2016年12月29日
漫画『BUSTER DRESS』1巻の感想とあらすじ
『BUSTER DRESS』1巻の感想。
BUSTER DRESS
著者:貞松 龍壱
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年8月9日
22世紀末、人口の過剰増加により深刻な資源不足を招き、もはや地球という1つの星だけで人類が生きていくことは困難な状況に陥っていた。
人類は未来へ希望を繋げるため、新たに発見された惑星「セカンド・アース」の開拓へ乗り出す。20年以上の長き時間をかけたテラフォーム化により、惑星開拓は順調に進行されていたのだが、正体不明のテロが勃発したことによって戦争へ突入していた。
そんな戦場へ派兵された17歳の少年・葵春斗。高度なAIを搭載された巨大有人ロボット「バスタードレス」の相棒「ガンホーク」に搭乗し、部隊の仲間と共にセカンド・アースの地へ降り立った。しかし、突如部隊の前に現れた白いバスタードレスの襲撃を受け、壊滅的な被害を受けると同時に、バスタードレスのAIにも異変が・・・。
地球と似た環境へテラフォーム化された新惑星を舞台に、高度な人工知能を搭載した有人ロボットとパイロットのバディが、争乱収拾のために謎のテロに立ち向かう物語。
本格的なリアルロボット漫画です。単純に表紙のかっこよさに引かれて購入しました。アニメでは毎クール1つや2つは必ずロボット作品が製作される現在ですが、漫画になると意外と珍しいジャンルだったりしますね。
まず有人ロボット「バスタードレス」についてですが、表紙を見た感じだとどう見ても・・・。あの超有名ロボ作品『ガンダム』と似たフォルムをしてるので、関連作品と勘違いしそうになりますけど、全く関係ありません。それに読んでみると、似てると思える機体は主人公機の「ガンホーク」ぐらいなもので、他は味方機も敵機も二足歩行という共通点以外は特にそれらしさはありませんでしたね。
高度なAIを搭載することで、知能や感情のようなものまで得た次世代の戦闘用有人ロボット兵器、それが「バスタードレス」です。4種のフレームに無数のパーツと武装をパイロット1人1人の特性に合わせてカスタマイズされるため、全く同じ機体というのは1機たりとも存在しない専用機。基本の部分は同じなので量産機でありながら、専用機にもなるという感じです。
これが単純にかっこいい。パイロットごとにカスタマイズされるため、同じ機体が存在しないという設定も面白い。やはりロボットはいくつになってもテンションが上がります。
搭載されているAIが各種サポートをしてくれるわけですが、多くのAIは機械的反応しか示さないのに対し、主人公の相棒であるガンホークはロボットとは思えないほど豊かな感情表現をしています。さながら保護者のようにも見え、春斗自身も1巻開始当初から大切な家族のように思っているようです。
血の繋がった唯一の家族である兄を亡くしたガンホークに搭乗する17歳の葵春斗。その兄の死をきっかけにパイロットになる決意をして、そこでガンホークという新たな家族を得ました。
ガンホークに対しては強気に出ていても実際の性格は気弱ですね。パイロットには不向きにも見える精神的な弱さを見せますが、勇敢さも多少伺えました。1巻ではそれほど目立った活躍はなく、そのあたりは春斗の精神的・技術的部分での成長と合わせて2巻以降に期待です。
話の設定自体は良く言えば王道、悪く言えばありきたりですね。ただ、テロの正体は予想してた通りでしたが、まだ1巻ということもあって真相は定かではなく、謎も多いことからストーリー展開まで王道路線で進むかは不明。それに、ありがちとは言っても独自性もしっかり備えており、読んでいてもマンネリ感はありませんでした。
ガンホークやアストランティアのように人間味を感じるほどの感情や自我を持つ機体と、他の機械的なバスタードレスとでなぜ違いが生じたのかは気になるところですが、その違いの部分が敵との戦いには欠かせない重要性を秘めているようです。春斗たち人間の成長だけでなく、AIたちが何を考え、人とどう繋がっていくのかを見るのも楽しみなところ。
今後への高い期待を抱かせてくれるない湯でした。現時点でもそれなりに高い画力とはいえ、まだ新人さんということからさらなる向上も期待できるかもしれません。ロボット同士の戦闘は漫画にするとごちゃごちゃして分かり辛くなりがちですが、そこはなんとか大変だろうけどがんばって欲しいですね。
本格的なロボット作品を漫画で挑戦してくれたというだけでも、それなりに評価されてもいいと思ってます。主人公の成長やAIの行き着く先、伏線となっている謎、ツンなヒロイン候補がデレるのかなど、2巻以降どういう展開になるのか楽しみです。
【eBookJapan】 BUSTER DRESS
↑無料で立ち読みできます
BUSTER DRESS
著者:貞松 龍壱
掲載:講談社コミックス
1巻発売日:2016年8月9日
22世紀末、人口の過剰増加により深刻な資源不足を招き、もはや地球という1つの星だけで人類が生きていくことは困難な状況に陥っていた。
人類は未来へ希望を繋げるため、新たに発見された惑星「セカンド・アース」の開拓へ乗り出す。20年以上の長き時間をかけたテラフォーム化により、惑星開拓は順調に進行されていたのだが、正体不明のテロが勃発したことによって戦争へ突入していた。
そんな戦場へ派兵された17歳の少年・葵春斗。高度なAIを搭載された巨大有人ロボット「バスタードレス」の相棒「ガンホーク」に搭乗し、部隊の仲間と共にセカンド・アースの地へ降り立った。しかし、突如部隊の前に現れた白いバスタードレスの襲撃を受け、壊滅的な被害を受けると同時に、バスタードレスのAIにも異変が・・・。
地球と似た環境へテラフォーム化された新惑星を舞台に、高度な人工知能を搭載した有人ロボットとパイロットのバディが、争乱収拾のために謎のテロに立ち向かう物語。
本格的なリアルロボット漫画です。単純に表紙のかっこよさに引かれて購入しました。アニメでは毎クール1つや2つは必ずロボット作品が製作される現在ですが、漫画になると意外と珍しいジャンルだったりしますね。
まず有人ロボット「バスタードレス」についてですが、表紙を見た感じだとどう見ても・・・。あの超有名ロボ作品『ガンダム』と似たフォルムをしてるので、関連作品と勘違いしそうになりますけど、全く関係ありません。それに読んでみると、似てると思える機体は主人公機の「ガンホーク」ぐらいなもので、他は味方機も敵機も二足歩行という共通点以外は特にそれらしさはありませんでしたね。
高度なAIを搭載することで、知能や感情のようなものまで得た次世代の戦闘用有人ロボット兵器、それが「バスタードレス」です。4種のフレームに無数のパーツと武装をパイロット1人1人の特性に合わせてカスタマイズされるため、全く同じ機体というのは1機たりとも存在しない専用機。基本の部分は同じなので量産機でありながら、専用機にもなるという感じです。
これが単純にかっこいい。パイロットごとにカスタマイズされるため、同じ機体が存在しないという設定も面白い。やはりロボットはいくつになってもテンションが上がります。
搭載されているAIが各種サポートをしてくれるわけですが、多くのAIは機械的反応しか示さないのに対し、主人公の相棒であるガンホークはロボットとは思えないほど豊かな感情表現をしています。さながら保護者のようにも見え、春斗自身も1巻開始当初から大切な家族のように思っているようです。
血の繋がった唯一の家族である兄を亡くしたガンホークに搭乗する17歳の葵春斗。その兄の死をきっかけにパイロットになる決意をして、そこでガンホークという新たな家族を得ました。
ガンホークに対しては強気に出ていても実際の性格は気弱ですね。パイロットには不向きにも見える精神的な弱さを見せますが、勇敢さも多少伺えました。1巻ではそれほど目立った活躍はなく、そのあたりは春斗の精神的・技術的部分での成長と合わせて2巻以降に期待です。
話の設定自体は良く言えば王道、悪く言えばありきたりですね。ただ、テロの正体は予想してた通りでしたが、まだ1巻ということもあって真相は定かではなく、謎も多いことからストーリー展開まで王道路線で進むかは不明。それに、ありがちとは言っても独自性もしっかり備えており、読んでいてもマンネリ感はありませんでした。
ガンホークやアストランティアのように人間味を感じるほどの感情や自我を持つ機体と、他の機械的なバスタードレスとでなぜ違いが生じたのかは気になるところですが、その違いの部分が敵との戦いには欠かせない重要性を秘めているようです。春斗たち人間の成長だけでなく、AIたちが何を考え、人とどう繋がっていくのかを見るのも楽しみなところ。
今後への高い期待を抱かせてくれるない湯でした。現時点でもそれなりに高い画力とはいえ、まだ新人さんということからさらなる向上も期待できるかもしれません。ロボット同士の戦闘は漫画にするとごちゃごちゃして分かり辛くなりがちですが、そこはなんとか大変だろうけどがんばって欲しいですね。
本格的なロボット作品を漫画で挑戦してくれたというだけでも、それなりに評価されてもいいと思ってます。主人公の成長やAIの行き着く先、伏線となっている謎、ツンなヒロイン候補がデレるのかなど、2巻以降どういう展開になるのか楽しみです。
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