慧可断臂図(えかだんぴず)」や、一休宗純の「臨済義玄像」など禅の精神を伝える絵画のほか、信仰の広まりを伝える花園天皇の遺言書、寺での茶礼に使われた中国の茶器など国宝20点、重要文化財130点が並ぶ豪華さです(展示替えあり)。
国宝 玳玻天目 中国・南宋時代(12−13世紀) 京都・相国寺
国宝 瓢鮎図 大岳周崇等三十一僧賛 如拙筆 室町時代(15世紀)
国宝 無準師範像 自賛 中国・南宋時代 嘉熙2年(1238) 京都・東福寺
十大弟子立像 鹿王院 (慶派の作といわれています)
龍虎図 伝牧谿
養徳方丈障壁画のうち 芦雁図 月船宗継(宗湛の子)
薬山李翺問答図 馬公顕筆 一幅 中国・南宋時代 13世紀 京都・南禅寺
東京にも巡回しますが、京都展だけの作品も多くあります。中国絵画の名品も多く、禅と中国との深い関わりを改めて実感しました。
また特別展「禅 ―心をかたちに―」(平成28年4月12日〜5月22日)の展観期間にあわせて、京都市内を中心に、数多い本山をはじめとした禅宗寺院(約60ヶ寺)で通常非公開の伽藍や寺宝の特別公開、坐禅会や写経体験・法話など、期間中に特別な催しが一挙に開催されています。
そのうち今回は建仁寺開山堂へ。
栄西禅師の坐棺や木像を安置する廟所。加藤文麗筆「龍虎図」、原在中筆「松鶴波図」が残る客殿も拝観できます。原在中の下段の魔の花鳥図と滝の杉戸絵が特によかったです。
「禅―心をかたちに―」
【期間】4/12(火)〜5/22(日)※展示替えあり
【開館時間】9時30分〜18時
※金曜は20時迄
※入館は閉館の30分前迄
【休館日】月曜日
【会場】京都国立博物館 平成知新館