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2015年03月24日

ミクちゃん

今日、うちの猫の健康診断の為に獣医に行った。
待合室には常になく人が溢れていた。
どうしたんだろう、と思っていたら診察室から先生が出てきた。
先生は両手に犬を抱えていた。
犬の種類には詳しくないし、よく顔も見えなかったから確信はないけど多分柴犬。

待合室にいた人がいっせいに先生の元に集まった。
女性はハンカチで目頭を押さえている人が多い。
先生が、その中の最年長っぽい人に言った言葉。

「ミクちゃんは18年半生きました。素晴らしい18年だったと思います。
まだ赤ちゃんの頃に○○さんのお宅に来て、今日まで家族の皆に愛されていた。
今日も、平日の昼なのにこんなに多くの家族に看取ってもらえた。
ミクちゃんがドライアイになりましたよね?
あの時、お母さんもお姉さんも手をどんなに噛まれても私の指示通りに目薬を差し続けた。
2人とも、手には今も傷が残っていますよね。
でも、そのお陰でミクちゃんは最後まで目を開いて家族の顔を見ながら旅立つ事が出来たんです。
ミクちゃんの目を守ったのは家族の皆さんですよ。
私も、こんなにも愛された犬の生涯をずっと見続けてこられたことを幸せに思います。」

もうね…その御家族以外で待合室にいた人はみんな泣いてたよ。
最後にそのお母さんが腕に抱いたミクちゃんをそこにいた皆に見せて
「どうか撫でてやってください。これも縁ですから」っておっしゃるので撫でてきた。
すごくすごく愛されて、幸せな生涯を生きた犬なんだと思うとまた涙が出た。

こういう言い方は良くないかもしれないけど、
ミクちゃんと、この御家族の別れに立ち会えて良かったと心から思ったよ
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