2020年09月08日
伝承時期は?野菜?果物?スイカの不思議!
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スイカが日本に伝わった時期というのはハッキリと分かっていませんが、一般的には室町時代以降ではないかと言われています。
時期的にみてポルトガル人がカボチャなどと一緒に持ち込んだ食べ物の一つであったり、中国の方から隠元禅師が種を持ち込んだなど様々な説があるようです。
ただ1697年の「農業全書」によると「西瓜ハ昔ハ日本になし。寛永の末初て其種子来り。其後やうやく諸州にひろまる。」と書かれていることから、これ以前の日本にはスイカというものは伝わっていなかったと言われています。
(この時すでに文字としては西瓜とは書かれているものの、どこから伝わっているのかは不明のために、西瓜の由来も正確にはわかっていないんだとか…
一説には日本より西、中国以西全て含めたどこかの国から伝わった瓜ということで西瓜と呼ばれるようになったとも言われます)
そんなスイカは全体の9割が水分とも言われていますが、江戸時代後期の民衆に
広まった辺りには水瓜(みずうり)とも呼ばれていたそうです。
またスイカは野菜なのか果物なのかの分類もハッキリしていません。
ウリ科の一年草で園芸的に見ると野菜だと言われていますが、青果市場での流通の具合や栄養学的に見た場合、果物のような分類をされるということで最近では、果実的野菜というどちらともつかないような分類をされることが多くあります。
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