2021年11月19日
あなたも宇宙飛行士になれる!宇宙航空研究開発機構(JAXA)が応募条件を緩和して宇宙飛行士候補者の募集を決定!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2021年11月19日、日本人宇宙飛行士の活動の場が国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟「きぼう」、そして月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面に拡がることを想定し、新たな宇宙飛行士の候補者を募集することを発表しました。
今回は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が緩和した宇宙飛行士の応募条件などについて紹介します。
【目次】
1,募集の応募条件
2,選抜試験の流れ
3,宇宙飛行士として認定された場合の業務
4,応募期間や採用人数について
5,最後に
【募集の応募条件】
今回の募集・選抜にあたっては応募条件の緩和がなされ、学歴および専門分野は応募条件とはせず、宇宙飛行士候補者に必要なこれらの能力は選抜試験において評価することとなったほか、訓練期間中に充足できる条件(泳力、自動車免許保有)も応募資格から除外されるなど、応募条件の全体的な見直しが行われています。
今回の応募資格は以下のようになっています。
・2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること(修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなす)
以下の医学的特性を有すること
・身長:149.5-190.5cm
・視力:遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
・色覚:正常(石原式による)
・聴力:正常(背後2mの距離で普通の会話可能)
【選抜試験の流れ】
選抜試験の流れとしては、書類選抜の後、第0次選抜として、英語試験の後、大学の教養課程相当の一般教養試験ならびに、国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)相当のSTEM分野の試験、小論文、適性検査、エントリーシートの審査を実施。
その後、第1次選抜として、一次医学検査、医学特性検査、プレゼンテーション試験、資質特性検査、運用技量試験。
第2次選抜として、二次医学検査、医学特性検査、面接試験(英語、資質特性、プレゼンテーション)。
第3次選抜として、三次医学検査、医学特性検査、資質特性検査、運用技量試験面接試験(総合、英語、プレゼンテーション)がそれぞれ実施される予定なっています。
【宇宙飛行士として認定された場合の業務】
宇宙飛行士として認定された場合の業務としては、これまでのISSでの活躍に加え、月探査に向けたゲートウェイの滞在や、月面での滞在などが追加されています。
・有人輸送機(米国商業宇宙船など)への搭乗
・最長6か月間程度のISSでの長期滞在
・ISSおよび「きぼう」システムの操作・保全
・ISSおよび「きぼう」を利用した様々な実験・研究
・ISSおよび「きぼう」船外での船外活動
・有人輸送機(米国新型宇宙船)への搭乗
・ゲートウェイでの滞在(短期)
・ゲートウェイの操作・保全
・ゲートウェイを利用した様々な実験・研究
・ゲートウェイ船外での船外活動
・月面着陸船への搭乗
・月面での滞在(短期)
・月面での実験・研究
・月面での船外活動
【応募期間や採用人数について】
応募受付期間は2021年12月20日から2022年3月4日までとなっており、採用人数は若干名です。
最終選抜結果については、2023年2月ころの発表を予定しているということです。
また、募集要項については、JAXAの宇宙飛行士候補者募集特設サイトに掲載されており、実際の応募方法は、JAXAのエントリー専用Webサイトに必要書類を提出する形式となるとしています。
【最後に】
宇宙飛行の際の技術の向上があったのか、科学研究中心ではなく、宇宙での活動が可能かというポイントにおもむきを置いたのかは分かりませんが、以前の理系学部卒業など学歴の要件が削除されていますね。
とりあえず、大学院に行くか、3年間何かしらの仕事をしているかのどちらかをクリアして、あとは、身体的な条件をクリアすれば、応募資格が得られるようになったので、門とが広がりましたね。
また、プレゼンの能力(たぶん英語でのプレゼンだと思います)の比重が高そうな試験内容になっていますね。
宇宙へ挑戦を考えている方は、ぜひ、検討してみて下さい。
今回のブログは、以上です。
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