2015年04月21日
SLもおか(真岡線)
栃木県東南部を走るSLもおかに乗ってきました、理由は単に乗りたくなったからです。
出発からホテルまで
出発はお昼すぎの予定だったのに家の事で日が暮れた頃に出発、結果途中どこにも寄れず、宇都宮線で小山まで行き、そこからSLの起点である下館まで水戸線に乗る。宇都宮線は通勤圏内と言う事で混んでいる。小山から下館までの水戸線は殆ど人はおらず空いていました。そこからホテルに向かいます。
宿泊するのはプリンスホテル高松、プリンスホテルを名乗っていますがプリンスホテルとは関係のないビジネスホテルです、ここ一帯はほぼ1人1泊5000円〜5500円くらいのビジネスホテルが多い中、珍しく一人3000円、(2人だと1人2000円とかいう安さ)、安いだけに設備は古め。私が泊まったのはエアコンが旧式でうるさいらしいワケありプランでしたがエアコンを使う季節じゃないのでどれくらいうるさいかわからず。冷蔵庫は共用の大型のものが各階に、トイレはユニットバスです。
駅からホテルへ向かう途中スマホのバッテリーが切れて、途中立ち寄ったコンビニで道を聞く、田舎といえば田舎ですが車が多く建物も多く街灯も多くロードサイドに店も多い、いないのは歩行者だけと言う状況なので夜でも全く問題なく歩けます。宿では特別することもなくスマホをいじって就寝。
プリンスホテル高松、ずーっと松山と勘違いしてて7月28日に修正。この辺のミスは怖い。
蒸気機関車へ
翌日は近くのココスで朝食を済ませ、それから駅へ、下館SPICAと呼ばれるビルが立ってはいたのですが、もう閉鎖されているだろうという雰囲気、でも渡り廊下を人が歩いている様子有リ、ロードサイド中心になり駅周辺は寂れています。
とりあえず益子間で行けるフリーパス、「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」を買おうと思ったらもっと安い「ときわ路パス」なるものがあると窓口で言われそっちを購入、そしてSL整理券(500円、全席自由)を購入して入場、既にSLは待機中。
駅で待機中
SLは全部自由席なので乗ったら座席確保、その後は手荷物を弄っていたら気がついたら出発時刻。如何せん中に入ると肝心の機関車が後ろ姿しか見れない、然し出発の時のぽぉおおおという汽笛、微妙に遅い加速、後部車両からも見える煙で蒸気機関車にだということは実感できるのですが。SLの周囲に集まってる人の中には単に見送りに来た人もチラホラ、そして沿線沿いには手を振る人も居ます。車内には車内販売もやってます。
益子を過ぎた辺りで乗客の半数以上は降りてしまったので前方へ移動、前方は機関車の後ろ姿だけは見ることが出来るのでそこから機関車を眺める。そして終点茂木へ到着。ずーっと平地続きでしたが茂木周辺は小盆地になっています。
転車台で回転中
その後機関車の転車台で回転する機関車を確認、その後茂木駅を出て周囲に何かないか探したら城跡があるらしいのでそちらに向かいます。
茂木駅から下館に戻る
茂木駅を出てなにかないか探す、そして近くに城跡があるらしい事が地図に書いてあったので、そちらへ向かう、茂木城と呼ばれるそうです。思ってたより立派な城で、意外と広い、その上にしっかり整備されており、歩きやすいです、公園を名乗っているので本丸跡は本当に児童公園になってます。また茂木盆地を見下ろす高台にある上に登れる櫓もあるので絶景、櫓は狭く登りにくいです。何か背負ってると引っかかります。
茂木城から見た茂木の町並み。
帰りはディーゼルカーを使用、SLより早いですが急行ではないのでよく止まります。益子はスルーし真岡にて降りる、真岡には9600系が展示されており、圧縮空気コンプレッサーで火を入れずにとりあえず動かく事が出来るようになっています、その為毎日3回時間が来たら動きます。ちょうど時間だったので9600系の動く様子を見ていきます。
圧縮空気コンプレッサーで動く9600系。
下館からはときわ路パスの適応範囲という事で常総線に乗って帰還、帰る前にどこか寄れないかとスマホで常総線沿線沿いを検索、八高線に乗ったとき並(いや八高線よりはマシ)になんにも出てこない、唯一公式HPには一応観光案内もあるのですが、如何せん地図が簡略でわかりにくく、また博物館系(要は5時まで)が多く、結局何処も降りずに帰還。
ポイント
・多分最も楽に乗れるSL、予約不要、毎週土日1日上下1本ずつ、所要時間も片道1時間〜1時間半程度、値段も通常料金+SL整理券500円と割と低価格(関東東海地区だと他に大井川、秩父がある、大井川は毎日運行、秩父はやはり土日、地方は大型連休等のイベント列車が多い)
・いくつかのフリーパスがあり、ときわ路パス(茨城の鉄道を中心に広範囲が乗り放題)は真岡線も乗れSL整理券だけ買えばSLにも乗れる(2150円、大人の休日倶楽部会員は値引き有り、私はそんな年齢じゃない、2月1日〜5月13日、9月1日〜11月30日)の土日のみ
・益子までの真岡線、及び常総線が乗り放題の常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ(2300円、土休日、4、5、7、8、11月は平日可)も有り、こちらはコスパはときわ路パスに劣るが発売中の期間は長い
・割と人口密度が高い地域で、比較的大型の商業施設やコンビニなどが多く楽
注意点、反省点(常総線や宇都宮線、水戸線の沿線沿い含む)
・真岡線に鉄道でアクセスするには下館だけ
・もう少し北に行かないと大規模な観光地がなく、一帯は殆どがビジネスホテル
・日帰り温泉施設なども少ない(実際調べてみるとちょくちょくあるのですが)
・多くの店舗がロードサイドのチェーン店、駅周辺は寂れ気味
・有名観光地が少なく、中小観光スポットも分散気味、土地もひたすら広い(この辺伊豆諸島と真逆)
・宇都宮線等周囲の路線は多くが都心への通勤電車としての側面があり、本数は多めだが混んでいる、乗っている時間も長いので疲れる
・歩行者は少ないが車は結構多い、建物も結構多い
・見所が分散している、広い、移動が大変、観光する場合最低限の移動にとどめて特定のポイントを網羅する方向で計画した方がよいかと、フリーパス利用は広さからくる移動時間の長さ、電車の本数の微妙な少なさを考慮で1日3駅下車が限界な気がします。
・フリーパスが多くわかりにくい、大人の休日倶楽部限定だったり季節限定だったり、JRのものと私鉄のものとが有り混沌としている
SLに乗るだけなら1泊で十分ですが(無理すれば日帰りも可能)、それ以外を考えると2泊用意すべきだった。そしていずれ大井川も乗りたいもの。
SLと真岡線の概要
車両はC12とC11の二種類があり大体C12が主体の模様、土日祝日運行、通常の運賃+SL整理券500円の2種類で乗ることができます。SLは下館発10時35分より下館発、12時6分に終点茂木、茂木発が14時26分、15時56分に終点下館で大体終点まで乗って1時間30分。
真岡線の運賃は、下館発で真岡550円、益子760円、茂木1030円。茂木発は益子まで550円、真岡まで760円、茂木まで1030円、パスモスイカ使用不能、詳しくは真岡線公式へ。
常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ+SL整理券でも乗れ、ときわ路パス+整理券でも乗れますが、ときわ路パスはいつもやっているわけでではない。
(7月28日修正)
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