今行っている専門学校の学生さんたちは
いままさに「就活」の真ただ中です。
ぼちぼちと内定が出始めているようです。
学生さんたちが教官室で、先生方に
就職面接のことなどを報告している姿を見ると
自分の「就活」時代を思い出しますね〜。
学生さんたちは、会社を訪問したおりの
挨拶の仕方や敬語のマナーなどの基本的な
ビジネスマナーについてかなり神経を
使っているようですね。
私自身、一般企業で働いたことがないので
ビジネスマナーについては何の助言も
できないですけどね。
「ビジネスマナーガイド」などをみてみると
ビジネスマナーについては相当いいかげんですね。
普段、頻繁に使っている
ビジネスメールについてさえも
あらためてマナーがなってないなあと反省しきりです…。
私の場合、デザイン会社か代理店か悩んだあげくに
最終的には、当時ひょんなことで興味を持った
デザイン専門学校に就職したわけですが…。
勤め始めて最初に違和感を感じたのは
内部講師の方々がおたがいを「先生」と
呼び合うことですね。
別に「さん」付けでいいと思うんですが…。
教育機関の慣習、ならわしでしょうか…。
でも、習慣って恐いですね。
「先生、先生」と呼ばれているうちに
だんだん自分が特別エライ人間だと
勘違いしてくるんでしょうか…。
この学校に限らず他の専門学校の講師の方々のなかにも
勘違いしている「先生」が少なからずいましたね。
ちょっと尊大というか、自分を実際より
大きく見せたがるというか…。
学生相手のときは必要以上にエラそうに
説教したりとか…。
その後、十数年勤めた専門学校を退職して
フリーのデザイナーに転職したわけですが、
専門学校講師時代からの付合いのある人たちは
いまだに私のことを呼ぶとき、「先生」といいます。
「先生」と呼ばれて、
相手を「さん」付けで呼ぶわけにもいかず、
こちらも相手を「先生」と呼ぶはめに…。
他の人がいないときならどうでもいいのですが、
出版社や広告代理店で打ち合わせをしているときにも
「先生」と呼びかけられるとね〜、
ちょっと恥ずかしいですよね〜。
編集者の方や営業の方は一瞬目を見開きますね。
「先生?このひとそんなエラいデザイナーだったの?」
再三再四、「普通に、さん付けでいいですよ」
とお願いしているのですがいまだ直りません。
そのひとたちは昔からの習慣なんでしょうが
周囲の人たちからするとデザイナー同士で
「先生、先生」じゃ、あんまり聞いていて
気持ちのいいもんでもないですよね。
それぞれの業界で、習慣やルールがありますが、
少なくとも、他の業界の人の前では
教育機関での先生同士の呼び方については
もう少し考えたほうが良いと思うのですが…。