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2016年06月12日

信仰するのは「ミルク」?沖縄の謎


ミルク信仰。

ありがたや〜、牛乳様。
もったいなや〜、牛乳様。

違います。
違うんです。

まずは、こちらの画像をご覧ください。
沖縄県南城市で撮影されたものです。

image.jpeg
(画像引用 琉球新報)

画面中央、恰幅の良い「何者か」が
行列を率いていきます。

この、笑みをたたえた仮面を被っているのが

「ミルク神」

なのです。

わかった!牛乳の神様なんだね!
と思ったあなた。

ブッブーです。

この写真が撮られたのは沖縄県。
前回の記事「ジーマーミー豆腐を推理せよ!」
https://fanblogs.jp/huun/archive/150/0
を思い出してください。

沖縄では本土の母音が
OU
に変換されるのでしたね。

そば(sOba)⇒すば(sUba)
ことば(kOtOba)⇒くとぅば(kUtwUba)
などがよい例です。

してみると、沖縄の言葉は逆に

UO

の法則を適用すれば、本土の言葉になるはずです。

ミルク(mirUku)⇒ミロク(mirOku)

ミロク・・・ミロク・・・みろく・・・

弥勒菩薩 (みろくぼさつ)!!!

image.jpeg
(画像引用 Wikipedia)


・・・ん?
でも、似ていませんね・・・。
ミルク神は、本当に弥勒菩薩なのでしょうか?
まずは、ミルク神のルーツを調べてみましょう。

実は、このミルク信仰、沖縄だけのものではありません。
台湾や東南アジアにも似たような風体の神様が存在します。

そして、いずれも弥勒菩薩とは似ても似つかぬお姿です。
むしろ、
布袋様(ほていさま)
に似ています。

ほてい
(画像引用 ichi-online.com)

布袋様と言えば、七福神の一人。
そして、実在の人物でもあります。

すなわち、唐代に活躍した僧・布袋和尚こそ、その人。
その布袋様、死の直前、こんな偈文を残しました。

彌勒真彌勒 分身千百億(弥勒は真の弥勒にして分身千百億なり)
時時示時分 時人自不識(時時に時人に示すも時人は自ら識らず)
(出典 景徳傳燈録)

つまり
「弥勒には分身が千百億ある、
時代時代に姿を現すが人はそれを知ることがない」

このことから、
「布袋和尚は弥勒菩薩の化身だったのだ!」
という伝説が生まれます。

布袋和尚が活動したのは明州。
現在の浙江省寧波市あたりです。

ゆえに、
「弥勒=布袋説」は中国南部を中心に
東南アジア各地へと伝播していきます。

だから、沖縄における「弥勒(ミルク)」は
布袋様の恰好をしているわけですね。

ちなみに弥勒菩薩は非常にスケールの大きい仏様なので
別の機会に掘り下げてみたいと思います!

・・・というわけで、今日の語呂合わせは

弥勒」=「布袋なので

ミー、ロック掘っていい?」

でいきましょう。

何て、やる気のある外国人労働者なんだ!!


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