2013年11月15日
A334・親しみを覚えるイグノーベル賞
1、ノーベル賞とイグノーベル賞
ノーベル賞は私たち一般人とは次元の異なる存在のように思われますが、イグノーベル賞は「私たちでも思いつくようなテーマを専門知識を持った人が行った研究開発に対する賞」といった親近感を覚えます。
「健康な笑いと知的研究開発が合成されたもの」といった感じがします。
ノーベル賞は私たち一般人とは次元の異なる存在のように思われますが、イグノーベル賞は「私たちでも思いつくようなテーマを専門知識を持った人が行った研究開発に対する賞」といった親近感を覚えます。
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”医療と健康(全般)” 15位/485人中
・総合ランキング 10225位/1020568人中
前回、前々回2回にわたって、日本人が受賞した2013年医学賞「心臓移植をしたマウスにオペラの”椿姫”を聴かせたところ、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ生存期間が延びたという研究」を紹介してきました。
クラシックでも「椿姫」は「モーツアルトなど」よりも効果があり、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、小林克也さんの英語教材、地下鉄の音、工事現場の音は効果ナシとのことでした。
石川さゆりさんの津軽海峡でダメなら美空ひばりさんとか島倉千代子さんはどうだろうか?などと私たちが口を挟めるような近しさがイグノーベル賞にはあるように思います。
専門的な話に戻します。
日本では「日本音楽療法学会」が2001年に発足して、聖路加病院の日野原重明先生が理事長をなさって活動が続いているそうです。
「音楽が糖尿病を治す」として、せせらぎの音を組み込んだ曲が医師と音楽療法士さんから発表されるなどしています。
この度の受賞研究もこのような活動の広がりを背景にしてなされたのだろうか?と思ったりします。
2、日本のイグノーベル賞受賞研究一覧
日本人の受賞研究を一覧してみました。イグノーベル賞の雰囲気が何となく見えてくるような気がします。
・1992年 医学賞 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」 (資生堂研究員6名)
・1995年 心理学賞「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功」
(慶應義塾大学教授3名)・1996年 生物多様性賞「岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女など1000種類以上に及ぶ「ミニ種」の化石を発見したこと」
〜「ミニ種」はいずれもすでに絶滅しており、体長は0.3mm以下だったという
(化石研究所 所員)
・1997年 生物学賞 「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」 (関西医科大学講師ほか)・1997年 経済学賞 「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたこと」 (ウィズ社員、バンダイ社員)・1999年 化学賞 「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー”Sチェック”を開発した」 (探偵社社員)・2002年 平和賞 犬語翻訳機”バウリンガル”の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした」 (タカラ社員、日本音響研究所所員、獣医師 )
・2003年 化学賞 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」(兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した)(金沢大学教授)
・2004年 平和賞 「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」 (会社経営者)
・2005年 生物学賞 『においを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査』〜131種類の蛙がストレスを感じているときに出す特有のにおいを全部嗅ぎ分けてカタログ化した。 (ワイン研究所員)・2005年 栄養学賞 「34年間、自分の食事を撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析したこと」 (個人研究者)・2007年 化学賞 「ウシの排泄物からバニラの香り成分”バニリン”を抽出した研究」 (国立国際医療センター研究所研究員)
・2008年 認知科学賞 「単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したこと」
(北海道大学/理化学研究所所員・広島大学・東北大学・名古屋大学/理化学研究所)
・2009年 生物学賞 「ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは質量で90パーセント以上削減できることを示した」
(北里大学名誉教授ら)・2010年 交通計画賞「鉄道網など都市のインフラ整備を行う際、真正粘菌を用いて、輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究」
(公立はこだて未来大学・広島大学2名・科学技術振興機構さきがけプロジェクト・北海道大学3名ら研究者)
・2011年 化学賞 「火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発」
(滋賀医科大学講師・業界研究者5名・琵琶湖病院)
・2012年 音響賞 「自身の話した言葉をほんの少し遅れて聞かせることでその人の発話を妨害する装置”スピーチジャマー”(SpeechJammer)を発明」
(産業技術総合研究所所員・お茶の水女子大学研究員)
・2013年 化学賞 「たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う”催涙物質”が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究」
(ハウス食品5名、 東京大学名誉教授、京都大学名誉教授)
・2013年 医学賞「心臓移植をしたマウスにオペラの”椿姫”を聴かせたところ、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ生存期間が延びたという研究」
(順天堂大学・帝京大学・東京女子医科大学研究者5名)
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
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クラシックでも「椿姫」は「モーツアルトなど」よりも効果があり、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」、小林克也さんの英語教材、地下鉄の音、工事現場の音は効果ナシとのことでした。
石川さゆりさんの津軽海峡でダメなら美空ひばりさんとか島倉千代子さんはどうだろうか?などと私たちが口を挟めるような近しさがイグノーベル賞にはあるように思います。
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日本では「日本音楽療法学会」が2001年に発足して、聖路加病院の日野原重明先生が理事長をなさって活動が続いているそうです。
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この度の受賞研究もこのような活動の広がりを背景にしてなされたのだろうか?と思ったりします。
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日本人の受賞研究を一覧してみました。イグノーベル賞の雰囲気が何となく見えてくるような気がします。
・1992年 医学賞 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」 (資生堂研究員6名)
・1995年 心理学賞「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功」
(慶應義塾大学教授3名)・1996年 生物多様性賞「岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女など1000種類以上に及ぶ「ミニ種」の化石を発見したこと」
〜「ミニ種」はいずれもすでに絶滅しており、体長は0.3mm以下だったという
(化石研究所 所員)
・1997年 生物学賞 「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」 (関西医科大学講師ほか)・1997年 経済学賞 「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたこと」 (ウィズ社員、バンダイ社員)・1999年 化学賞 「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー”Sチェック”を開発した」 (探偵社社員)・2002年 平和賞 犬語翻訳機”バウリンガル”の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした」 (タカラ社員、日本音響研究所所員、獣医師 )
・2003年 化学賞 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」(兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した)(金沢大学教授)
・2004年 平和賞 「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」 (会社経営者)
・2005年 生物学賞 『においを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査』〜131種類の蛙がストレスを感じているときに出す特有のにおいを全部嗅ぎ分けてカタログ化した。 (ワイン研究所員)・2005年 栄養学賞 「34年間、自分の食事を撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析したこと」 (個人研究者)・2007年 化学賞 「ウシの排泄物からバニラの香り成分”バニリン”を抽出した研究」 (国立国際医療センター研究所研究員)
・2008年 認知科学賞 「単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したこと」
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・2009年 生物学賞 「ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは質量で90パーセント以上削減できることを示した」
(北里大学名誉教授ら)・2010年 交通計画賞「鉄道網など都市のインフラ整備を行う際、真正粘菌を用いて、輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究」
(公立はこだて未来大学・広島大学2名・科学技術振興機構さきがけプロジェクト・北海道大学3名ら研究者)
・2011年 化学賞 「火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発」
(滋賀医科大学講師・業界研究者5名・琵琶湖病院)
・2012年 音響賞 「自身の話した言葉をほんの少し遅れて聞かせることでその人の発話を妨害する装置”スピーチジャマー”(SpeechJammer)を発明」
(産業技術総合研究所所員・お茶の水女子大学研究員)
・2013年 化学賞 「たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、涙を誘う”催涙物質”が作られ、目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究」
(ハウス食品5名、 東京大学名誉教授、京都大学名誉教授)
・2013年 医学賞「心臓移植をしたマウスにオペラの”椿姫”を聴かせたところ、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ生存期間が延びたという研究」
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