2014年03月28日
A375・期待したい「水素発電」「水力発電」(1)
1、日本はエネルギー輸入依存症、国土放射能汚染症という生活習慣病を患い、重症化の道を歩むのだろうか?
このブログのテーマは「健康」です。
自分の健康、家族の健康に気を配り、「治療」よりも「予防」、既に罹ってしまっている生活習慣病については「一病息災」を心がけています。
ところが3,11大震災の際に発生した原発事故以来、原発が日本の健康を損なう元凶としてまな板にのせられました。
切除手術(原発停止、廃炉)すべきか、
生きる(電力確保する)ために、再稼働するか、
国論が2分されています。
廃炉しても使用済み燃料の廃棄処理という、未だ方針も決まらない大変な後遺症が残ります。
福島原発事故の終息見通しがまだつかないのに他の原発を再稼働しようとする理由は、
・電力が不足する、
・火力発電頼みでは燃料の価格高騰で電気料金が高くなる、
と説明されています。
そのほかにも原発施設の輸出、原子力技術の維持向上などなど思惑があるようです。
太陽光発電、風力発電、地熱発電などが話題になりますが、発電電力量はまだまだ低位のままでしょう。
一方、設備能力は全体設備能力の19%ありながら発電電力量を8%に抑えられていた水力発電は原発停止後も8%のままのようです。
しかも日本の未開発水資源は豊富で、現状設備能力の倍位は2020年目途に増やしえるという試算もあるくらいなのに、何故か水力発電はほとんど話題にもなっていません。不思議なことです。
日本の地下資源、メタンハイドレートの埋蔵量は天然ガス使用量の100年分ともいわれながら、掘削技術の研究とか試掘とかを必死で行っている様には報道されていません。
日本はエネルギー輸入依存症、国土放射能汚染症という生活習慣病を患い、重症化の道を歩むのだろうか? と心配しています。
そんな折、水素利用の面では明るい光が見えてきたように思われます。
2、期待したい「水素発電」
福島原発での水素爆発の記憶は何時までも鮮明に残ることでしょう。
「水素は怖い!」
「水素ガスの爆発範囲は広い」と中学校の理科で習い、三つ子の魂百までのたとえ通りに「水素ガスは取扱いが難しい!」という感覚があります。
ところが、世界初の「水素発電所が東京湾岸に建設され、2015年に9万kwの規模で商用化される!との報道を見ました。
すでに大量の水素を溶媒に吸収させ、液体で輸送・貯蔵するプロセスは完成している。
実証プラントを建設して実用性を確認済み。
というのですから、将来の夢物語ではなく、実用化が今日明日の現実の話です。
発電コストはこの規模ではさすがに割高とのことですが、現行の買い取り価格の範囲内とかで、商用設備の数、規模が大きくなれば問題なく低コスト化可能と解説されていました。
また、水素で走る燃料電池自動車は、価格が超高額で、普及は何時のことやら?と目されていましたが、水素を満タンにするまでの時間がガソリンと同様の3分程度で済むなど、実用性は電気自動車を上回るとも言われ、車両の価格が下がり、水素ステーションの数が増えていけば、電気自動車よりも早く普及する可能性がある。と言われるまでになっているようです。
この水素ステーションが川崎市の臨海地域で既に登場し、官民共同の体制で「水素供給グリッド」を張りめぐらせ、ガソリンスタンド併設の水素ステーションを登場させるなどの構想が実現化されつつあるようです。
水素ステーションが大都市に広がるのは時間の問題となったようです。
水素社会の前触れとも思われます。
水素をエネルギーとして活用する機運が
「水素発電」においても、
「燃料自動車」の分野においても、
実用化の段階として、急激に高まってきていると伺えます。
「水素発電」の商用化が突然と思える程に急に現実化してきました。
「水力発電」は日本の得意技術であり、既設設備は能力の半分しか稼働しておらず、しかも未開発水資源は甚大です。
この「水素発電」と「水力発電」をクローズアップさせることで日本の発電構成地図が大きく変わることを期待します。
原発再稼働で懸念される国土放射能汚染症という生活習慣病の重症化を防ぐのに大きく貢献するだろうと期待いたします。
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