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平安時代から続く塩辛の雑学

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日本に古くから伝わる保存食の一つ塩辛。

一般的にはイカやタコの塩辛が有名で、身だけではなく内蔵ごと一緒に塩漬けにして食べるので、臭いや食感が独特になってしまい残念ながら好き嫌いが分かれてしまいます。

日本の歴史には平安時代の末期頃から登場している食べ物になるのですが、ただ当時は交通の事情もあり気軽に食べられるような食べ物ではなかったようです。

また塩辛という名前は出てはいても本当に現代の形式のような塩辛であったのかも不明なところになります。

と言うのも現代では魚介類の塩辛が主流ですが、平安時代辺りは獣肉の塩辛もあったそうです。

現在と同じような塩辛が食べられていると確認できるのは江戸時代後半くらいと言われます。

食べ方も酒のオツマミやご飯やお茶漬けなどとしてさほど変わらなかったようです。

と言うか最近ではパスタやパンのレシピなども見たりすることがあるので「違った方向に進んでいるのか?」と逆に危機感を覚えるときがあります。

ちなみに塩辛は漬け物なので自然発酵食品です。

微生物による自然発酵の食品なので、生の状態よりも旨味成分であるアミノ酸の量も増えるのはもちろん、食感なども異なってきます。

使う食材によっては栄養素や効果なども色々と考えられるため塩を使った保存食なので塩分が高め(一般的には5%ほど)の食べ物ですが、非常に魅力の多い食べ物です。







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