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2019年01月27日

顔真卿展へ行ってきました

国立博物館顔真卿展へ行ってきました。顔真卿とは唐代の政治家であり、また安史の乱の時に安緑山に抵抗した人物でもあります。でもって書が巧みだったようです。
ちなみに三国志の顔良は遠縁らしいです。

でこの顔真卿展はその顔真卿の書、特に代表作ともいえる祭姪文稿の公開がメインです。
でもだいたいいつものパターンで作品点数の少なさから、書そのものの歴史と言うか、篆書、隷書、楷書と繋がる書の歴史と、王羲之から唐初までの書が最初にあります。
その後顔真卿の登場なわけです。

で、この展覧会の目玉祭姪文稿、安史の乱にて顔氏は安緑山の軍に抵抗、安緑山の軍の進軍を遅らせたものの、援軍もろくにない状況で顔氏は30人は戦死、その戦死者の一人で顔真卿の甥顔季明の追悼のためにかかれた文章の原稿だそうです。なので感情が露骨に現れており、前半は冷静に綴っているものの、徐々に文字が乱れていき、顔真卿のやり場のない悲しみが書に現れる形になっているようです。
ちなみにこの書は多くの人間の手を経て1000年以上に渡って保存され毎回コメントが書き加えられ、中には乾隆帝と皇帝の手も経て今に至ってるようです。

で祭姪文稿ですが、行列が思ってたより長い、30分程度待つ羽目になりました。

その後は日本での顔真卿の需要、弘法などに伝わった彼の技術などの話が続き、彼の与えた影響がテーマとなります。

私は絵心はありませんが、書心は多少あるのでまだ割とわかります。と言うか真似て書くとよくわかると言うか、エアで筆をとったきになって空に文字を書くとその文字の癖がある程度理解できると言いますか。
ずっと書いてないのにこういうの見ると書きたくなります。100円のしょぼいのでもまあそこそこ書けますと言うか、意外となんとかなるのでひさしぶりにやって見ようか。
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