2013年11月24日
A337・糖尿病の食事療法が改善されるか?
「糖尿病食事療法のバイブルである「食品交換表」が約10年ぶりに改定された」。との新聞記事を目にしました。
改定版(第7版)には、炭水化物(糖質)の割合が60%、55%、50%の3つのパターンで、献立が示されている。とあります。
国内外で「糖質制限食」の議論が高まっている中、従来の「カロリー制限」食事療法を続けてきた日本糖尿病学会がやっと重い腰を少し動かしたと見てよいのでしょうか?
改定版(第7版)には、炭水化物(糖質)の割合が60%、55%、50%の3つのパターンで、献立が示されている。とあります。
国内外で「糖質制限食」の議論が高まっている中、従来の「カロリー制限」食事療法を続けてきた日本糖尿病学会がやっと重い腰を少し動かしたと見てよいのでしょうか?
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糖尿病の食事療法では、読んで字のごとく糖質の摂取量が最大のキーワードであり、これが患者の食生活を辛いものにし、治療効果を大きく左右する要因となっています。
日本糖尿病学会は炭水化物:タンパク質:脂質=6:2:2と定め、摂取カロリーを制限してきました。
糖尿病患者のほとんどがこの指導で食事療法を行なって来た訳ですが、一部お医者さんから「糖質制限食」として炭水化物の割合を少なくし、その分タンパク質、脂質を増やす提案があり、成果も出ていると報告されて、その声が高まってきたと感じています。
この糖質制限食事療法は実は古くから言われていたようで、「食品交換表」が定められた最初の頃は取り入れられていたものが途中で削除され、以降カロリー制限を基本とする食事療法が進められてきたと聞いています。
国内での「糖質制限食事療法」の意見は否定されてきましたが、米国の糖尿病学会では効果に一定の評価を示し、既に食事療法の選択肢の一つとして認めているとのことです。
従来のカロリー制限の食事療法指導を受けて、年数を経ても改善効果を得られない患者にとては、糖質低減食はなかなか魅力的です。
「兎に角、食事量を抑えなさい」という食事療法を続けることが如何に難行苦行であるかを糖尿病患者は身に染みていることです。
これに対して「糖質制限食」は主食(その他根菜類などの糖質)だけを制限するもので継続実施が随分楽であり、しかも効果を期待できそうです。こんなことから注目され、関心も高まっているようです。
私も1年ほど前に主治医の先生に相談というか、可否を聞いてみましたら「穀物をしっかり摂って下さい」とあっさり否定されました。
「日本の糖尿病学会は今迄のカロリー制限方式による食事療法の治療成果をどう評価しているのか?」
と恨めしく思ったりもしました。
「糖尿病と診断されたのち、
経口薬とカロリー制限による食事療法と運動療法(具体的な指示はない)で改善されたまたは維持されているパーセントと、
10年ほども続けて改善どころか悪化して経口薬をインスリン注射に替えるパーセントがどれほどか?」
探してみましたが答えは得られていません。
この度の「食品交換表」改定に際して、学会は
「極端な糖質制限は、科学的な根拠がなく”現時点では勧められない”」と説明し、
「食品交換表」では
炭水化物(糖質)の割合が60%、55%、50%の3つのパターンで献立を示しているされているとのことです。
何か歯切れが良くありません。カロリー制限と糖質低減の長短を比較し説得力を持って患者目線での説明があってほしいとは思いますが、それでもこの度の改定は一歩前進であり、歓迎したいと思います。
医療の現場では、早々にこの方針が取り入れられて私たち患者の食事療法指導に反映されることを願っています。
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
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2-2、「運動」
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日本糖尿病学会は炭水化物:タンパク質:脂質=6:2:2と定め、摂取カロリーを制限してきました。
糖尿病患者のほとんどがこの指導で食事療法を行なって来た訳ですが、一部お医者さんから「糖質制限食」として炭水化物の割合を少なくし、その分タンパク質、脂質を増やす提案があり、成果も出ていると報告されて、その声が高まってきたと感じています。
この糖質制限食事療法は実は古くから言われていたようで、「食品交換表」が定められた最初の頃は取り入れられていたものが途中で削除され、以降カロリー制限を基本とする食事療法が進められてきたと聞いています。
国内での「糖質制限食事療法」の意見は否定されてきましたが、米国の糖尿病学会では効果に一定の評価を示し、既に食事療法の選択肢の一つとして認めているとのことです。
従来のカロリー制限の食事療法指導を受けて、年数を経ても改善効果を得られない患者にとては、糖質低減食はなかなか魅力的です。
「兎に角、食事量を抑えなさい」という食事療法を続けることが如何に難行苦行であるかを糖尿病患者は身に染みていることです。
これに対して「糖質制限食」は主食(その他根菜類などの糖質)だけを制限するもので継続実施が随分楽であり、しかも効果を期待できそうです。こんなことから注目され、関心も高まっているようです。
私も1年ほど前に主治医の先生に相談というか、可否を聞いてみましたら「穀物をしっかり摂って下さい」とあっさり否定されました。
「日本の糖尿病学会は今迄のカロリー制限方式による食事療法の治療成果をどう評価しているのか?」
と恨めしく思ったりもしました。
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経口薬とカロリー制限による食事療法と運動療法(具体的な指示はない)で改善されたまたは維持されているパーセントと、
10年ほども続けて改善どころか悪化して経口薬をインスリン注射に替えるパーセントがどれほどか?」
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この度の「食品交換表」改定に際して、学会は
「極端な糖質制限は、科学的な根拠がなく”現時点では勧められない”」と説明し、
「食品交換表」では
炭水化物(糖質)の割合が60%、55%、50%の3つのパターンで献立を示しているされているとのことです。
何か歯切れが良くありません。カロリー制限と糖質低減の長短を比較し説得力を持って患者目線での説明があってほしいとは思いますが、それでもこの度の改定は一歩前進であり、歓迎したいと思います。
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