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2017年06月16日

漫画『あつまれ!ふしぎ研究部』1巻の感想とあらすじ

『あつまれ!ふしぎ研究部』1巻の感想。


あつまれ!ふしぎ研究部
著者:安部真弘
掲載:週刊少年チャンピオン
1巻発売日:2017年4月7日

あらすじ・概要

南湘高校に通う1年生の五領大祐(ごりょう・だいすけ)は、これといってやりこともない男子高校生。大輔が部活を決めてかねていると先生から荷物を運ぶよう頼まれ、倉庫らしい建物を見つけて入ってみたのだが、そこは3人の女子生徒が集まってふしぎなことを研究している「ふしぎ研究部」だった。
オカルト研究担当の二宮鈴(にのみや すず)、マジック研究担当の神田千晶(かんだ ちあき)、催眠術研究担当の大原ことね(おおはら ことね)。部室にも彼女たちにも一貫性なんてものは何もなく、それぞれが思い思いの研究をするために寄せ集まって出来た部活動。
部員不足で廃部危機という現状を知り、あまり関わるまいと大輔は出て行こうとしたのが、ことねの催眠術にあっさり堕ちて入部させられることに・・・。
退路はないと察してとりあえず部活に残った大輔。3人の少女たちに振り回されっぱなしの賑やかな日々が始まった。

「ふしぎ」なことを研究している珍妙な3人の女の子が寄せ集まって出来た部活動に、不本意ながらも入部させられた平凡で健全な1人の男子高校生が、彼女たちの研究に振り回されるドタバタな日常の様子を描いた話。
高校の部活動をストーリーの中心にした、日常系学園ハーレムコメディ。略称は「ふし研」。
作者は、昨年9年の長期連載に幕を閉じたヒット作『侵略!イカ娘』を代表作に持つ、漫画家・安部真弘(あんべ まさひろ)さん。イカ娘でやれなかった学園物、お色気、男主人公など、興味を持った物を詰め込んで出来た作品とのこと。

感想

いきなりネガティブなこと言いますが、高い人気を誇ったヒット作を生み出した漫画家さんでも、新連載の次回作までヒットさせるのはなかなか難しいですね。最初から読者のハードルが高くなっていることや、担当者の意見をあまり交えず作者が好きなように描ける土台が出来あがっていることも大きく、むしろ売れないことの方が圧倒的多い印象があります。
ただ、中には連続で何作もヒットを生み出し続けている力のある漫画家さんも多くいます。代表的な方を上げるなら、『うる星やつら』『らんま1/2』『境界のRINNE』の高橋留美子さん。それから、『鋼の錬金術師』『獣神演武』『銀の匙』の荒川弘さんなどなど。実力のある漫画家さんはジンクスだのプレッシャーだのは跳ね返してしまうんでしょうね。
さて、こんな前置きなんかの後になんですが、今回紹介させていただく作品は『あつまれ!ふしぎ研究部』。人気漫画『侵略!イカ娘』を生み出した安部真弘さんの新連載とのことで、特に前作ファンから注目されている作品。正直、私は期待と共に不安も大きかったわけですが、設定や展開は定番ながらも読んでみるとこれがなかなか面白い。

メインの舞台は高等学校の部活動。その部活動はと言うと、3人の女子生徒が部室に使っている旧倉庫で不思議を研究している「ふしぎ研究部」。実際は、それぞれやりたいことがあったけど部員が集まらず、仕方なく寄せ集まって「不思議」を研究するという名目でなんとか立ち上げることができた部活動です。
そして、そこに迷い込んで来たのが入る部活を決めかねていた人畜無害そうな冴えない男子高校生・五領大祐。部員不足に悩んでいた彼女たちにとって格好の獲物でしかない大輔は、催眠術による勧誘(?)によって半ば強制的に入部させられ、ヘンテコなふしぎ研究に付き合わされていくことになります。
イカちゃんとは打って変わってお色気若干強めの学園コメディ。海と水着と女キャラが多かった割にお色気要素が少なかった前作とは異なり、コメディを基調とした上でラッキースケベなどのサービスシーンも少し多めに描かれております。作品の雰囲気がそう見せてるのかもしれませんが、直接的であっても下品さや不潔さはなく、いっそ清々しいとさえ思えてしまう見せ方でしたね。

研究と言いながらただ単に好き勝手やってるようにしか見えない肝心のヒロインたちは、3人とも文句なしに可愛いです。
1巻の表紙を飾っているのは、「催眠術研究担当」の3年生・大原ことね。いつも白衣を羽織っている胸の大きなお姉さんで、その武器を自ら堂々と利用してきます。おふざけにしか見えない部の中で唯一ガチな催眠術を使え、飄々とした佇まいからして最も敵には回したくない人物。
「マジック研究担当」の2年生・神田千晶。彼女のマジックには確かに種も仕掛けもありません。とりあえず「力技」と「気合い」でなんとかしようとしますから、そもそもマジックにすらなっていないという現実。とにかく全体的にアホで残念な子でした。
大輔の同級生で「オカルト研究担当」の二宮鈴。オカルト好き特有のいかにもな雰囲気を持った子ではなく、むしろオカルトが関わるとキラッキラと生き生きした表情を見せます。大輔にオカルトグッズをためそうとする困った子ですね。

そんなタイプの異なる3人の少女に大輔は振り回されていくことになります。男1人に女3人というハーレム様相で送られているわけですが、ラッキースケベと一緒に災難まで降り注いでいますから、羨ましいやら羨ましくないやら何とも言い難い部活動風景。
藁人形のダメージがもろにフィードバックしたり、催眠術のせいで下半身を晒す羽目になったりと、大輔にとっては苦難のオンパレードです。
でも、なんだかんだで災難を帳消しにするどころかおまけまで付いてくるような美味しい思いもしてますから、決して同情はできしませんし、本音を言えばやっぱり羨ましい。

どうしてもイカ娘と比べながら読んでしまいましたが、前作の作者らしい良いところも残したうえで、これまで出来なかった要素をたくさん盛り込んで上手くまとめていました。定番というかありがちな設定をしていながらも、それを巧みに調理して読者を引き込ませる構成とセリフ回しは面白く、最初に抱いていた不安は見事に吹き飛んでしまいました。私は特にイカ娘から変わらないなんとも言えない話のオチが好きです。
どのエピソードも安定しているので安心して読めるのもありがたい。最近は面白いけど難解で疲れる凝った作品が非常に多いので、こういう毒素が全くないコメディ作品は是非長く続いて欲しいですね。
巻末に大輔の妹ちゃんもちらっと登場してまた賑やかになりそうなので、2巻以降も(ちょっぴりエッチなところも含め)ふしぎ研究部の活躍に期待させていただきます。


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とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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