2か月ほど前に車検を通したJB31Wジムニーシエラは、走行距離が14万キロほどですが、入手してから21年、初度登録から30年経過しています。大した不調を感じず乗りっぱなしですが、やはり各部の経年劣化を意識して日常的な走行で違和感を敏感に感じ、適切に対処するべきです。
何か気になれば、点検と部品交換で、なるべくトラブルを防止していますが、うっかり今回は前触れを見逃してしまい、出先でエンジン始動が出来なくなりました。
始動不能となったのがドラッグストアの駐車場だったので助かりましたが、もし路上で走行不能となったら交通渋滞を引き起こして、最悪な夜を過ごす事になったかもしれません。
2年ぶりに車検取得したジムニーシエラのエンジン始動トラブル
エンジン始動不能となったJB31Wジムニーシエラは、2年ほど前の車検切れから駐車場に放置してありました。今年の10月に一通りの点検整備を行って車検を通し、この2か月ほどは普段通り週に2回〜4回の走行を繰り返していました。
始動不能の引き金となったのが、週に何度も出かける打ち合わせ先からの帰り道、前日まで何度も往復していますが、それまでは戻る時間帯でも明るくて、ヘッドライトを点灯していませんでした。
この日は戻る時間が遅くなったのか?日暮れが早くなったのか?ヘッドライトを点灯して30分ほど走行した時、何となくメーターの照明が暗くなり、気のせいか?ヘッドライトも少し暗くなってきました。違和感を感じたので、そのまま自宅まで帰ればよかったのですが、まさか?エンジンが始動不能になるとは思っていなかったので、たまに立ち寄るドラッグストアで日用品の買い物を済ませ、始動しようとしたところ、セルの勢いが弱々しくエンジンがかからなくなりました。
セルの回り方が弱すぎるので、始動不能の原因はバッテリーあがりですが、このバッテリーは車検前に新品交換したばかりですし、購入後フル充電しているのでバッテリートラブルではなく、原因はオルタネータの故障かもしれません。
すぐロードサービスを呼んでエンジンを始動させ、帰路はヒーターファンやFMラジオなどをOFF。ヘッドライトも信号停止時に消して、消費電力を最小限にして帰宅しました。
自宅までは6kmほどだったので走り切りましたが、もし遠距離をオルタネータが故障したまま走行すると、バッテリーが完全放電した時点でエンジンが止まってしまうので、結構ヒヤヒヤしながらの夜間走行でした。
放電したバッテリーのパルス充電
自宅に戻ってスグにバッテリーを充電しはじめました。バッテリー充電器はパルス充電できるOMEGA PROです。数か月〜半年ごとに行っている、いつもの充電では数時間でフル充電されますが、今回は翌日の昼過ぎまで12時間以上充電しても自動停止しません。
夕方近くになって18時間ほど充電を続けたあたりでしょうか?気づいたら充電完了していましたが、バッテリーのインジケーターは要充電の黒い表示のまま。かなりバッテリーを消耗したようです。
この状態でジムニーシエラのエンジンがかかりましたが、もう1回パルス充電しなおしました。2回目の充電は約2時間半ほどでフル充電でき、バッテリーのインジケーターも良好を示す緑色に変わりました。
20時間以上かかったバッテリー充電中に、エンジン始動不能の原因を探りました。
今回の症状は、夜間走行でヘッドライトを点灯して起きましたが、思い出してみると新品バッテリーに交換後、しばらくしてエンジン始動時にセルがカチカチ鳴って、すぐにエンジンが回らない症状がありました。
ジムニーのセル始動時にカチカチ回らない事は、よく起きる症状でしたが念のためバッテリーを充電したところ、セルが勢いよく回るようになったので、あまり気に留めませんでした。ですが新品バッテリーなのにセルがカチカチ回らないのは異常です。この時に原因を確認すれば出先で始動不能とはならなかったかもしれません。
今回、充電を2回繰り返してバッテリーが回復したので、原因はバッテリーの不具合ではなさそうです。始動不能となったのはオルタネータの充電性能が下がったのか?充電されていないのか?が原因でしょう。
オルタネーター修理か?交換か?
オルタネーターの修理は、内部のパーツ交換をDIY整備で出来そうなので、手順や交換パーツ調べてみました。
消耗品のブラシやベアリング類とレギュレータの交換で回復しそうですが、交換パーツが結構高額でした。
消耗部品のブラシやベアリング類は1000円〜2000円ほどですが、レギュレータは軽く1万円を超えます。これらを交換すると2万円ほどかかりますが、かなり古いので、その他の部品も劣化しているはずです。
パーツを交換修理して不具合が完治すれば良いのですが、もし不具合が再発するようならオルタネータを交換したほうが安心です。オルタネータをアッシー交換する場合、純正品が6万円ほどと高額なので、新品の純正オルタネーターに交換するのは最後の手段でしょう。
今回のJB31ジムニーシエラ整備は、想定以上の費用ががかかりそうなので、バッテリーを充電している間、さらに優良パーツやセカンドブランドのオルタネータなどを探し続けます。アレコレ探していると、オルタネータのリビルト品が見つかりました。
リビルト品は、中古品を分解して消耗劣化部品を交換したオーバーホール済みの品なので、機能的には新品同様レベルです。価格も純正の半額以下なのでリーズナブルです。ただしリビルト品を購入する場合、取外したオルタネータを返却しなければなりません。
できれば外したオルタネータは修理して予備保管したいので、さらに探し続けます。いくつかのサイトを見回ると、返却不要のリビルトオルタネータが他のリビルト品と同程度の価格で販売されていました。
通常のリビルト品は、購入後1週間程度で取外した品を返却する必要があるので、急いで交換しなけらばなりませんが、このオルタネータは返却不要なので、DIY整備で交換が遅れても問題ありません。
JA11ジムニーのリビルトオルタネータも、こちらなら返却不要です。
リビルト品の購入で気を付けたいのが、新品ではなく中古品ベースのオーバーホール品だという点です。
保証期間が短いので、入手後なるべく早めに作動確認した方が安心です。万一リビルト品に不具合があった場合、早ければ早いほどスムーズに返品や交換、修理などの対応をしてもらえます。
今回の始動不能のトラブルでは修理するか?アッシー交換するか?純正品にするか?リビルト品にするか?アレコレ考えすぎ、パーツやアッシー価格を調べ過ぎて、リビルトオルタネータの注文が遅くなりました。今週末までに到着するので週末のDIY整備でオルタネータを交換する予定です。
リビルトオルタネータが届くまで夜間走行は出来ませんが、フル充電したバッテリーで昼間の短距離走行なら可能なので、少し早めに戻れるよう意識しながら、打ち合わせや買い出しなど、いつも通りの足に使っています。
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