2016年04月27日
アルミ缶の逆襲!缶コーヒー界の異変とは
「缶コーヒー=スチール缶」。
なんとなく、そんな気がしますね。
しかし最近、アルミ缶のコーヒー飲料も見かけます。
(画像引用 withnews.jp)
いったい、缶コーヒー界に何が起こっているのでしょうか。
というわけで今回は、缶の雑学です。
では、はじめましょう。
カーン!!
缶のポテンシャルは、アルミ缶最強
・アルミ缶はスチール缶よりさびにくい
・軽いので輸送コストが安くすむ
・強度は劣るが、窒素ガスを充填し内圧を高めて対応
そんなアルミ缶にも弱点が
・窒素で内圧を高めている=菌が増殖しても膨らまない
・菌の混入に気づかず、消費者が飲んでしまう可能性がある
・ボツリヌス菌が混入していた場合、深刻な健康被害が出る
(画像引用 Wikipedia)
スチール缶は、菌がいれば膨らむ
・スチール缶は強度があるので窒素を充填しなくてよい
・菌が増殖すれば缶が膨張する
・消費者が飲む前に異常に気づく
(画像引用 laughy.jp)
「高温殺菌を必要とする飲料」はスチール缶に
・1985年、日本缶詰びん詰レトルト食品協会が自主規制を始める
・ボツリヌス菌が増える可能性がある飲料はスチール缶で販売
・1988年、危険度の高い「ミルク入り飲料」のみ自主規制
・「コーヒー飲料」=「スチール缶」という鉄則が生まれる
日本コカ・コーラが生んだ新たな流れ
・2013年、ブラックコーヒーでアルミ缶を採用
「ミルク入ってないですから」
・アルミ缶ブラックコーヒー飲んだ広報担当
「アロマ(香り)引き立ってる!!」
・「ミルク入りのコーヒー飲料にもアルミ缶を採用できないか?」
全国清涼飲料工業会の方針転換
・食品加工の衛生基準であるHACCP(ハサップ)認証工場に限り
届け出すればアルミ缶を使えるように
・殺菌技術などの進歩により、自主規制の必要性が薄くなった
(画像引用 www.cdipthailand.com)
アルミ缶コーヒーの現状
・2014年、アルミ缶は全体の缶コーヒーの約15%を占める
・これは前年比4倍以上の計算(全国清涼飲料工業会資料)
・日本コカ・コーラ「ジョージア」では半数以上がアルミ缶に
・・・ということで缶コーヒーのアルミ・スチール雑学でした。
確かに、輸送コストが低い=環境負荷が小さいわけで
アルミ缶の方が地球に優しそうですが、どうなんでしょう。
一方で、一部の鉄鋼メーカーは
スチール缶を薄くして軽量化を図っているようです。
10年後、あなたが手にする缶コーヒーは、スチール?アルミ?
では、そろそろ語呂に参りましょう。
「アルミ缶」「窒素充填」から
「あるミカン・・・血?」「そう!」
違う違う、それはブラッドオレンジですよ!
ということで、
「なぜ血の色?ブラッドオランジーナの秘密」
https://fanblogs.jp/huun/archive/82/0
もご参考に。
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