2016年11月03日
漫画『涙雨とセレナーデ』1巻の感想とあらすじ
『涙雨とセレナーデ』1巻の感想。
涙雨とセレナーデ
著者:河内 遙
掲載:KCデラックス Kiss
1巻発売日:2015年10月13日
同じ剣道部の先輩に憧れを抱いている元気が取り柄の女子高生・片桐陽菜。なぜか雨の日にはきまって同じ夢を見てしまう。どこかも分からない場所で、佇む幼いヒナの目の前には見知らぬ男の子。強く降り出した雨を避けるため、彼に手を引かれ、そこで夢から目を覚ます。
ある日、音楽の授業の最中に不思議な音が聞こえ、同時に曾祖母から貰ったネックレスも光を放ち出し、気がつくと夢で見た光景と似た場所にいたヒナ。しかも、目の前にはあの男の子・・・ではなく、自分のことを「雛子様」と呼んでお嬢様のように扱う1人の青年。
これは夢・・・そう思いながら馬車に乗せられたヒナが辿り着いた場所には、自分と容姿が瓜二つの女性が居た。
音楽の授業中に突如明治40年にタイムスリップしてしまった女子高生が。彼女が飛ばされた先で出会ったイケメン御曹司と自分に瓜二つの伯爵家令嬢。3人が巡り合ったことで動き出す運命の恋を描いた物語。
男女3人の恋物語を描いた切ないタイムスリップロマンス。『夏色ランデブー』を手掛けた漫画家・河内遙先生の連載作品です。
タイムスリップする直前に光だした「曾祖母から貰ったネックレス」、夢を見たときにかならず降る「雨」が何かしらの鍵になっていると思われます。
ヒナ、雛子、孝章、それぞれが誰かしらに想いを抱いており、3人が3人共一方通行の片想いをしてるんだけど、そうとも言い切れない描写があって、何やらややこしい相関図を作っている作品。
ヒナ(陽菜)は現代の剣道部に所属する先輩に想いを寄せているけど少し孝章のことも気になる様子。雛子は孝章の許婚でありながら他に想いを寄せる男性がいるため、出来るならこの縁談は破談になって欲しいと思っています。孝章は幼い頃の思い出から雛子との縁組に前向きなんだけど・・・。
これだけでもかなりめんどくさい状況なんですけど、孝章の思い出の相手が雛子ではないのはほぼ確実なので、彼の想いが本当のところどこにあるのかははっきりしないんですよね。
実はヒナ(陽菜)がタイムスリップをしたのは今回が初めてというわけではなく、幼いころに同じ場所に飛ばされ、そこでまだ男の子だった孝章と運命の出会いを果たしているという。
孝章の想いはかつて幼い頃に遊んだヒナにあるのか、許婚として顔合わせをしたとき雛子に一目惚れしたのか。だんだん仲良くなっている女子2人は度々入れ替わって彼と会っています。
陽菜が雛子のふりをしている別人だと気づいたとき、彼はいったいどういう反応を示し、いったい何を思うのかは気になりますね。
最初はヒナの曾祖母が雛子かなと予想をつけていましたが、ちょっと年齢的には微妙なところなんですよね。絶対ありえないとも言えない微妙なところなので完全に否定することもできず、話を盛り上げるにはアリな展開でもあるため、その辺なんかもやもやしています。
気になった点がもう1つ。幼い頃に持っていたネックレスに付いている涙は3つだったのに、現代のネックレスは涙が2つになっているところ。ネックレスがタイムスリップの鍵になっているのだとしたら、涙の数だけタイムスリップできるという可能性もあるのかなと。そうだとしたら現代に戻っても、あと1度過去に飛べるということになりますね。そうなると、今度は曾祖母がヒナにあげたネックレスに涙粒がついていたことが疑問になるわけで、わけがわかなくなってる状態です。ただ、曾祖母がネックレスを持っていた事実を考えると、ある結末を予想してしまったりもします。
続きが気になりすぎておかしくなりそうですね。ただ、非常に面白かったことは確か。
ハッピーエンドを望んでいますが、タイムスリップものだと切ない別れは付き物なので、どこに着地するのかは楽しみ半分不安半分という感じです。
それぞれの想い、ネックレス、雨、曾祖母、とにかく謎が多く、それゆえ強く引き込まれるストーリーは続きが気になり、様々な展開や結末を予想できる楽しみもありました。
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涙雨とセレナーデ
著者:河内 遙
掲載:KCデラックス Kiss
1巻発売日:2015年10月13日
同じ剣道部の先輩に憧れを抱いている元気が取り柄の女子高生・片桐陽菜。なぜか雨の日にはきまって同じ夢を見てしまう。どこかも分からない場所で、佇む幼いヒナの目の前には見知らぬ男の子。強く降り出した雨を避けるため、彼に手を引かれ、そこで夢から目を覚ます。
ある日、音楽の授業の最中に不思議な音が聞こえ、同時に曾祖母から貰ったネックレスも光を放ち出し、気がつくと夢で見た光景と似た場所にいたヒナ。しかも、目の前にはあの男の子・・・ではなく、自分のことを「雛子様」と呼んでお嬢様のように扱う1人の青年。
これは夢・・・そう思いながら馬車に乗せられたヒナが辿り着いた場所には、自分と容姿が瓜二つの女性が居た。
音楽の授業中に突如明治40年にタイムスリップしてしまった女子高生が。彼女が飛ばされた先で出会ったイケメン御曹司と自分に瓜二つの伯爵家令嬢。3人が巡り合ったことで動き出す運命の恋を描いた物語。
男女3人の恋物語を描いた切ないタイムスリップロマンス。『夏色ランデブー』を手掛けた漫画家・河内遙先生の連載作品です。
タイムスリップする直前に光だした「曾祖母から貰ったネックレス」、夢を見たときにかならず降る「雨」が何かしらの鍵になっていると思われます。
ヒナ、雛子、孝章、それぞれが誰かしらに想いを抱いており、3人が3人共一方通行の片想いをしてるんだけど、そうとも言い切れない描写があって、何やらややこしい相関図を作っている作品。
ヒナ(陽菜)は現代の剣道部に所属する先輩に想いを寄せているけど少し孝章のことも気になる様子。雛子は孝章の許婚でありながら他に想いを寄せる男性がいるため、出来るならこの縁談は破談になって欲しいと思っています。孝章は幼い頃の思い出から雛子との縁組に前向きなんだけど・・・。
これだけでもかなりめんどくさい状況なんですけど、孝章の思い出の相手が雛子ではないのはほぼ確実なので、彼の想いが本当のところどこにあるのかははっきりしないんですよね。
実はヒナ(陽菜)がタイムスリップをしたのは今回が初めてというわけではなく、幼いころに同じ場所に飛ばされ、そこでまだ男の子だった孝章と運命の出会いを果たしているという。
孝章の想いはかつて幼い頃に遊んだヒナにあるのか、許婚として顔合わせをしたとき雛子に一目惚れしたのか。だんだん仲良くなっている女子2人は度々入れ替わって彼と会っています。
陽菜が雛子のふりをしている別人だと気づいたとき、彼はいったいどういう反応を示し、いったい何を思うのかは気になりますね。
最初はヒナの曾祖母が雛子かなと予想をつけていましたが、ちょっと年齢的には微妙なところなんですよね。絶対ありえないとも言えない微妙なところなので完全に否定することもできず、話を盛り上げるにはアリな展開でもあるため、その辺なんかもやもやしています。
気になった点がもう1つ。幼い頃に持っていたネックレスに付いている涙は3つだったのに、現代のネックレスは涙が2つになっているところ。ネックレスがタイムスリップの鍵になっているのだとしたら、涙の数だけタイムスリップできるという可能性もあるのかなと。そうだとしたら現代に戻っても、あと1度過去に飛べるということになりますね。そうなると、今度は曾祖母がヒナにあげたネックレスに涙粒がついていたことが疑問になるわけで、わけがわかなくなってる状態です。ただ、曾祖母がネックレスを持っていた事実を考えると、ある結末を予想してしまったりもします。
続きが気になりすぎておかしくなりそうですね。ただ、非常に面白かったことは確か。
ハッピーエンドを望んでいますが、タイムスリップものだと切ない別れは付き物なので、どこに着地するのかは楽しみ半分不安半分という感じです。
それぞれの想い、ネックレス、雨、曾祖母、とにかく謎が多く、それゆえ強く引き込まれるストーリーは続きが気になり、様々な展開や結末を予想できる楽しみもありました。
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