2016年12月13日
漫画『織田シナモン信長』1巻の感想とあらすじ
『織田シナモン信長』1巻の感想。
織田シナモン信長
著者:目黒川うな
掲載:ゼノンコミックス
1巻発売日:2015年12月19日
天正10年(1582)、本能寺の変により激動の人生に幕を下ろそうとしていた戦国大名・織田信長。志のためにとはいえ、非道な采配を多く振るってきた自らの人生に思いを馳せ、来世は犬畜生まで落ちるかと格好付けながら命を落とした信長は、マジで犬に転生して現代に降り立ってしまった。
信長だった当事の記憶を完全に残したまま、愛らしい柴犬として生まれ変わり、飼い主の女子高生に「シナモン」とラブリーな名前で呼ばれながら飼われていた。数々の戦を乗り越え、領土を拡大し、日ノ本統一まであと一歩のところまで迫った信長も、今では女子高生にリードで繋がれながらお散歩する毎日。
ドッグランに赴いたシナモンは、そこで信長であることを知る愛らしい犬と出会うのだが、その犬のかつての正体はなんと・・・。
戦国時代に数多の有名武将を従えて日ノ本を席巻した織田信長が、現代に<犬>として生まれ変わり、かつての壮絶な人生とはうって変わったゆる〜い日常を送る話。
織田信長、現代に降臨、ただし柴犬として、しかもラブリーな名前付きで。戦国あるあるも織り交ぜながら繰り広げられていく、ワンワンお犬様コメディです。
新しい織田信長にもほどがある作品ですね。転生した織田信長の姿はシナモンというラブリーな名前を付けられ、少しだけ立派な眉がある意外は普通に可愛い柴犬です。
口ではいろいろ不満言ってますけど、散歩には「出陣」とノリノリになって出かけ、可愛い女の子にお腹撫でられ極楽気分なったり、犬の本能のまま穴掘りをしてご満悦といったように、傍目には結構犬生活を満喫してるように見えますね。
散歩してる光景が犬から前世をイメージした姿に変わった場面には笑わせてもらえました。それから、大河ドラマで何度も本能寺の変により死亡しているというエンドレスループに嘆く信長とかおかしすぎます。
確かに面白い設定ではあるけどこれだけでは話が広まらないのではないかと思っていたところ、シナモンとして転生した町はまさかの群雄割拠。
犬として生まれ変わっていたのは信長だけではなく、武田信玄、上杉謙信、今川義元など、当時の宿敵たちまで記憶そのままに愛らしい姿になって登場してきました。
甲斐の虎とまで言われて畏怖されていた信玄公が愛嬌たっぷりのポメラニアンに、海道一の弓取りの異名を持つ今川義元はダックスフンドへと、それぞれ元のイメージからはかけ離れた姿になって転生してますね。ただし唯一、ジュリアンこと上杉謙信だけはボルゾイという綺麗な白い毛並みと立派な体格を持ち、犬になっても変わらず気高さと威厳を放っていました。
各武将だいぶ丸くはなっているものの、かつての因縁はまだ残っているようで、武田と上杉による誰もが知る有名な合戦がまさかの再現か!?・・・と思われたらやっぱり犬だとほのぼのとした光景になってしまいますね。
そして、誰よりも今の生活を満喫している今川義元も、ギルバートとしてかわいくなってはいるけど生活充実しすぎてなんか憎たらしい。何より驚いたのが彼の嫁です。元人間、異人、バックには「ボンジュール」のセリフと共に優雅な貴婦人の姿があり、民衆を激怒させたかの名言からして、もうあのお方しかないでしょうね。1番の有名人がまさかの今川の嫁になっていたという衝撃に吹きました。
出てくる武将も戦国関連の用語も知名度の高いものばかりなので、歴史にそれほど詳しくなくても楽しめる内容になってます。少なくとも、織田・武田・上杉などの戦国時代の有名武将ぐらい知ってれば問題ないと思います。それに、もしかしたら全く知らなくてもこの漫画をきっかけに歴史への興味が湧いてくるかもしれませんね。個人的にはもっとマニアックにしてもらってもいいかなと思ってますけど。
傍目からは可愛いワンちゃんたちがたわむれてる姿、でも実際繰り広げられているのは戦国武将のオッサンたちによるシュールなやりとり。各武将の逸話を織り交ぜながら、犬となった信長たちのコミカルな会話を楽しめるワンダフルな作品です。
予想以上に面白い作品でした。
【eBookJapan】 織田シナモン信長
↑無料で立ち読みできます
織田シナモン信長
著者:目黒川うな
掲載:ゼノンコミックス
1巻発売日:2015年12月19日
天正10年(1582)、本能寺の変により激動の人生に幕を下ろそうとしていた戦国大名・織田信長。志のためにとはいえ、非道な采配を多く振るってきた自らの人生に思いを馳せ、来世は犬畜生まで落ちるかと格好付けながら命を落とした信長は、マジで犬に転生して現代に降り立ってしまった。
信長だった当事の記憶を完全に残したまま、愛らしい柴犬として生まれ変わり、飼い主の女子高生に「シナモン」とラブリーな名前で呼ばれながら飼われていた。数々の戦を乗り越え、領土を拡大し、日ノ本統一まであと一歩のところまで迫った信長も、今では女子高生にリードで繋がれながらお散歩する毎日。
ドッグランに赴いたシナモンは、そこで信長であることを知る愛らしい犬と出会うのだが、その犬のかつての正体はなんと・・・。
戦国時代に数多の有名武将を従えて日ノ本を席巻した織田信長が、現代に<犬>として生まれ変わり、かつての壮絶な人生とはうって変わったゆる〜い日常を送る話。
織田信長、現代に降臨、ただし柴犬として、しかもラブリーな名前付きで。戦国あるあるも織り交ぜながら繰り広げられていく、ワンワンお犬様コメディです。
新しい織田信長にもほどがある作品ですね。転生した織田信長の姿はシナモンというラブリーな名前を付けられ、少しだけ立派な眉がある意外は普通に可愛い柴犬です。
口ではいろいろ不満言ってますけど、散歩には「出陣」とノリノリになって出かけ、可愛い女の子にお腹撫でられ極楽気分なったり、犬の本能のまま穴掘りをしてご満悦といったように、傍目には結構犬生活を満喫してるように見えますね。
散歩してる光景が犬から前世をイメージした姿に変わった場面には笑わせてもらえました。それから、大河ドラマで何度も本能寺の変により死亡しているというエンドレスループに嘆く信長とかおかしすぎます。
確かに面白い設定ではあるけどこれだけでは話が広まらないのではないかと思っていたところ、シナモンとして転生した町はまさかの群雄割拠。
犬として生まれ変わっていたのは信長だけではなく、武田信玄、上杉謙信、今川義元など、当時の宿敵たちまで記憶そのままに愛らしい姿になって登場してきました。
甲斐の虎とまで言われて畏怖されていた信玄公が愛嬌たっぷりのポメラニアンに、海道一の弓取りの異名を持つ今川義元はダックスフンドへと、それぞれ元のイメージからはかけ離れた姿になって転生してますね。ただし唯一、ジュリアンこと上杉謙信だけはボルゾイという綺麗な白い毛並みと立派な体格を持ち、犬になっても変わらず気高さと威厳を放っていました。
各武将だいぶ丸くはなっているものの、かつての因縁はまだ残っているようで、武田と上杉による誰もが知る有名な合戦がまさかの再現か!?・・・と思われたらやっぱり犬だとほのぼのとした光景になってしまいますね。
そして、誰よりも今の生活を満喫している今川義元も、ギルバートとしてかわいくなってはいるけど生活充実しすぎてなんか憎たらしい。何より驚いたのが彼の嫁です。元人間、異人、バックには「ボンジュール」のセリフと共に優雅な貴婦人の姿があり、民衆を激怒させたかの名言からして、もうあのお方しかないでしょうね。1番の有名人がまさかの今川の嫁になっていたという衝撃に吹きました。
出てくる武将も戦国関連の用語も知名度の高いものばかりなので、歴史にそれほど詳しくなくても楽しめる内容になってます。少なくとも、織田・武田・上杉などの戦国時代の有名武将ぐらい知ってれば問題ないと思います。それに、もしかしたら全く知らなくてもこの漫画をきっかけに歴史への興味が湧いてくるかもしれませんね。個人的にはもっとマニアックにしてもらってもいいかなと思ってますけど。
傍目からは可愛いワンちゃんたちがたわむれてる姿、でも実際繰り広げられているのは戦国武将のオッサンたちによるシュールなやりとり。各武将の逸話を織り交ぜながら、犬となった信長たちのコミカルな会話を楽しめるワンダフルな作品です。
予想以上に面白い作品でした。
【eBookJapan】 織田シナモン信長
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