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2018年01月29日

東京国立博物館「仁和寺と御室派のみほとけ&サウジアラビア王国の至宝」へ

仁和寺と御室派のみほとけ
平成館にてやってます。
最初はガイダンスルームにて動画が、仁和寺の歴史を6分ほどで紹介。

仁和寺は真言宗の寺であり、宇多天皇が仁和4年に完成させたようです。かなり古い。そのためか当時のものはそんなに残っておらず、後世に作られたものが飾られています。
見どころとして空海が持ち帰ったという経典が並んでいます、空海の時代のもののためかなり古めかしいもの。
他は経典や巻物など、どちらかといえば紙類が中心になっており、その間に仏像などが混じっていく構成です。中盤は最大の見どこ仁和寺の観音堂を本気で再現、観音堂を経年劣化とかそういった部分まで本気で再現したエリア、仏像も33体も持ってきたそうです。現在仁和寺は工事中なので実現した模様。
仁和寺は一度破壊されていたのを再建したものなので、現在は再建後の姿だそうです。
後半は仁和寺に関しては使い切ってしまったのか御室派の秘仏がひたすら並んでいく状態、掛け軸とか経典はなくひたすら仏像が並んでます。日本各地の御室派の寺から集められた秘仏だそうです。


ぶっちゃけ結構混んでます。平成館ですし。そのせいでしっかり見れたかというと微妙な状態。

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝

同時期にやっている特別展、ですが常設展のチケットのみで入れます。表慶館で行われています、なので2つの施設で同時に展覧会をやっている状態。

内容はサウジアラビアの考古学展っぽい感じ、比重としては割と結構古い時代、イスラム教が広まる以前の分量が多めでした。最初はまだオアシス都市もなかった時代の考古遺物、今は砂漠のアラビア半島も湿潤だった時期があり、草原が広がっていた時期もあったようで、様々な動物がすんでいた時代もあったみたいです。

その後はアラビア半島のオアシス諸都市は、東アフリカからもたらされる香料(東アフリカ→今のオマーンとかイエメン辺り→今のサウジアラビア当たり→三日月地帯など)の交易中継地として栄えていき、古い時代にはいかにもオリエント的というか、エジプトやメソポタミア的な腕を組んで立っているような巨大像などが並んでいます。またオアシス都市は城壁を持った正方形の要塞都市だったそうです。
ところが前3世紀とかになると雰囲気が変わり、ギリシャ風のデザインが増えていき、所謂ヘレニズムっぽくなっていき、ギリシャ神話関係の像とかも展示されています。
その後は当時使われていた南アラビア文字やダーダーン文字という文字の墓碑たち、今のアラビア文字とはまた違った形をしてます。
その後はイスラム教の時代、イスラム教は神像などはないため、杯や椀、瓶や壺などの生活用品がメインになっていきます。その後はまた墓碑、時代が下りアラビア文字が広まった後の墓碑なのでアラビア文字になってます。最後のほうはサウジアラビアという国の建国以降、すでに日本だと明治とかの時代になっているので、もう割と現代的。

物販ルームまで展示室になって居るのですが、どうも建物外にテントが張ってありそっちが物販ルームになってました。
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