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2017年12月28日
「四天王」持国天は〇〇をかき鳴らす?
並べるだけ!「四天王」の覚え方
https://fanblogs.jp/huun/archive/170/0
で知識を固めたところで、今日は
「持国天」
にフォーカスしてみましょう。
何せ「持国」天ですから。
国を持っちゃうわけですから。
さぞ、スケールの大きい方と予想。
というわけで、ご本人においでいただきました!
持国天さんです!
持国天「なになに〜?、何か弾いてほしいの?」
筆者「あれっ!予想外の来た!」
Wikipedia
持国天「ん?かき鳴らしちゃダメな雰囲気?」
筆者「いえ、構いません‥‥って、何を持ってるんですか?」
持国天「琵琶だよ!マイ琵琶。ベベンベベン!」
筆者「音楽がお好きなんですか?」
持国天「う〜ん、中国ではそういうことになってる」
筆者「何でまた‥‥?」
持国天「手下にガンダルヴァがいるもんだから」
筆者「ガンダルヴァ?」
持国天「帝釈天、つまりインドラに音楽を聞かせる係」
筆者「へ〜。さっき、『中国では』とおっしゃいましたが」
持国天「ああ、日本ではあまり琵琶持たないからね!」
筆者「日本バージョンって、できます?」
持国天「あっちか〜。気は進まないけど、やるよ。えいっ!」
(画像引用:Wikipedia)
筆者「おお!四天王っぽい!普通こっちですよね!」
持国天「二面性は、誰にでもあるものよ」
筆者「重厚な語り口!表情も精悍です!」
持国天「邪鬼を踏み、仏敵をにらむ。それもまた我が使命」
筆者「背中にしょってる車輪みたいなものは?」
持国天「これは法輪。戦車の車輪」
筆者「じゃ、やっぱり戦いメインの仏神ってことですよね!」
持国天「否。法輪は仏教の広がりを表す。戦いの象徴ではない」
筆者「深い理論ですね‥‥あれ?顔色悪いですけど大丈夫?」
持国天「‥‥‥喋り方、元に戻してよいか‥‥」
筆者「え?は、はいどうぞ」
持国天「ぷはっ!やっぱさ、琵琶持ってる方がいいよ!」
(画像引用:http://www.shaolin.org.cn)
筆者「中国と日本でだいぶ違いますね」
持国天「中国ではさ、東方面の担当ってことになってるからね」
筆者「東西南北のうち、東の防衛担当ですか」
持国天「そう!東ってさ、中国的には雰囲気緩いんだよね!」
筆者「まあ基本的に、東は海ですからね‥‥」
持国天「北方担当の多聞天とか、強くないと無理じゃんあれ」
筆者「匈奴とかモンゴルとか攻めて来ますもんね」
持国天「おいらはいいよこのままで。東〜に住む人は〜幸せ〜♪」
‥‥琵琶を鳴らして行ってしまいました。
持国天、サンスクリット語ではドゥリタラーシュトラ。
直訳すると " 国を支える者" 。
北を守る多聞天=毘沙門天とは違った雰囲気の仏神でしたね!
‥‥ということで、
「東方」
「持国天」
で語呂合わせしておきましょう。
「東宝の時刻」
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<参考>
「四天王」目が細いのになぜ広目天?
https://fanblogs.jp/huun/archive/148/0
「四天王」多聞天がソロ活動?
https://fanblogs.jp/huun/archive/169/0
2017年12月21日
雨ニモ負ケズ‥の「本当の全文」とは
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ‥‥
で始まる、あまりにも有名な詩ですね。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
ヨクハナク
決シテイカラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ‥‥
詩の途中部分は省略します。
とりあえず、その最後は
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
で終わる。
これが世間の一般常識だと思います。
しかし。
まだ、この先がある
ことはあまり知られていません。
【新】校本宮澤賢治全集
第十三巻(上)覚書・手帳本文篇(筑摩書房)
から引用してみましょう。
ん?????
最後のお経みたいなの何だ?
そうです。
ほら、よく見て下さい。
南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
そうです、これは
「法華経」
です。
妙法蓮華経は法華経の正式名称。
宮沢賢治は18歳のとき法華経に触れて感動。
それまで信仰していた浄土真宗を捨て、
日蓮宗の熱心な信者となりました。
エゴイズムの否定、自己犠牲の精神など、
賢治の作品を貫くいくつかのテーマは、そのまま
法華経を紐解くのに必要なカギでもあります。
作品を読むときよく探してみましょう!
‥‥ということで今回は
「宮沢賢治」
「法華経」
で語呂合わせです。
宮沢賢治が「ホッケ?今日?」
あっ、味噌と少しの野菜とか言ってたくせに!
2017年12月10日
「四天王」多聞天がソロ活動?
並べるだけ!「四天王」の覚え方
https://fanblogs.jp/huun/archive/170/0
からの流れで、今日は
「多聞天」
について掘り下げてみましょう。
噂では、「ある有名な仏教の神」と
同一人物だというのですが‥‥。
あ、いらっしゃいました。
多聞天さんです!
多聞天「ヴァイシュラヴァ〜ナ!」
筆者「おお、いきなり変な挨拶から‥‥?」
多聞天「ヴァイシュラヴ‥‥いてっ、舌噛んだ!」
筆者「落ち着いて。ヴァイシュラ何とかがどうしたんですか」
多聞天「名前なんだよ、俺の。本名なの」
筆者「ああ、インドではそう呼ばれてるんですね」
多聞天「うん。ヴァイシュラヴァナ。言いにくいだろ」
筆者「確かに‥‥。どういう意味なんですか?」
多聞天「サンスクリット語で、" 多くを聞く者 " 」
筆者「おお、まさに多聞天!!」
多聞天「そう。ユニットメンバーとしては、多聞天」
筆者「ユニット?」
多聞天「SHITEN-NOってユニット、知らない?」
筆者「四天王‥‥ですよね‥‥」
多聞天「そう。KO-MOK、J-KOK、ZO-CHO、そして俺TA-MON」
筆者「広目天、持国天、増長天に多聞天‥‥」
多聞天「で俺、ソロ活動もすんの。その時は名前変えてさ」
筆者「堂本剛さんみたいな‥‥で、その名前とは?」
多聞天「BISHA-MON !!」
Wikipedia
「えっ!毘沙門!」
「そ!ユニットの時は、多聞天。ソロの時は、毘沙門天」
「でもいきなりあの毘沙門天と言われても」
「最初に言ったじゃん、ヴァイシュラヴァナって」
「だから、"多くを聞く者" でしょ」
「意訳としてはそうだね。音訳としては?」
「ヴァイシュ‥‥毘沙門!」
「そ!意味と音で、二役引き受けちゃってるわけよ」
「でも毘沙門天って、別格のイメージあります」
「そうね、多聞天はもともと北を守る仏神だからね」
「北だと何か‥‥?」
「中国ではさ、北からの侵掠が歴史的に多いわけよ」
「匈奴とか、蒙古とか」
「そうそう。北を守るってことはさ、強いってことなの」
「日本でも、戦国最強といわれる上杉謙信が」
「あ、謙ちゃんね!いつも最前列で拝んでくれたよ!」
「謙信も北陸の雄、ですもんね」
「じゃ俺、そろそろ行くね!KO-MOKが監視してんだよ!」
「ははあ、広目天さんが。全てお見通しというあの」
「じゃあね〜、ヴァイヴァ〜イ」
「‥‥今の、ヴァイシュラヴァナと掛けてるのかな‥‥」
多聞天、またの名を毘沙門天。
夜叉、羅刹などの鬼神を統率する武神ですが、
インドでは「財産を守る神」でした。
しかし中国や日本では
「北方を守る神様は強くなくては困る」
という地政学的な理由から、武神信仰が一般化したのです。
‥‥ということで、
「北方」
「多聞天」
「毘沙門天」
で語呂合わせしておきましょう。
「放ぽったもん、ビシャ」
車外へ飲み残しを捨ててはいけません!!
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〈参考〉
「四天王」目が細いのになぜ広目天?
https://fanblogs.jp/huun/archive/148/0
「四天王」持国天は〇〇をかき鳴らす?
https://fanblogs.jp/huun/archive/193/0
2017年12月01日
並べるだけ!「四天王」の覚え方
四天王。
徳川四天王とか、ものまね四天王とか。
「この四人をおいて他にない!」
という意味でふつう使われますか、
もともとは仏教用語です。
仏教における四天王は、仏教を守護する四つの神。
それぞれ担当する方面が違います。
すなわち、
北方の多聞天
西方の広目天
東方の持国天
南方の増長天
う〜ん、どうやって覚えれば‥。
ところで、皆さんは
「蛸地蔵 (たこじぞう)」
という駅があるのをご存知ですか?
ほらここに。
大阪府岸和田市、南海本線の蛸地蔵駅です。
マニアックな駅ですから、ご存知ないでしょう?
‥ということで今日の語呂合わせです。
してんのう
たもんてん
こうもくてん
じこくてん
ぞうちょうてん
「知ってんの?たこじぞう」
なぜ「蛸地蔵」という駅名かはまた別の機会に。
‥‥ということで「四天王」の覚え方でした!
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〈参考〉
「四天王」目が細いのになぜ広目天?
https://fanblogs.jp/huun/archive/148/0
「四天王」多聞天がソロ活動?
https://fanblogs.jp/huun/archive/169/0
「四天王」持国天は〇〇をかき鳴らす?
https://fanblogs.jp/huun/archive/193/0
2016年06月12日
信仰するのは「ミルク」?沖縄の謎
ミルク信仰。
ありがたや〜、牛乳様。
もったいなや〜、牛乳様。
違います。
違うんです。
まずは、こちらの画像をご覧ください。
沖縄県南城市で撮影されたものです。
(画像引用 琉球新報)
画面中央、恰幅の良い「何者か」が
行列を率いていきます。
この、笑みをたたえた仮面を被っているのが
「ミルク神」
なのです。
わかった!牛乳の神様なんだね!
と思ったあなた。
ブッブーです。
この写真が撮られたのは沖縄県。
前回の記事「ジーマーミー豆腐を推理せよ!」
https://fanblogs.jp/huun/archive/150/0
を思い出してください。
沖縄では本土の母音が
O⇒U
に変換されるのでしたね。
そば(sOba)⇒すば(sUba)
ことば(kOtOba)⇒くとぅば(kUtwUba)
などがよい例です。
してみると、沖縄の言葉は逆に
U⇒O
の法則を適用すれば、本土の言葉になるはずです。
ミルク(mirUku)⇒ミロク(mirOku)
ミロク・・・ミロク・・・みろく・・・
弥勒菩薩 (みろくぼさつ)!!!
(画像引用 Wikipedia)
・・・ん?
でも、似ていませんね・・・。
ミルク神は、本当に弥勒菩薩なのでしょうか?
まずは、ミルク神のルーツを調べてみましょう。
実は、このミルク信仰、沖縄だけのものではありません。
台湾や東南アジアにも似たような風体の神様が存在します。
そして、いずれも弥勒菩薩とは似ても似つかぬお姿です。
むしろ、
布袋様(ほていさま)
に似ています。
(画像引用 ichi-online.com)
布袋様と言えば、七福神の一人。
そして、実在の人物でもあります。
すなわち、唐代に活躍した僧・布袋和尚こそ、その人。
その布袋様、死の直前、こんな偈文を残しました。
彌勒真彌勒 分身千百億(弥勒は真の弥勒にして分身千百億なり)
時時示時分 時人自不識(時時に時人に示すも時人は自ら識らず)
(出典 景徳傳燈録)
つまり
「弥勒には分身が千百億ある、
時代時代に姿を現すが人はそれを知ることがない」
このことから、
「布袋和尚は弥勒菩薩の化身だったのだ!」
という伝説が生まれます。
布袋和尚が活動したのは明州。
現在の浙江省寧波市あたりです。
ゆえに、
「弥勒=布袋説」は中国南部を中心に
東南アジア各地へと伝播していきます。
だから、沖縄における「弥勒(ミルク)」は
布袋様の恰好をしているわけですね。
ちなみに弥勒菩薩は非常にスケールの大きい仏様なので
別の機会に掘り下げてみたいと思います!
・・・というわけで、今日の語呂合わせは
「弥勒」=「布袋」なので
「ミー、ロック掘っていい?」
でいきましょう。
何て、やる気のある外国人労働者なんだ!!
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2016年06月06日
「四天王」目が細いのになぜ広目天?
広目天(こうもくてん)
という神様がいます。
まずは、ご尊顔を拝しましょう。
(出典 東大寺戒壇院)
ひいい・・・!
違うんです、僕じゃありません
冷蔵庫のプリンを食べたのは・・・!
いや何ともおっかない顔です。
そして、
目は細い
ですね。
別の角度からも見てみましょう。
(出典 東大寺戒壇院 絵葉書)
やっぱり細目でおっかないです。
・・・というわけで、今回は畏れ多くも
広目天さんじきじきにお越しいただきました。
筆者「あの、本日はお忙しいところ恐縮です」
広目天「持ち場を離れるのは不本意じゃが、仕方あるまい」
筆者「持ち場?担当エリアみたいなものですか?」
広目天「わしは、西方を守護する仏教の守護神じゃ」
筆者「では別の方角は他の神様が」
広目天「何も知らん奴よのう。『四天王』はわかるか?」
筆者「あっ、よくあるフレーズ。ナントカ四天王ってよく言いますよね」
広目天「東方の持国天、南方の増長天、北方の多聞天、
そして西方はわし、広目天が守っておる」
筆者「四天王って、そこからの言葉だったんですね!」
広目天「聞きたいのはそれだけか」
筆者「いえ、佐々木さん、お伺いしたいのはですね」
広目天「だれが大魔神・佐々木主浩じゃ!!」
(出典 週刊女性PRIME)
筆者「よく似ていらっしゃるので…。実はお名前についてですが」
広目天「わしの名前について?」
筆者「ズバリ、目が細いのになぜ広目天?」
広目天「そういう意味ではない。視野の問題じゃ」
筆者「そこのところ詳しく・・・」
広目天「わしはもともとインド生まれ」
筆者「仏教の仏神はだいたいそうですよね」
広目天「うむ。元々は、雷神インドラの配下なのじゃ」
(画像引用 Wikipedia)
筆者「うわあ。インドラさんはあでやかですね!」
広目天「バカモノ、見た目に騙されるな。
インドラは、古代インドでラークシャサ(羅刹)の大軍を瞬殺したのだぞ。
神話に出てくるインドラの矢って、知らんのか」
筆者「ラピュタでムスカ大佐が言ってたような」
広目天「そう、それよそれ」
筆者「…ラピュタとか絶対知らないでしょ。
でもインドラさんの部下のはずなのに、
広目天さんはインドっぽくないですね」
広目天「仏教に取り入れられてからは、唐代の甲冑を着ておる」
筆者「よくお似合いです」
広目天「しかし、武器は持っておらん」
(出典 東大寺戒壇院)
筆者「でも、何か持ってるじゃないすか」
広目天「筆と、巻物じゃ」
筆者「鎧着て、筆に巻物・・・?」
広目天「仏教におけるわしの役目は、情報収集」
筆者「確かに、観察して書き留めてる感じが」
広目天「そして、わしのインド名はヴィルーパークシャ」
筆者「ヴィル…要するに何て意味ですか」
広目天「種々の眼をした者」
筆者「つまり眼がいっぱい・・・?」
広目天「そう。広目天の語源はまさにこれじゃ。
遠くまで、あらゆることを見ることができる」
筆者「そんな細い目で…」
広目天「これは目を細めて遠くを見ておるのじゃ!!
遠くまで見てるって表現じゃ!
ほら近視の人がよくやっておる、あれじゃ!」
筆者「細めるってことは、やっぱり目が悪いんじゃ?」
広目天「うっ‥!馬鹿にしたな!インドラ呼んでくるぞ!」
筆者「すいません!それだけは・・・!」
広目天「 『3分間待ってやる!!』」
筆者「ほんとにラピュタ知ってる〜!!」
(出典 天空の城ラピュタ)
・・・さすがは広目天さん、
アニメにも精通していらっしゃいました。
つまり、広目天は目が広いという意味ではなく
視野が広い、という意味だったのですね。
というわけで、今日の語呂合わせにいきましょう。
「広目天」「西を守る」
「こうも苦、日誌」
日誌も毎日つけるのは、しんどいですね!
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並べるだけ!「四天王」の覚え方
https://fanblogs.jp/huun/archive/170/0
「四天王」多聞天がソロ活動?
https://fanblogs.jp/huun/archive/169/0
「四天王」持国天は〇〇をかき鳴らす?
https://fanblogs.jp/huun/archive/193/0
2016年05月07日
ヒントは神話!ヤギとパニックの関係
さて、みなさん。
今日は星の世界に目を向けてみましょう。
やぎ座。
をご存じでしょうか。
黄道十二星座の1つですね。
かなりメジャーな星座です。
まあ、まずは見てみましょう。
はい、こんなです。
(画像引用 www.weblio.jp)
下半身がちょっとおかし・・・
いや、明らかにおかしい。
本来のヤギは、こうです。
(画像引用 Wikipedia)
そう、これこそ今日のテーマ。
「ヤギ」と「パニック」の関係です。
やぎ座についてのエピソードはギリシア神話に
由来しますので、関係者に来ていただきました。
筆者「お待たせしました、どうぞ!」
パーン「どうも・・・パーンです」
(画像引用 theguidingtree.com)
筆者「神様でいらっしゃる?」
パーン「はい、牧神とよばれています・・・」
筆者「あの・・・生物学的には?」
パーン「上半身は人間、下半身は山羊です」
筆者「上半身が人間・・・頭にツノがありますが・・・」
パーン「細かい事はスルーで・・・。私、気が弱いほうで・・・」
筆者「失礼しました!普段、どんなことをなさいます?」
パーン「楽器を演奏してます」
筆者「エンターテナーというわけですね!」
パーン「はい。あの日も私は、葦笛をふいていました・・・」
筆者「誰かに聴かせていた?」
パーン「ナイル河のほとりで酒盛りがあって。神々も大勢いました」
筆者「人気者じゃないすか!それで何がおこったんですか?」
パーン「ヤツが現れたんです・・・!」
筆者「え?誰が」
パーン「テュフォンです・・・」
(画像引用 forums.smitegame.com)
筆者「怪物たちの総帥といわれる、あの!」
パーン「はい。天に達するほど巨大で、全宇宙を崩壊させる神です」
筆者「設定がチートすぎます。こりゃあ、逃げるしかありませんねえ」
パーン「はい、神々は思い思いの姿に変身して逃げました」
筆者「パーンさんは何に?」
パーン「すぐ横が河だったので、魚に・・・」
筆者「無難な選択!」
パーン「でも、混乱して。下半身はヤギから魚に変身したんですが」
筆者「上半身は?」
パーン「人間からヤギになってしまいました」
(画像引用 plaza.rakuten.co.jp)
筆者「致命的なミス!ほかの神々も同じように失敗を?」
パーン「いえ・・・。変身失敗は私だけです」
筆者「さぞ、みんなに心配されたでしょうね・・・・」
パーン「・・・逆なんです」
筆者「というと?」
パーン「『下だけ魚とか超うける!そうだ!星座にして永久保存しようぜ!』って・・・」
筆者「ひどい!」
パーン「結局、そんな姿で星座にされたんです・・・しかも」
筆者「まだあるんですか」
パーン「『パーン(Pan)みたいにあわてる』ことを称して・・・」
筆者「パニック(Panic)と言われるようになった!」
パーン「はい・・・不名誉なことばかりです」
筆者「大丈夫ですよ!21世紀、もう誰もそんなこと知りませんよ!」
パーン「あんたがまた広めとるやないか!」
・・・ということでパニックの語源に関する雑学でした。
それにしてもギリシア神話の神々は人間くさいですね・・・。
さて、そろそろ語呂合わせです。
「ヤギ座」「パニック」なので
「矢木がパニック」
(画像引用 闘牌伝説アカギ)
でいきたいと思います!
(わかる人にしかわからない・・・)
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2016年04月19日
インド系?神様のフュージョンとは
以前、島根県と鳥取県について書きました。
「もう忘れない!!島根県と鳥取県の位置」
https://fanblogs.jp/huun/archive/3/0
そのとき出雲大社をチラッと話題にしました。
(画像引用 Wikipedia)
今回、出雲大社の祭神である
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
に触れてみたいと思います!
(画像引用 blogs.yahoo.co.jp)
大国主は、「因幡の白兎」で有名な神様。
ヤマタノオロチを退治した、
須佐之男命(スサノオノミコト)から
数えて6世の孫にあたります。
その能力は、他の神々を圧倒。
農学、水産学、医学、商学など、
あらゆる分野でイノベーションを展開。
葦原中国(あしはらのなかつくに)=日本
に文明をもたらします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
突然ですが、
今日は、そんな大国主さんにお越しいただきました!
(画像引用 kumekawa-shingu-butsugu.com)
「どうもこんにちは!オオクニさま!」
「・・・・?」
「いつも背負ってる袋、お似合いですよ!」
「・・・・?」
「だぶだぶファッションも素敵です!」
「・・・・あのう、私、オオクニじゃなくて、大黒(ダイコク)」
何ということでしょう!
大国(オオクニ)様をお呼びするはずが、
大国(ダイコク=大黒)様をお呼びしてしまいました!
大国主は日本の神様ですが、
大黒天はインドの神様ですもんね。
しかし恰好があまりにそっくりなものですから。
名前も置換可能だし・・・ブツブツ。
実は、それでよいのです。
大国主大神=大黒様。
大黒さまは、もともとインドの神様。
戦いの神・シヴァの化身ともいわれる仏教の守護者。
日本で最初に大黒天信仰を広めたのは最澄ですが、
時代が移り、江戸時代には商売の神さまとして
「大黒さん」は庶民に身近な神様になりました。
七福神の一人でもありますね。
ともかく、「ダイコク」という
音読みが同じなので、江戸時代ごろから
「大国さん(だいこくさん)=大黒(だいこくさん)」
と認識されるようになりました。
確かに、大国主大神は農業生産に多大な進歩をもたらした神様。
大黒様は、大黒柱といわれるように食物、財産などを司る神様。
理屈はあっているようです。
ということで、語呂合わせは
「オオクニヌシ」=「大黒様」で参りましょう。
「多く荷主」なら「大航空」
大量輸送は飛行機で。
・・・・ということで、
「大黒様」は何が黒いのか?についてはまた後日!
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2016年03月10日
刹那は何秒?
トヨタ自動車がミラノデザインウィーク2016
に木製自動車「SETSUNA」を出展。
(出典 トヨタ自動車(株))
というわけで、今回のテーマは
刹那(せつな)。
「刀を振り下ろそうとしたその刹那....」
のように
「瞬間」とか「一瞬」の意味で用いられることが多いですね。
(画像引用 wikipedia)
この刹那はもともと仏教用語。
じゃあどれくらいの時間か、というと
解釈はさまざまあるものの
「75分の1秒」説が有力。
小数点で表すと、
0.0133333・・・秒。
つまり
ウサイン・ボルトの100m世界記録
: 9.58秒=719刹那
ウルトラマンが地球上で戦える制限時間
:3分=60秒=4500刹那
石の上にも三年
:3年=1095日=2万6280時間=70億9560万刹那
となります。
「爆発まであと5秒...!」
も刹那に変換するとあらフシギ
「爆発まであと375刹那」
心にゆとりが生まれますね!
「刹那」=「約0.013秒」なので
「せつないときは太田胃散」
でおぼえましょう。
今日もまた、つまらぬものを憶えてしまった...。
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2016年03月03日
カラスだけど黒くない?烏森神社の御朱印
烏森神社の御朱印
が話題に。
何?ご存じない?あの、烏森神社を。
(画像引用 Wikipedia)
烏森(からすもり)神社。
決してトリ森ではございません。
場所は、東京都板橋。
創建は西暦940年。
創建のいきさつを順に追うと
一、平将門が叛乱。
二、鎮守府将軍 藤原秀郷が稲荷神社で戦勝を祈願
三、そこに白狐が現れて白羽の矢を秀郷に与える
四、矢のおかげか速攻で乱を鎮圧
五、秀郷「お礼に、どこかにもひとつ稲荷神社を創建しよう」
六、白狐「神のカラスが群がる場所がそこ」
七、ある森に来たら、カラスが群がっていた
八、秀郷「ここに神社つくろ!」
それでもってこれがその「御朱印」。
(画像引用 matome.naver.jp)
御朱印ってのは神社やお寺で書いてくれる、
ラジオ体操のスタンプみたいなものですね。
(ちょっと違うような気もしますが・・・)
ともかく
「何年何月何日、ここへお参りにきましたよー」
という記録です。
手書きなので、どの一枚も世界に一枚の御朱印。
普通は白地に黒と朱色ですが、
烏森神社の御朱印は色彩豊かなのですね。
確かにカラフル。
だから、行列ができるくらい人気だそうです。
では、語呂合わせいってみましょう。
ほら、早く行かないとなくなる!
急いで!それ車だ飛行機だ!
「烏森」「940年創建」「御朱印」で
「カラスの森へ急用!ゴー、シュイーン!」
今日もまた、つまらぬものを憶えてしまった・・・・。
あっ、つまらなくない!神様仏様・・・・。
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