2019年06月19日
スタンド・バイ・ミー 最高の「先生」!
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いやぁ、ウィスキーの中にも庶民の味方がいるのですねー。
ジャックは元来ダウンタウンポーイだったので、若いころはウィスキーもレッド、ホワイト、オールドのサントリー安酒三羽ガラスしか飲んだことがなかったです。
その後ポートエレンに出会ってしまったことから、めっきり高級酒に昏倒し、1000円くらいのウィスキーはやはりそれなりだなぁと思ってました。
そこへ来て、転機は数年前のスキー旅行ですよ。
何の気なしにジャックが持っていったのが、1000円クラスの「ティーチャーズ」。
スキーインストラクターの「ティーチャーズ」が集まって、全員唸ったのがこの「ティーチャーズ」だったのです。
その時の旨さは今でも忘れられません。
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その後、他のみんなはティーチャーズの事を忘れてしまった様ですが、ジャックだけは忘れることが出来ず、その後も溺愛しています。
少なくともジャックの中で、この価格帯のウィスキーの中ではダントツの旨さです。
元々はそれほど甘いお酒は好きではないのですが、例外はあります。
その一つがこのティーチャーズと言えるでしょう。
ジャックの事ですから単純な表現しか出来ませんけれども、グラスの中に芳ばしい香りが充満し、口に入ってくるとなんとも言えない甘みが感じられ、その後まろやかな味わいが満ちわたる感じですかね。
これを飲む時には是非とも口の広いグラスで、香りを楽しみながら味わっていただきたいです。
ジャックのアホ知識ではこの様な表現しかできませんが、一般的な評価はどの様な感じなのでしょう?
まずはテイスティングノート(味の記録みたいな)を見てみましょう。
―テイスティングノート−
・色 :美しい黄金の輝き
・香り :スモーキー・熟したリンゴ・洋梨
・味わい :甘い穀物様のコクとシルクのような優しい風味
・フィニッシュ:豊かな風味の爽やかな余韻を残しゆっくりと去りゆく
おお、グラスの中で感じられたあの香りは、熟したリンゴの香りだったんですね!
ホンマかいな?
ジャックの貧素な嗅覚の中にはリンゴはなかったなぁ。残念!
でもスモーキーは分かります。とても芳ばしいあの感じ、すごく好き。
他の皆さんの感じ方に目を向けると、やはり甘みを感じられている方も、いらっしゃいますね!
折角だから皆さんの感じ方も、そのまま記載してみましょう。
これを読んでくださっている方々もその方がわかりやすいに違いない。いやきっとそうだ。
「口に含むと、やはり甘くスモーキーだ。しかし舌の上で転がして味わっていると、僅かだがビターでスパイシーな部分も感じる。そして最初の甘い印象が、次第にドライなものに変わってくる。
飲み下した後のアフターテイストには、スモーキーさがしっかり残る。」
…かっこいい。
ジャックもこういうの言ってみたいです。ビターでスパイシーでブリリアントでサイケデリック、とか。
ふふ、そこまで言ってないか。
もう1人語っていただきましょう。
「ピート、ヨード(海藻)、杏、バニラ、カスタードクリーム、なめした皮、少しのレーズンの香りがします。
口に含むと、パイナップル、杏、麦芽の甘みにピートや硫黄がしっかりと感じられます。クセは強めですがブレンデッドスコッチらしく、バランス良くすっきりと飲めます。」
うう、ものすごく愛好家の方に伝わっている気がする。
レーズンと杏を嗅ぎ分けなければならないのか…。
と、とにかく皆さん共通して言われている事があります。
「ティーチャーズ」はこの価格帯にしては美味しい、と。
良かった。オイラは間違っていない。
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ティーチャーズは、グラスゴーの食料品店主、ウィリアム・ティーチャーさんが、なんと独学でウイスキーのブレンドを学んで作り上げたブレンデッドウイスキーです。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混和した史上初のブレンデッドウイスキーが、アンドリュー・アッシャーにより開発されたわずか3年後、1863年のことでした。
ブレンデッドならではの品質が安定した優れたウイスキーとの評判を呼び、また厳格で誠実な人柄もあって、名字がいつの間にか尊称となり“スコッチの先生”として、その後150年以上にもわたり英国で、そして世界で愛されつづけることになります。
コンピューターも精密機械もなかった時代に、彼のブレンドはボトルごとのブレが少なかったため、大いなる評判を呼びます。
彼の死後、事業は二人の息子が引き継ぎ、販売数を伸ばしていきます。
彼らはティーチャーズのフレーバーに欠かせないピート香あふれるモルトの安定供給のために、アードモア蒸留所を設立。ここの蒸留所では、その名も「アードモア」というシングルモルトウィスキーが作られています。その後のティーチャーズのキーモルトの一つとなりました。
ティーチャーズのなによりの特徴、ピート香によるスモーキーフレーバーのために蒸留所まで造ってしまっているのですから、ティーチャーズのピートに対するこだわりが垣間見えます。
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さて、この「ティーチャーズ」、飲み方はジャックとしては、断然ストレートがお勧め!
加水するにしても数滴たらす程度が絶対いいと思います。
もちろん人によってはロックやトワイスアップをお勧めされることもあるのですが、そこは人ぞれぞれ。
ハイボールに至ってはジャック的には「?」。
とにかくストレートの時に広がる芳醇な香りが、グッジョブだと思います。
当然好みは人ぞれぞれあるのですからいろいろとお試しいただくのが良いと思いますが、一度だけストレートもお試し頂いてみてはどうでしょう?
価格:930円 |
スコッチの先生、ブレンドの先生色々呼ばれているティーチャーズですが、「先生」と言うよりジャックにとっては、いつもお手軽にそばにいてくれる頼りになる「親友」と言った存在なのでありました。
皆様も是非、一度お試しください。
乾杯!
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ムームードメイン
お名前.com
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