2013年08月23日
A309・高齢化社会とお国柄
1、長寿国と少子高齢化社会
「日本は世界一の長寿国」と言うとプラスのイメージがありますけれど、反面、少子高齢化が進み、人口構成は本来望ましいピラミッド形とはかけ離れて高齢者側に強度に偏在する歪な形になるなっているという事実があります。
人口が減少する中で高齢者が増え続け福祉・医療が肥大化して政治・社会の不安定化を増す大きな要因となっています。
後期高齡者の一人として、糖尿病を抱えてはいますが、努めて一病息災を心がけ、先々介護などで迷惑を掛けることを極力避けるよう日々体質・体調管理に努めています。
「日本は世界一の長寿国」と言うとプラスのイメージがありますけれど、反面、少子高齢化が進み、人口構成は本来望ましいピラミッド形とはかけ離れて高齢者側に強度に偏在する歪な形になるなっているという事実があります。
人口が減少する中で高齢者が増え続け福祉・医療が肥大化して政治・社会の不安定化を増す大きな要因となっています。
後期高齡者の一人として、糖尿病を抱えてはいますが、努めて一病息災を心がけ、先々介護などで迷惑を掛けることを極力避けるよう日々体質・体調管理に努めています。
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・参加カテゴリーランキング”医療と健康” 486位/4281人中
”医療と健康(全般)” 15位/492人中
・総合ランキング 11769位/980038人中
日本の人口は現在の1億2千6百万人から2055年には9000万人に減少すると統計予測されています。
生産年齢とされている15〜64歳が大幅に減少し、65歳以上の人口構成比率が現在の20%から2055年には40%になると試算されているとのこと。
出生率は1,5を下回ったままですから日本は縮小化の坂道を下り続け、国力は低下の一途をたどりかねません。
成長する国と衰退する国とで世界地図は書き換えられる。その中で日本はどうなる?
否応なしに考えさせられます。
2、日本はまだまだ「高度成長後の温室気分」が残っている
朝日新聞(8月19、20日朝刊)に「アジア成長の限界」という記事が載り、
曰く「アジアの多くの国で、急速に進む少子高齢化が経済成長を阻み、政治や社会の不安定化につながる構図がある」とありました。
これからは「アジアの時代」との見方があって、「発展成長するアジア諸国の中で、日本は苦境に置かれている」という印象を持っていましたが、中国、インド、タイ、フィリピンでも(人口は何れも増加見込みですが)65歳以上の対人口比率は増加が見込まれ、高齢化の悩みは共通の問題であることを知りました。
記事では人口12億のインドに焦点が当てられています。
現役世代が増え続ける一方で、25年には65歳以上が1億人を超えるとされ、対人口比率は8%台とみなされ、日本の同年での見込み31%より格段に低いのですが、世界の新興国で財政状況が最も悪いグループに属し、財政負担が重くのしかかっていると報じています。
1人当たりの国民所得(2012年)は日本4万7870ドル、中国5740ドル、インド1530ドル、5210ドル、フィリピン2470ドルで、インドの貧困が目立ちます。更に貧富格差の激しさがあって、貧困高齢者の生活が思いやられます。
高齢者のみならず、貧困家庭では子が親を見捨てる現実があるようで、「両親と高齢者の扶養法」なる法律で、懲役刑の罰則つきで子供に対して親の世話を義務づけているとのことです。
日本に言い伝えられている「姥捨て山」とは異次元なのでしょうが、追い詰められた人間の心の変わりようが窺えて、深刻な社会問題と思われます。
政治家の選挙対策と評される中央政府と地方政府併せての年金(日本円換算月額630円)が標準的な支給額だそうです。この国には子に見捨てられた老母が集まる避難所があるとも伝えられます。
日本と彼の国とでは貨幣価値が違うでしょうから月額630円をどの程度に考えたらよいのかわかりませんが、桁違いに低い水準での生活を強いられていることは確かと見られます。
日本は高度成長を果たし豊かになった後に高齢化が進み、新興国は貧しいままに高齢化が進んだ!という見方があります。
この違いは確かでしょうが、現在の日本でも高齢者の医療・介護が財政上も、面倒を見る人の生活を巻き込んでいるという面でも大きな負担になっています。
だからといって、政治家の選挙対策で選挙票数の多い高齢者のご機嫌を伺うような資源配分をおこない続けては国家百年の計を損なうことになりましょう。
日本を縮小化、衰退の下り坂から反転して右肩上がりにさせるためには、少子化対策・若年者・生産年代の為に国家資源配分の重点をシフトして欲しいと望みます。
高齢者自身も、介護や応援をしていただく側の人々も、例えば「孤独」の問題では、より厳しい判断ベースで「ご機嫌を伺う」から「自立を促す」にシフトするような前向きの意識を高揚するような知恵を出し合っていきたいものだと思ったり致します。
人によって状況は違い、自立の意欲は1%から100%迄の幅があることでしょう。
人は誰でも目先の楽な方に流れます。惰性に流されていると、自立意欲0%に向かってしまいます。
面倒を見られる人も、見る側の人も、自立意識を1%でも高める事を基調とすることが日本を元気にする第一歩だと思っています。
バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
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1、「日記・諸事寸話」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
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5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
-・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
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日本の人口は現在の1億2千6百万人から2055年には9000万人に減少すると統計予測されています。
生産年齢とされている15〜64歳が大幅に減少し、65歳以上の人口構成比率が現在の20%から2055年には40%になると試算されているとのこと。
出生率は1,5を下回ったままですから日本は縮小化の坂道を下り続け、国力は低下の一途をたどりかねません。
成長する国と衰退する国とで世界地図は書き換えられる。その中で日本はどうなる?
否応なしに考えさせられます。
2、日本はまだまだ「高度成長後の温室気分」が残っている
朝日新聞(8月19、20日朝刊)に「アジア成長の限界」という記事が載り、
曰く「アジアの多くの国で、急速に進む少子高齢化が経済成長を阻み、政治や社会の不安定化につながる構図がある」とありました。
これからは「アジアの時代」との見方があって、「発展成長するアジア諸国の中で、日本は苦境に置かれている」という印象を持っていましたが、中国、インド、タイ、フィリピンでも(人口は何れも増加見込みですが)65歳以上の対人口比率は増加が見込まれ、高齢化の悩みは共通の問題であることを知りました。
記事では人口12億のインドに焦点が当てられています。
現役世代が増え続ける一方で、25年には65歳以上が1億人を超えるとされ、対人口比率は8%台とみなされ、日本の同年での見込み31%より格段に低いのですが、世界の新興国で財政状況が最も悪いグループに属し、財政負担が重くのしかかっていると報じています。
1人当たりの国民所得(2012年)は日本4万7870ドル、中国5740ドル、インド1530ドル、5210ドル、フィリピン2470ドルで、インドの貧困が目立ちます。更に貧富格差の激しさがあって、貧困高齢者の生活が思いやられます。
高齢者のみならず、貧困家庭では子が親を見捨てる現実があるようで、「両親と高齢者の扶養法」なる法律で、懲役刑の罰則つきで子供に対して親の世話を義務づけているとのことです。
日本に言い伝えられている「姥捨て山」とは異次元なのでしょうが、追い詰められた人間の心の変わりようが窺えて、深刻な社会問題と思われます。
政治家の選挙対策と評される中央政府と地方政府併せての年金(日本円換算月額630円)が標準的な支給額だそうです。この国には子に見捨てられた老母が集まる避難所があるとも伝えられます。
日本と彼の国とでは貨幣価値が違うでしょうから月額630円をどの程度に考えたらよいのかわかりませんが、桁違いに低い水準での生活を強いられていることは確かと見られます。
日本は高度成長を果たし豊かになった後に高齢化が進み、新興国は貧しいままに高齢化が進んだ!という見方があります。
この違いは確かでしょうが、現在の日本でも高齢者の医療・介護が財政上も、面倒を見る人の生活を巻き込んでいるという面でも大きな負担になっています。
だからといって、政治家の選挙対策で選挙票数の多い高齢者のご機嫌を伺うような資源配分をおこない続けては国家百年の計を損なうことになりましょう。
日本を縮小化、衰退の下り坂から反転して右肩上がりにさせるためには、少子化対策・若年者・生産年代の為に国家資源配分の重点をシフトして欲しいと望みます。
高齢者自身も、介護や応援をしていただく側の人々も、例えば「孤独」の問題では、より厳しい判断ベースで「ご機嫌を伺う」から「自立を促す」にシフトするような前向きの意識を高揚するような知恵を出し合っていきたいものだと思ったり致します。
人によって状況は違い、自立の意欲は1%から100%迄の幅があることでしょう。
人は誰でも目先の楽な方に流れます。惰性に流されていると、自立意欲0%に向かってしまいます。
面倒を見られる人も、見る側の人も、自立意識を1%でも高める事を基調とすることが日本を元気にする第一歩だと思っています。
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