2014年03月22日
A373・「ピンコロ細胞」概論(1)
1、ピンコロとは?
(1)「ぴんぴんしていて、ある時ころりと旅立つ」こと。
多くの高齢者が斯くありたいと願い、
介護に苦しむ家族を救い、また財政面からも国の最重点課題と見なされるべきと考えられる。
このほかに
(2)石材の一種。普通、10cm角程度の立方体で、粗い表面の花崗岩で、舗装道路用資材として用いられる。
(3)麻雀牌の筒子(ピンズ)
などなどの「ピンコロ」がありますが、本題では(1)の「ぴんぴんころり」がテーマです
2、ピンコロ死について
日本の臨床医の大御所、日野原重明先生(聖路加国際病院名誉院長)のお話から一部抜粋させていただきます。
「私は医師になってから73年間も臨床医として働き、今や99歳を超えても(H26,3月現在102歳)、患者の自宅に往診して、その主治医や訪問看護師の指導をしているが、死亡診断書を書いた数は5000件を超えると思う。
その中で急死したという例は、むしろ稀である。しかし日本人の平均寿命が世界一延びて、平均寿命は男性が約80歳、女性が約86歳となるった。
・・・
老人たちには、長期苦しまないで、また家族に介護の負担をかけずに、「ピンコロ」と呼んでいる「突然死」を迎えたいと願う人が実に多い。
・・・
このような老人の心理状態を映し出しているかのように、
長野県の佐久市にできたピンコロ地蔵や、
その他北海道から九州にいたる全国各地に「ぴんぴん長生き、ころりと往生」を意味する地蔵やお寺参りが流行している。
福島県会津地方の「ころり三観音」、茨城県水戸市の「桂岸寺」、奈良県斑鳩の「ぽっくり往生の寺」と言われる「吉田寺」、横浜市緑区の「福泉寺」、熊本県八代市の「釈迦院」などと、数多くある。
・・・
ところで、どんな病気の場合に(突然)心臓が止まるかというと、一番多いのは、心筋梗塞や大動脈の破裂や突発性の不整脈といった病気である。
脳卒中はと言うと、脳の中心部の脳幹に出血すると、そこにある呼吸中枢や心臓中枢が壊れるので急死となるが、それ以外によくある大脳半球内の出血では手足の片側の麻痺が長期続き、その介護はまた大変である。
以上のことから考えると、半身麻痺が続く病気よりも、心臓発作による死亡こそがピンコロリに対応するものと言えよう。
過日、同好会の仲間で近郊の山をハイキングしていたとき、
罹るとしたら「ガン」と「認知症」と、どちら?との問いに、
女性陣は、介護する子供が可哀そうだから自分は苦しむだろうけれど「ガン」を選びたいと答え、
男性陣は自分は分からなくなるのだから「認知症」がいいと答えて話が盛り上がり、周りに迷惑を掛けたくない!という点に収れんしました。子供たち、孫たちを考えての話と伺えました。
思いは誰も同じ様です。自分のことで周囲に迷惑をかけたくない!
どうしたら、そうなれるか?
残念ながら「こうしたら、こうなる」という解決策はありません。
まさか「姥捨て山」を復活!という訳にもいきません。
3、「ピンコロ細胞」
IPS細胞が生み出され、また、物議をかもしていますがSTAP細胞が注目を集めている世の中です。
万能細胞から「ピンコロ細胞」が出来ないか?
後期高齢者の妄想であり、願望ではありますが、こんなことを書いていますと、
本気で考えている研究者がいるかもしれない?!
そんな気もしてきます。
「ピンコロ細胞」とは?
人間が天寿を全うした時、又は一部の機能が失われて本人の意思で生きていく見込みがなくなった時、その人のすべての組織と協議・合議して心臓のスイッチをOFFにする細胞。
人は眠っている間に、苦しむことなく静かに旅立つ。 (続く、次回未定)
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
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2-2、「運動」
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2-3、「食習慣・食生活」
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4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
(1)「ぴんぴんしていて、ある時ころりと旅立つ」こと。
多くの高齢者が斯くありたいと願い、
介護に苦しむ家族を救い、また財政面からも国の最重点課題と見なされるべきと考えられる。
このほかに
(2)石材の一種。普通、10cm角程度の立方体で、粗い表面の花崗岩で、舗装道路用資材として用いられる。
(3)麻雀牌の筒子(ピンズ)
などなどの「ピンコロ」がありますが、本題では(1)の「ぴんぴんころり」がテーマです
2、ピンコロ死について
日本の臨床医の大御所、日野原重明先生(聖路加国際病院名誉院長)のお話から一部抜粋させていただきます。
「私は医師になってから73年間も臨床医として働き、今や99歳を超えても(H26,3月現在102歳)、患者の自宅に往診して、その主治医や訪問看護師の指導をしているが、死亡診断書を書いた数は5000件を超えると思う。
その中で急死したという例は、むしろ稀である。しかし日本人の平均寿命が世界一延びて、平均寿命は男性が約80歳、女性が約86歳となるった。
・・・
老人たちには、長期苦しまないで、また家族に介護の負担をかけずに、「ピンコロ」と呼んでいる「突然死」を迎えたいと願う人が実に多い。
・・・
このような老人の心理状態を映し出しているかのように、
長野県の佐久市にできたピンコロ地蔵や、
その他北海道から九州にいたる全国各地に「ぴんぴん長生き、ころりと往生」を意味する地蔵やお寺参りが流行している。
福島県会津地方の「ころり三観音」、茨城県水戸市の「桂岸寺」、奈良県斑鳩の「ぽっくり往生の寺」と言われる「吉田寺」、横浜市緑区の「福泉寺」、熊本県八代市の「釈迦院」などと、数多くある。
・・・
ところで、どんな病気の場合に(突然)心臓が止まるかというと、一番多いのは、心筋梗塞や大動脈の破裂や突発性の不整脈といった病気である。
脳卒中はと言うと、脳の中心部の脳幹に出血すると、そこにある呼吸中枢や心臓中枢が壊れるので急死となるが、それ以外によくある大脳半球内の出血では手足の片側の麻痺が長期続き、その介護はまた大変である。
以上のことから考えると、半身麻痺が続く病気よりも、心臓発作による死亡こそがピンコロリに対応するものと言えよう。
過日、同好会の仲間で近郊の山をハイキングしていたとき、
罹るとしたら「ガン」と「認知症」と、どちら?との問いに、
女性陣は、介護する子供が可哀そうだから自分は苦しむだろうけれど「ガン」を選びたいと答え、
男性陣は自分は分からなくなるのだから「認知症」がいいと答えて話が盛り上がり、周りに迷惑を掛けたくない!という点に収れんしました。子供たち、孫たちを考えての話と伺えました。
思いは誰も同じ様です。自分のことで周囲に迷惑をかけたくない!
どうしたら、そうなれるか?
残念ながら「こうしたら、こうなる」という解決策はありません。
まさか「姥捨て山」を復活!という訳にもいきません。
3、「ピンコロ細胞」
IPS細胞が生み出され、また、物議をかもしていますがSTAP細胞が注目を集めている世の中です。
万能細胞から「ピンコロ細胞」が出来ないか?
後期高齢者の妄想であり、願望ではありますが、こんなことを書いていますと、
本気で考えている研究者がいるかもしれない?!
そんな気もしてきます。
「ピンコロ細胞」とは?
人間が天寿を全うした時、又は一部の機能が失われて本人の意思で生きていく見込みがなくなった時、その人のすべての組織と協議・合議して心臓のスイッチをOFFにする細胞。
人は眠っている間に、苦しむことなく静かに旅立つ。 (続く、次回未定)
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