2018年02月25日
ADHDを支える ADHD疑惑…病院に行くメリットは?
こんにちは!
ADHDの夫を持つ、アラサー主婦 はるです。
ADHDに悩むひとと、それを支えるすべての人に役立つ情報を日々探して、発信していきます。
自分や大切な人が、ADHDかも…と思ったことはないですか?
その時、病院に行くべきなのか?
病院ではどんな治療をしてくれるのか?
投薬以外の手立ては?など、色々悩まれると思います。
我が家の経験も含めて、お伝えしていきます。
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まず、ADHDは脳の機能障害であり、有効な治療法はありません。
それはなぜなら、治療により症状が改善する「病気」とは異なり、
ADHDはその人が一生涯持つ特性、個性だからです。
なので、絶対に病院へ行かなければどうしようもない障害ではありません。
日常の中で対策できることはたくさんありますし、逆に言えば病院でできることには限界があります。
では、病院ではどのような対応をしてくれるのでしょうか?
まず第一に病院でしかできないことがあります。
病院では、ADHDの症状を緩和するお薬を処方してくれます。
現在、これらのお薬は市販されておらず、類似品も見つからないことから、お薬を必要とする場合は病院に行きましょう。
とは言え、薬にも向き・不向きがあるかと思います。
現在、ADHDの症状を緩和する効果のあるお薬は以下の3種類です。
※大人のADHDに対しては2種類となります。
2017年に認可された小児用のADHD治療薬です。処方される年齢は6〜17歳までと決められています。
効果
インチュニブはアドレナリン受容体を活性化させることで、シナプス内のHCNチャネルという穴を塞ぎ、入ってきた情報を漏れにくくさせます。それにより、より多くの情報を伝達できるようになり、ADHDの症状の緩和に繋がります。
これは、ストラテラやコンサータとは違った作用なので、ストラテラやコンサータでは効果を感じられなかったり、副作用などにより継続できなかった人への効果が期待されています。
副作用
ンチュニブの成分であるグアンファシンはもともと血圧を下げる薬として使われていたこともあり、服薬中の血圧の変化には注意が必要です。
副作用として、低血圧・徐脈(心臓の動きがゆっくりになる)・うとうとする(眠くなる)・失神などがあります。
失神は、徐脈の一種である房室ブロックが起こり、それが悪化すると起こる可能性があります。その頻度はまだ不明ですが、注意が必要です。
2009年に18歳未満の子どもに承認、さらに、2012年には18歳以上の成人にも承認が拡大され、幅広い年齢の人への処方が可能となっています。6歳未満の子どもへの安全性と有効性は確立されていません。
また、ストラテラは薬物依存に関係する中枢神経系には作用しないために、薬への依存性は低いといわれています。
ストラテラはその効果が現れるまでに時間がかかり、効果が出るまでに約2週間、効果が安定するまでには約6週間〜8週間かかると言われています。ですが、毎日服用して一度効果が安定すれば、ストラテラの効果は一日中続き、効果の切れ目がないことが特徴です。
効果
脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンを増加させることにより、ADHDの症状を和らげます。
やる気や注意・判断力は、ノルアドレナリンが関与していると言われています。ADHDを持つひとはノルアドレナリンの分泌が不十分とされており、ストラテラではそれを補う事ができます。
ADHDを持たない人は、頭がぼーっとしてすっきりしない時にコーヒーなどからカフェインを摂取しますよね。感覚としてはそれに似た効果が得られ、「頭の霧が晴れた感じ」「視界がクリアになった感じ」という感想が聞かれます。
副作用
ストラテラは効果が安定すれば効果が途切れることのないとてもいいお薬に感じますが、副作用がちょっと問題です。
ストラテラの副作用としては、食欲減退や吐き気が挙げられ、程度は重いことが多いです。
また、口が乾く、頭痛、眠くなるなども挙げられます。
効果が出始めるまでの2週間ほどの間にも副作用は出ますので、効果を実感できないまま副作用に耐えられず薬を断念する人も少なからずいます。
2007年に6歳から18歳未満の児童に対する治療薬として承認、2013年には18歳以上の成人にも適応されるようになりました。お薬の導入自体はストラテラよりも早いですが、大人への服用が認められたのはストラテラよりも後になります。なので、先にストラテラを試していてコンサータに切り替えた人も多いでしょう。
コンサータの効果は12時間続きます。服用時間が遅くなると夜眠れなくなってしまうことがあるため、午後には服用しないようにするなど注意が必要です。
また、コンサータは服用から1週間ほどで効果が感じられるようになります。
効果
コンサータは、ドーパミンが再取り込みされる働きを抑制して、より多くのドーパミンが受容体にうまく結びつけるように助ける作用があります。これにより多くの情報伝達が可能になり、ADHDの症状を緩和していきます。
ストラテラと違う点は、効果が12時間で切れるところです。また、薬の効き目には個人差が非常に大きいことが分かっています。
副作用
食欲減退、動悸、体重減少、不眠症、吐き気、頭痛などが挙げられます。
実際に私の夫が服用した所感としては、食欲減退以上に胃のむかつき(張る感じ)を感じたようです。薬の効果が切れると同時に楽になり、その開放感(と、たぶんADHDの衝動性)により暴食。体重は以前よりも増えました(苦笑)
ルネスタはいわゆる睡眠薬です。睡眠の質が悪いとADHDその他への悪影響が大きいため、睡眠をしっかり取って根本的に改善を目指す病院の方針によるものです。
ガスモチンは胃腸薬で、コンサータによる副作用緩和のために処方されました。
病院でしてくれることとして、カウンセリングが受けられることも大きなメリットのひとつです。
カウンセリングによりADHDの症状が改善するわけではありませんが、自分のADHDの症状の出方(多動・衝動性・不注意のどの特徴が強く出やすいのか?)を詳しく探ってくれます。また、その他の発達障害や、鬱などの二次障害が出ているかなども、数値化して教えてくれますので、分かりやすいです。
定期的に診察が受けられるメリットとしては、心がつかれた時、ストレスが溜まってどうしようもない時に吐き出せる場としても活用できますし、二次障害が現れた時にいち早く気付いてくれるという点もあります。
また、認知療法・マインドフルネスなど、投薬以外の有効的な手法を紹介してくれたりもします。自分に合った方法を探すのに、より多くの情報を集めることができます。
さらに、病院によってはADHDの配偶者にも個別にカウンセリングが受けられたり、カサンドラの会、ADHDのためのコミュニティなどの情報が入りやすいです。
1人で頑張るよりも、たくさんの人と支え合いながら改善の探る事ができます。
病院に行くデメリットとしては、病院との相性により、良くも悪くもなるという点です。
病院探しは、相性が大切です。
ADHDを抱える本人との相性のいい病院を探すのに、幾つかの病院を回り、それがストレスになった…という話もよく聞きます。
わたしたちも、今の病院を見つけるのに3つの病院を回りました。
並行して2つの病院にかかったりもしていたため、当初は 毎週のように病院に行っていました。
待ち時間もありますし、結構お金もかかりましたので、何度も「病院ってそんなに必要?!」と思いました。
結果としては 今の主治医に出会えたので良かったですが、あと 2つぐらい他の病院を回っていたら、病院に行くこと自体を諦めてしまっていたと思います。
また、病院によっては「次のカウンセリングの時にお母様を同伴してください」と言われました。(幼少期の本人の特徴から、ADHDかどうかを判断するため)母子手帳の提示を求められたりもして、彼の実家には通院することを黙っていたかった私達にとってはとてもマイナスポイントでした。結局、その病院は通院をやめてしまいました。
また、テスト・面談を重ねて、診断書が出るまでに最低でも半年はかかるといわれ諦めた病院もあります。
鬱などのメンタルケアがメインの精神科医寄っては、ADHDの解釈が不十分なところもあるようです。ご自分に合った病院を見つけるのは、一筋縄では行かないな・・・というのが、実際に病院をいくつか回った私達の感想です。
病院に行くためのメリット・デメリットを並べましたが、そもそもADHDの人は病院に行くべきなのでしょうか?
答えはNoです。必ずしも、行く「べき」とはいえません。
通院や投薬は「治療」のためではなく、本人の傾向をより深く理解し、ADHDに対する対処法を探るための第一歩、と捉えたほうがいいでしょう。
特に投薬は、一時的に症状を緩和するもので、例えば視力矯正のコンタクトレンズのようなものです。
薬が効いている間は症状が緩和し、ADHDの特性が収まりますが、切れれば(薬をやめれば)元通り。さらには耐性がついてきてお薬の効きが悪くなることも十分に考えられます。
なので、薬に頼り切りにならず、可能であれば薬に頼らないでも生活できる基盤を整える方がおすすめです。
サプリメントや、ローカーボ、睡眠の質の改善、マインドフルネスなど、自分でも出来ることはいくらでもあります。いろんな方法の中に、時分に合ったものがあればそれをうまく活用していくのがおすすめです。
ADHDの人は病院に行くべきなのか?に対しての答えはNoですが、今すぐに病院にかかったほうがいい人もいます。
それは、鬱や摂食障害、強迫観念など、深刻な二次障害を抱えているケース。
それから、ADHDにより幼少期から自己肯定感が育たずに、ACなどに陥り心のバランスを崩しやすいひとです。
自分のADHDと向き合いながら、これらの二次障害をケアしていくのは、自力では限界がありますし、ADHDよりもまずは二次障害を治療し、その上でADHDのに対し効果的なアプローチ方法を探っていくほうがよほど近道です。
鬱などは回復に時間がかかります。
できれば、その傾向を感じた時に、早めに対処することをおすすめします。
また、ACは、現代人が多く抱える心の闇として、最近メディアでも取り上げられてきました。ACは、きちんと対処すれば抜け出せます。ADHDの特徴で心まで壊してしまう人、ADHDを支える立場で、共依存のような関係になって結果カサンドラ症候群を患ってしまう人の中には、ACのひとが多いと聞きました。
ADHDだけじゃない生きづらさを感じる場合は、速やかに病院にかかることをおすすめします。何事も、早期発見・早期対処により、大きな問題になるのを防げます。
いかがでしょうか?
もし、あなたの大切な人がADHDのかも?と疑ったときは、無理に通院を進めず、出来るところから少しずつ改善の糸口を探っていってくださいね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました(^^)
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ADHDの夫を持つ、アラサー主婦 はるです。
ADHDに悩むひとと、それを支えるすべての人に役立つ情報を日々探して、発信していきます。
自分や大切な人が、ADHDかも…と思ったことはないですか?
その時、病院に行くべきなのか?
病院ではどんな治療をしてくれるのか?
投薬以外の手立ては?など、色々悩まれると思います。
我が家の経験も含めて、お伝えしていきます。
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まず、ADHDは脳の機能障害であり、有効な治療法はありません。
それはなぜなら、治療により症状が改善する「病気」とは異なり、
ADHDはその人が一生涯持つ特性、個性だからです。
なので、絶対に病院へ行かなければどうしようもない障害ではありません。
日常の中で対策できることはたくさんありますし、逆に言えば病院でできることには限界があります。
では、病院ではどのような対応をしてくれるのでしょうか?
病院に行くメリットその1 薬がもらえる
まず第一に病院でしかできないことがあります。
病院では、ADHDの症状を緩和するお薬を処方してくれます。
現在、これらのお薬は市販されておらず、類似品も見つからないことから、お薬を必要とする場合は病院に行きましょう。
とは言え、薬にも向き・不向きがあるかと思います。
現在、ADHDの症状を緩和する効果のあるお薬は以下の3種類です。
※大人のADHDに対しては2種類となります。
インチュニブ
2017年に認可された小児用のADHD治療薬です。処方される年齢は6〜17歳までと決められています。
効果
インチュニブはアドレナリン受容体を活性化させることで、シナプス内のHCNチャネルという穴を塞ぎ、入ってきた情報を漏れにくくさせます。それにより、より多くの情報を伝達できるようになり、ADHDの症状の緩和に繋がります。
これは、ストラテラやコンサータとは違った作用なので、ストラテラやコンサータでは効果を感じられなかったり、副作用などにより継続できなかった人への効果が期待されています。
副作用
ンチュニブの成分であるグアンファシンはもともと血圧を下げる薬として使われていたこともあり、服薬中の血圧の変化には注意が必要です。
副作用として、低血圧・徐脈(心臓の動きがゆっくりになる)・うとうとする(眠くなる)・失神などがあります。
失神は、徐脈の一種である房室ブロックが起こり、それが悪化すると起こる可能性があります。その頻度はまだ不明ですが、注意が必要です。
ストラテラ
2009年に18歳未満の子どもに承認、さらに、2012年には18歳以上の成人にも承認が拡大され、幅広い年齢の人への処方が可能となっています。6歳未満の子どもへの安全性と有効性は確立されていません。
また、ストラテラは薬物依存に関係する中枢神経系には作用しないために、薬への依存性は低いといわれています。
ストラテラはその効果が現れるまでに時間がかかり、効果が出るまでに約2週間、効果が安定するまでには約6週間〜8週間かかると言われています。ですが、毎日服用して一度効果が安定すれば、ストラテラの効果は一日中続き、効果の切れ目がないことが特徴です。
効果
脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンを増加させることにより、ADHDの症状を和らげます。
やる気や注意・判断力は、ノルアドレナリンが関与していると言われています。ADHDを持つひとはノルアドレナリンの分泌が不十分とされており、ストラテラではそれを補う事ができます。
ADHDを持たない人は、頭がぼーっとしてすっきりしない時にコーヒーなどからカフェインを摂取しますよね。感覚としてはそれに似た効果が得られ、「頭の霧が晴れた感じ」「視界がクリアになった感じ」という感想が聞かれます。
副作用
ストラテラは効果が安定すれば効果が途切れることのないとてもいいお薬に感じますが、副作用がちょっと問題です。
ストラテラの副作用としては、食欲減退や吐き気が挙げられ、程度は重いことが多いです。
また、口が乾く、頭痛、眠くなるなども挙げられます。
効果が出始めるまでの2週間ほどの間にも副作用は出ますので、効果を実感できないまま副作用に耐えられず薬を断念する人も少なからずいます。
コンサータ
2007年に6歳から18歳未満の児童に対する治療薬として承認、2013年には18歳以上の成人にも適応されるようになりました。お薬の導入自体はストラテラよりも早いですが、大人への服用が認められたのはストラテラよりも後になります。なので、先にストラテラを試していてコンサータに切り替えた人も多いでしょう。
コンサータの効果は12時間続きます。服用時間が遅くなると夜眠れなくなってしまうことがあるため、午後には服用しないようにするなど注意が必要です。
また、コンサータは服用から1週間ほどで効果が感じられるようになります。
効果
コンサータは、ドーパミンが再取り込みされる働きを抑制して、より多くのドーパミンが受容体にうまく結びつけるように助ける作用があります。これにより多くの情報伝達が可能になり、ADHDの症状を緩和していきます。
ストラテラと違う点は、効果が12時間で切れるところです。また、薬の効き目には個人差が非常に大きいことが分かっています。
副作用
食欲減退、動悸、体重減少、不眠症、吐き気、頭痛などが挙げられます。
実際に私の夫が服用した所感としては、食欲減退以上に胃のむかつき(張る感じ)を感じたようです。薬の効果が切れると同時に楽になり、その開放感(と、たぶんADHDの衝動性)により暴食。体重は以前よりも増えました(苦笑)
我が家の場合…ルネスタ・ガスモチン
ルネスタはいわゆる睡眠薬です。睡眠の質が悪いとADHDその他への悪影響が大きいため、睡眠をしっかり取って根本的に改善を目指す病院の方針によるものです。
ガスモチンは胃腸薬で、コンサータによる副作用緩和のために処方されました。
病院に行くメリットその2 カウンセリング・診察が受けられる
病院でしてくれることとして、カウンセリングが受けられることも大きなメリットのひとつです。
カウンセリングによりADHDの症状が改善するわけではありませんが、自分のADHDの症状の出方(多動・衝動性・不注意のどの特徴が強く出やすいのか?)を詳しく探ってくれます。また、その他の発達障害や、鬱などの二次障害が出ているかなども、数値化して教えてくれますので、分かりやすいです。
定期的に診察が受けられるメリットとしては、心がつかれた時、ストレスが溜まってどうしようもない時に吐き出せる場としても活用できますし、二次障害が現れた時にいち早く気付いてくれるという点もあります。
また、認知療法・マインドフルネスなど、投薬以外の有効的な手法を紹介してくれたりもします。自分に合った方法を探すのに、より多くの情報を集めることができます。
さらに、病院によってはADHDの配偶者にも個別にカウンセリングが受けられたり、カサンドラの会、ADHDのためのコミュニティなどの情報が入りやすいです。
1人で頑張るよりも、たくさんの人と支え合いながら改善の探る事ができます。
病院に行くデメリット
病院に行くデメリットとしては、病院との相性により、良くも悪くもなるという点です。
病院探しは、相性が大切です。
ADHDを抱える本人との相性のいい病院を探すのに、幾つかの病院を回り、それがストレスになった…という話もよく聞きます。
わたしたちも、今の病院を見つけるのに3つの病院を回りました。
並行して2つの病院にかかったりもしていたため、当初は 毎週のように病院に行っていました。
待ち時間もありますし、結構お金もかかりましたので、何度も「病院ってそんなに必要?!」と思いました。
結果としては 今の主治医に出会えたので良かったですが、あと 2つぐらい他の病院を回っていたら、病院に行くこと自体を諦めてしまっていたと思います。
また、病院によっては「次のカウンセリングの時にお母様を同伴してください」と言われました。(幼少期の本人の特徴から、ADHDかどうかを判断するため)母子手帳の提示を求められたりもして、彼の実家には通院することを黙っていたかった私達にとってはとてもマイナスポイントでした。結局、その病院は通院をやめてしまいました。
また、テスト・面談を重ねて、診断書が出るまでに最低でも半年はかかるといわれ諦めた病院もあります。
鬱などのメンタルケアがメインの精神科医寄っては、ADHDの解釈が不十分なところもあるようです。ご自分に合った病院を見つけるのは、一筋縄では行かないな・・・というのが、実際に病院をいくつか回った私達の感想です。
病院に行くべきなのか?
病院に行くためのメリット・デメリットを並べましたが、そもそもADHDの人は病院に行くべきなのでしょうか?
答えはNoです。必ずしも、行く「べき」とはいえません。
通院や投薬は「治療」のためではなく、本人の傾向をより深く理解し、ADHDに対する対処法を探るための第一歩、と捉えたほうがいいでしょう。
特に投薬は、一時的に症状を緩和するもので、例えば視力矯正のコンタクトレンズのようなものです。
薬が効いている間は症状が緩和し、ADHDの特性が収まりますが、切れれば(薬をやめれば)元通り。さらには耐性がついてきてお薬の効きが悪くなることも十分に考えられます。
なので、薬に頼り切りにならず、可能であれば薬に頼らないでも生活できる基盤を整える方がおすすめです。
サプリメントや、ローカーボ、睡眠の質の改善、マインドフルネスなど、自分でも出来ることはいくらでもあります。いろんな方法の中に、時分に合ったものがあればそれをうまく活用していくのがおすすめです。
こんな時はすぐに病院へ
ADHDの人は病院に行くべきなのか?に対しての答えはNoですが、今すぐに病院にかかったほうがいい人もいます。
それは、鬱や摂食障害、強迫観念など、深刻な二次障害を抱えているケース。
それから、ADHDにより幼少期から自己肯定感が育たずに、ACなどに陥り心のバランスを崩しやすいひとです。
自分のADHDと向き合いながら、これらの二次障害をケアしていくのは、自力では限界がありますし、ADHDよりもまずは二次障害を治療し、その上でADHDのに対し効果的なアプローチ方法を探っていくほうがよほど近道です。
鬱などは回復に時間がかかります。
できれば、その傾向を感じた時に、早めに対処することをおすすめします。
また、ACは、現代人が多く抱える心の闇として、最近メディアでも取り上げられてきました。ACは、きちんと対処すれば抜け出せます。ADHDの特徴で心まで壊してしまう人、ADHDを支える立場で、共依存のような関係になって結果カサンドラ症候群を患ってしまう人の中には、ACのひとが多いと聞きました。
ADHDだけじゃない生きづらさを感じる場合は、速やかに病院にかかることをおすすめします。何事も、早期発見・早期対処により、大きな問題になるのを防げます。
いかがでしょうか?
もし、あなたの大切な人がADHDのかも?と疑ったときは、無理に通院を進めず、出来るところから少しずつ改善の糸口を探っていってくださいね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました(^^)
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