2017年01月13日
超初心者向け知的財産のお話し その67
かえるくんです
商標についてのお話です。
以前、マレーシアについての知財セミナーに参加した時
に聞いた話、というか訴訟になりましたので事件です。
この事件はJETROの報告書に詳細が書かれていますが
「超初心者向けの」ブログですのでザックリとお話しします。
日本では、パンにつけるジャムなどで有名な
「MEIDI-YA」
はご存知だと思います。明治屋です。
当然、日本では商標権は取得れてていますが、全世界
となるとそうではありません。
マレーシアに 「Meidi-ya」という名前の
パン屋さんがあり、日本の明治屋が訴えたんです。
当然、歴史は日本の明治屋のほうが古いんですが
マレーシアで「Meidi-ya」を使ったのは現地のパン屋さん
です。
2つの商標の違いはこんな感じです。
両社の違いは大文字と小文字、そして三角形を合わせたロゴ
背景の絵(麦の穂)の有無などです。
争点は「マレーシアで最初に使った者が、マレーシア国外で
十分に確立されている長期使用の権利者に優先されるか。」
というところだそうです。
裁判では和解することになったようですが
控訴審で、その商標の最初の使用者である者に、悪意
の証拠がなかったこと、日本の明治屋がマレーシアで
”のれん”(営業権)も名声も持っていなかったこと、
および詐欺通用に依拠できないことを理由として現地企業
に有利な判断がされました。
確かに商標からは悪意とか騙してやろうという感じは
受けません。
また、現地ではおいしいパン屋さんとして評価が良い
見たいです。
これは2008年の訴訟です。
特許でも”世界公知”がスタンダードになっているように、
商標でもインターネットで世界中の商標やロゴをパクる
ことが簡単になっています。
東京オリンピックのロゴ問題でも、その点はクローズアップ
されましたが、今後は「自分の国では俺が最初!」
というのが通じなくなっています。
商標についてのお話です。
以前、マレーシアについての知財セミナーに参加した時
に聞いた話、というか訴訟になりましたので事件です。
この事件はJETROの報告書に詳細が書かれていますが
「超初心者向けの」ブログですのでザックリとお話しします。
日本では、パンにつけるジャムなどで有名な
「MEIDI-YA」
はご存知だと思います。明治屋です。
当然、日本では商標権は取得れてていますが、全世界
となるとそうではありません。
マレーシアに 「Meidi-ya」という名前の
パン屋さんがあり、日本の明治屋が訴えたんです。
当然、歴史は日本の明治屋のほうが古いんですが
マレーシアで「Meidi-ya」を使ったのは現地のパン屋さん
です。
2つの商標の違いはこんな感じです。
両社の違いは大文字と小文字、そして三角形を合わせたロゴ
背景の絵(麦の穂)の有無などです。
争点は「マレーシアで最初に使った者が、マレーシア国外で
十分に確立されている長期使用の権利者に優先されるか。」
というところだそうです。
裁判では和解することになったようですが
控訴審で、その商標の最初の使用者である者に、悪意
の証拠がなかったこと、日本の明治屋がマレーシアで
”のれん”(営業権)も名声も持っていなかったこと、
および詐欺通用に依拠できないことを理由として現地企業
に有利な判断がされました。
確かに商標からは悪意とか騙してやろうという感じは
受けません。
また、現地ではおいしいパン屋さんとして評価が良い
見たいです。
これは2008年の訴訟です。
特許でも”世界公知”がスタンダードになっているように、
商標でもインターネットで世界中の商標やロゴをパクる
ことが簡単になっています。
東京オリンピックのロゴ問題でも、その点はクローズアップ
されましたが、今後は「自分の国では俺が最初!」
というのが通じなくなっています。
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