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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年07月14日
A402・高齢者の転倒〜寝たきり〜更に・・
高齢者が転びやすいのは誰もが承知していることですし、ちょっと転んだだけでも骨折や頭部打撲などで入院、手術、寝たきりになったり、更に悪い状態に暗転するケースが少なくないようです。

「転ばない様に気を付けて!」と言うのは簡単ですが、実際には、立ち上がったり、立って移動する動作がある限りゼロにすることはできない相談のようです。

体力維持のためには運動が必須でしょうし、かといって四つ這いの暮らしに先祖返りする訳けにもいきません。

・歩道で歩行中に、他の人を避けようとして横に動こうとして転び、大たい骨骨折、入院。
・椅子から立ち上がり、壁伝いに歩行中に何かの音で振り向いた際に顔を家具にぶつけて転倒。頭部打撲、入院、手術。
・家具や壁伝いに歩行中、(転倒ではなく)へたり込んだだけで(腰を痛めて)動けなくなり、そのまま寝たきり介護・看護になる。

高齢者で、しかも体力減退が進んだ人の転倒にはこの様な事例が多いようです。健常者が考える「転倒」とはズレがあるように思われます。

この様な転倒のリスクを少しでも低めるために、人それぞれに、体の状態にみあったトレーニングを地道に続けることが肝要なのだろうと改めて考えさせられます。

転倒の問題はそれ自体にとどまりません。
転倒による骨折が原因で寝たきりになる
⇒一度転倒を経験すると不安になり、病気でもないのに転倒を心配するばかりに閉じこもりがちになる
⇒認知症を悪化させる
⇒筋肉や骨を弱らせる
⇒さらに寝たきりに拍車をかける…といった悪循環を生じると説明されてもいます。

転倒の原因を大別すると、例えば以下のようになりますが、要は、自分がどんな状態であるかを見極めて、体調の変化に注意し、どの様な注意、心がけが有効かを見て行こうと思っています。

(1)加齢による機能の変化や低下(筋力、バランス機能、瞬発力、視力など)、
(2)転倒しやすくなる病気(変形性関節症、脳卒中後遺症、パーキンソン病、末梢神経障害など)、
(3)薬の副作用、
(4)屋外の道路・建物構造、屋内の障害物、段差、足に合わない履物など住まいの環境や不適切な用具など。

これらが互いに関係し重なり合うことでより危険度を増すことにつながり、また、統計的にも、歩行中の急な方向変更や起立時といった動作変換時に多く発生しているそうです。

骨折の種類では、
(1)前方に転倒しかけて手をついた場合「橈骨遠位端骨折」、
(2)手が出ずに肩を強打した場合「上腕骨近位端骨折」、
(3)後方に転倒(尻もちをつく)した場合「胸・腰椎圧迫骨折」、
(4)側方に転倒して股関節を強打した場合「大腿骨頚部骨折」などがあげられます。

(2)では、高齢者というより若い世代に多いのですが、ポケットに手を入れて歩く人が意外に多く、言うまでもなく極めて危険です。特に雪道では本能的に危険を感じるはずなのに・・・

大学の現役スポーツ選手が普通の道で、ポケットに手を入れて歩いていて転倒し、顔面などを強打して死亡した例もあるやに聞きます。

余計なお世話とも思いますが、ポケットに手を入れ背中を丸めて歩く日本人のほとんどは貧相に見えること請け合いでは? 本論に戻します。

肝心なのは「転倒を防ぐ方法」です。

高齢者は運動を生活の中に取り入れながら自分の体力や体調に合わせて無理のない範囲で継続することが大切と自覚します。この運動を

言葉で表現すると「筋力強化」や「バランスの改善」となるのでしょうが、高齢者に対しては「鍛錬」は禁物と思います。
ラジオ体操ですら、急な手足の進展は避けた方が良いと思っています。

自分の体験ですが「決して無理をしない」をモットーとするストレッチレッスン中に、手首をひねりながら両手を左右水平に広げる動作を行った際に右手に電気が走り、やがて激しい痛みで整形外科の治療を受ける羽目になりました。
動作自体は無理のないものでしたが、調子に乗ってグッと力を入れ過ぎて腕を捻りながら伸ばしたように思います。

無理のない動作で、急な力を入れずに、所定の動作を繰り返す。普段使わない筋肉を含めて多くの筋肉に刺激をあたえる程度に負荷をかけ、これ以上の力をかけない。
この様なメニューを、このような感覚で続けることが肝要と思っています。

高齢者になり、更に後期高齢者になってくると、自分は人並み以上に歩いている方だと思っていても、歩幅が狭くなったとか、歩く速度が遅くなったと感じるようになります。

靴の先が地面をこするようにもなります。歩く際、足が上がっていない訳で、すぐに修正を意識するのですが直すには、なかなか右から左とはいきません。
「つまずきやすくなった」ことを実感して、根気よく直すようにしています。

足腰の筋力低下対策、バランスの訓練では、
歩幅を少し広めに!
壁際や椅子の傍で片足立ち、立って靴下着脱など!
だけでも続けていると、それなりの効果が出てきました。

高齢者の運動としては「柔軟体操」、「ストレッチ」、「歩行訓練」、「ウオーキング」、「水中歩行」などなど様々でしょうが、

・地方行政、市町村が行う「転倒予防教室」とか
・病院が行っている転倒予防教室などもあるようです。

運動メニューは様々、多種多様で、どれもこれも大切に思えます。
といっても実際に毎日続けられるのは体調、時間の都合などで限りがあります。

あれもこれもと欲張らずに、
無理なく続けられることをマイメニューと定めて、

続けることを第一に、
ちょっと大儀に感じても、ちょっとだけ頑張って続け行こうと思っています。

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