2016年06月06日
「四天王」目が細いのになぜ広目天?
広目天(こうもくてん)
という神様がいます。
まずは、ご尊顔を拝しましょう。
(出典 東大寺戒壇院)
ひいい・・・!
違うんです、僕じゃありません
冷蔵庫のプリンを食べたのは・・・!
いや何ともおっかない顔です。
そして、
目は細い
ですね。
別の角度からも見てみましょう。
(出典 東大寺戒壇院 絵葉書)
やっぱり細目でおっかないです。
・・・というわけで、今回は畏れ多くも
広目天さんじきじきにお越しいただきました。
筆者「あの、本日はお忙しいところ恐縮です」
広目天「持ち場を離れるのは不本意じゃが、仕方あるまい」
筆者「持ち場?担当エリアみたいなものですか?」
広目天「わしは、西方を守護する仏教の守護神じゃ」
筆者「では別の方角は他の神様が」
広目天「何も知らん奴よのう。『四天王』はわかるか?」
筆者「あっ、よくあるフレーズ。ナントカ四天王ってよく言いますよね」
広目天「東方の持国天、南方の増長天、北方の多聞天、
そして西方はわし、広目天が守っておる」
筆者「四天王って、そこからの言葉だったんですね!」
広目天「聞きたいのはそれだけか」
筆者「いえ、佐々木さん、お伺いしたいのはですね」
広目天「だれが大魔神・佐々木主浩じゃ!!」
(出典 週刊女性PRIME)
筆者「よく似ていらっしゃるので…。実はお名前についてですが」
広目天「わしの名前について?」
筆者「ズバリ、目が細いのになぜ広目天?」
広目天「そういう意味ではない。視野の問題じゃ」
筆者「そこのところ詳しく・・・」
広目天「わしはもともとインド生まれ」
筆者「仏教の仏神はだいたいそうですよね」
広目天「うむ。元々は、雷神インドラの配下なのじゃ」
(画像引用 Wikipedia)
筆者「うわあ。インドラさんはあでやかですね!」
広目天「バカモノ、見た目に騙されるな。
インドラは、古代インドでラークシャサ(羅刹)の大軍を瞬殺したのだぞ。
神話に出てくるインドラの矢って、知らんのか」
筆者「ラピュタでムスカ大佐が言ってたような」
広目天「そう、それよそれ」
筆者「…ラピュタとか絶対知らないでしょ。
でもインドラさんの部下のはずなのに、
広目天さんはインドっぽくないですね」
広目天「仏教に取り入れられてからは、唐代の甲冑を着ておる」
筆者「よくお似合いです」
広目天「しかし、武器は持っておらん」
(出典 東大寺戒壇院)
筆者「でも、何か持ってるじゃないすか」
広目天「筆と、巻物じゃ」
筆者「鎧着て、筆に巻物・・・?」
広目天「仏教におけるわしの役目は、情報収集」
筆者「確かに、観察して書き留めてる感じが」
広目天「そして、わしのインド名はヴィルーパークシャ」
筆者「ヴィル…要するに何て意味ですか」
広目天「種々の眼をした者」
筆者「つまり眼がいっぱい・・・?」
広目天「そう。広目天の語源はまさにこれじゃ。
遠くまで、あらゆることを見ることができる」
筆者「そんな細い目で…」
広目天「これは目を細めて遠くを見ておるのじゃ!!
遠くまで見てるって表現じゃ!
ほら近視の人がよくやっておる、あれじゃ!」
筆者「細めるってことは、やっぱり目が悪いんじゃ?」
広目天「うっ‥!馬鹿にしたな!インドラ呼んでくるぞ!」
筆者「すいません!それだけは・・・!」
広目天「 『3分間待ってやる!!』」
筆者「ほんとにラピュタ知ってる〜!!」
(出典 天空の城ラピュタ)
・・・さすがは広目天さん、
アニメにも精通していらっしゃいました。
つまり、広目天は目が広いという意味ではなく
視野が広い、という意味だったのですね。
というわけで、今日の語呂合わせにいきましょう。
「広目天」「西を守る」
「こうも苦、日誌」
日誌も毎日つけるのは、しんどいですね!
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〈参考〉
並べるだけ!「四天王」の覚え方
https://fanblogs.jp/huun/archive/170/0
「四天王」多聞天がソロ活動?
https://fanblogs.jp/huun/archive/169/0
「四天王」持国天は〇〇をかき鳴らす?
https://fanblogs.jp/huun/archive/193/0