2021年09月20日
SpaceX、初の民間人だけでの宇宙旅行に成功!気になる宇宙旅行のお値段は?
米国の実業家ら4人を乗せた米SpaceX(スペースエックス)社の宇宙船「Crew Dragon(クルー・ドラゴン)」での宇宙旅行「Inpiration4」は、2021年9月15日に打ち上げられ、3日間の軌道周回後、2021年9月18日午後7時6分にケネディスペースセンター沖に着水しました。
今回は、初の民間人だけの宇宙旅行に成功した、宇宙旅行の経路と気になる宇宙旅行のお値段について、解説します。
【目次】
1,SpaceX(スペースエックス)社とは?
2,クルー・ドラゴンの大きさ
3,クルー・ドラゴンの飛行経路
4,宇宙旅行で行ったこと
5,気になる宇宙旅行のお値段
6,まとめ
【SpaceX(スペースエックス)社とは?】
アメリカ合衆国の航空宇宙企業。
正式名はスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ Space Exploration Technologies Corporation。
カリフォルニア州ホーソーンに本社があります。
民間企業として史上初めて、宇宙船による地球周回飛行と帰還および国際宇宙ステーション ISSとのドッキングに成功し、商業宇宙飛行時代を牽引する企業の一つとなりました。
2002年、民間宇宙旅行を実現して航空宇宙産業に革命を起こすべく、起業家イーロン・マスクによって設立されました。
まず小型衛星を軌道投入するための 2段式液体燃料ロケット「ファルコン1」で参入、2008年9月打ち上げに成功して、民間企業として初めて液体燃料ロケットを軌道飛行させました。
2010年にエンジン 9基を備えた大型ロケット「ファルコン9」の打ち上げに成功しました。
同 2010年12月には宇宙船『ドラゴン』を軌道飛行させたうえで地球に無事帰還させるという快挙を遂げました。
また『ドラゴン』は 2012年5月に ISS(国際宇宙ステーション)とドッキングして貨物を届けるという歴史的な成功を収めました。
同 2012年8月、スペースシャトルの後継機となる有人飛行用宇宙船の開発でアメリカ航空宇宙局 NASAと契約を結んだことを発表しました。
2020年5月,有人宇宙船『クルー・ドラゴン』で,民間初の有人宇宙飛行を実施しました。
2020年11月16日、ISSへの有人飛行ミッション Crew-1として、運用初号機「レジリエンス」を「ファルコン9」ロケットで打ち上げました。
「レジリエンス」は翌 11月17日,民間有人宇宙船として初めて、ISSとのドッキングに成功しました。
そして、2021年9月18日、宇宙船「Crew Dragon」で、初の民間人だけでの宇宙旅行に成功しました。
【クルー・ドラゴンの大きさ】
高さ8メートル、直径4メートルの宇宙船です。
こちらは、2020年に、初の有人飛行を行った際のクルー・ドラゴンの内部の画像です。
【クルー・ドラゴンの飛行経路】
ISSより150キロ・メートル高い高度約575キロ・メートルの地球の軌道上を、1時間半ごとに1周しました。
着陸時の大気圏突入の際、宇宙船外部は華氏3500度(摂氏で約1900度)になりますが、乗員は空調で涼しいまま無事帰還しました。
落下速度は時速560キロから一段回目のパラシュートで時速160キロまで減速し、2段階目のパラシュートによって着水時の速度は時速24キロにまで減速していました。
【宇宙旅行で行ったこと】
自分たちの血液や唾液の検査、体内の超音波検査などを行ったほか、「キューポラ」と呼ばれるドーム型の窓から宇宙や地球の景色を楽しんだとのことです。
【気になる宇宙旅行のお値段】
スペースX社、は旅行費用を明らかにしていません。
しかし、米航空宇宙局(NASA)は、クルー・ドラゴンが地球とISSを往復するのに、1席あたり約5500万ドル(約60億円)かかると試算しています。
今回搭乗した、米決済情報処理企業を経営するジャレッド・アイザックマン氏(38)が、搭乗員4人分の費用を全て負担したとのことです。
【まとめ】
今回、いよいよ民間企業による民間人だけの宇宙旅行に成功しました。
これまでは、長年、鍛錬を積み重ねた宇宙飛行士が、スペースシャトルやソユーズなどで、宇宙に行ってましたが、短期間の訓練の民間人が宇宙旅行に行けたことで、一気に宇宙へのハードルが下がりましたね。
ただ、費用は、1人あたり60億円と、こちらのハードルは、高いですが、宇宙旅行の需要と供給量が増えれば、今の飛行機のように、価格は下がるるかもしれませんね。
今回のブログは、以上です。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10979614
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック